ホーム > 市政全般 > 広報・広聴・市民参加 > 広聴 > 市民の声 > 市民の声:医療体制の見直しについて

更新日:2023年4月1日

ここから本文です。

市民の声:医療体制の見直しについて

要旨

父が先日、高熱・嘔吐等で意識障害があったため、施設の医師の判断で救急要請してもらった。救急隊が病院へ連絡したが、受け入れ先は見つからず、15時過ぎに救急要請して、搬送されたのは21時過ぎであった。このような現在の医療体制を、すぐに見直してほしい。また、海浜病院での面会の緩和等もしてほしい。

回答内容

まず、現在の新型コロナウイルス感染症に係る医療提供体制につきましては、千葉県において、病床確保計画によりフェーズごとの確保病床数を定め、感染状況に応じた対応を行っているほか、本市では、病床稼働率を引き上げるための転院受入協力金や、検査体制を拡充するためのPCR検査等協力支援金等の医療機関への支援などを実施することで、病床が逼迫しないよう対策を行っております。
次に、新型コロナウイルス感染症を除く、手術や入院が必要な重症患者に対応する二次救急医療体制につきましては、千葉県において、救急告示病院及び診療所を認定しているほか、千葉保健医療圏である千葉市限定で、4以上の医療機関に照会しても搬送先が決まらない救急患者などを対象として、一時的であっても受入先を確保する、搬送困難事例受入医療機関支援事業を実施しております。
また、本市では、主に車や徒歩で来院された帰宅可能な軽度の救急患者への外来診療を行う、休日救急診療所や夜間応急診療などの初期応急診療を提供することで、大病院の病床の逼迫を防いでおります。これらで診療を行った結果、重症患者だった場合は、搬送先となる二次医療機関を輪番制により整備しているほか、令和元年11月に夜間内科の二次救急医療体制を見直し、夜間応急診療からの受入用病床2床に加え、新たに救急車からの受入用に2床を確保するなど、搬送困難事案の抑制に取り組んでおります。
現在、救急患者の受入れが円滑に行われるよう、本市や千葉県にて上記対策を行っているところですが、医療資源に限りがある中、新型コロナウイルス感染症専用病床の確保や発熱外来の診療を実施するには、感染された方や感染の疑いがある方を、空間や時間的に分離する必要があり、その結果として、従来からある病床の減少や、診療時間短縮などの影響が生じており、全国的に医療提供体制が逼迫している状況です。
また、救急車の要請は増加傾向であり、令和4年中の本市の出動件数は過去最多の66,892件で、令和3年比11,328件の増加となっております。
このような状況から、新型コロナウイルス感染症の感染拡大期には、救急搬送困難事案が多発し、その結果、救急患者が受け入れられるまでにかなりの時間を要するとともに、1件当たりの救急隊の拘束時間も長くなっております。
本市としましては、市民の皆様に安心して生活していただけるよう、上記支援に引き続き取り組んでまいります。
なお、新型コロナウイルス感染症につきましては、令和5年5月8日に感染症法上の分類が「2類相当」から「5類」に移行させる方針が決定されており、スムーズな移行となるよう、国や県、そして関係機関とも連携し、適切な医療提供体制の構築に取り組んでまいります。
最後に、海浜病院における面会制限の緩和・対策につきましては、直近の地域の感染状況や院内のコロナ患者数などを見極めながら、面会制限の緩和を検討してまいります。また、感染対策としてマスクの着用や手指消毒を徹底し、面会者の人数や時間、部屋の換気などを工夫し、院内クラスターを発生させないよう適切な感染対策を講じてまいります。

(お問い合わせ)
・医療提供体制に関すること
保健福祉局医療衛生部医療政策課 TEL 043-245-5210
・救急車に関すること
消防局警防部救急課 TEL 043-202-1657
・海浜病院に関すること
病院局市立海浜病院事務局 TEL 043-277-7711

このページの情報発信元

総合政策局市長公室広報広聴課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟6階

ファックス:043-245-5796

kohokocho.POM@city.chiba.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを編集して、改善提案する改善提案とは?