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更新日:2023年12月1日

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市民の声:高齢者へのタクシー助成について

要旨

高齢者へのタクシー代補助などの制度がない。今まではバスがあったので駅前の病院まで往復することができたが、バス(大椎台団地線)が10月から大幅減便されたことにより、高齢の母はタクシーを使わざるを得ない状況である。
高齢者になれば行くべき病院は数か所になるが、低所得の高齢者1人世帯でもタクシーの補助もないため、このまま高齢者が通院のために車の運転を続けなければならなくなっている。
また、高齢者が多い大木戸台団地、大椎台団地はバスが大幅な減便となっているので困っている方は多い。市としてコミュニティバスなど巡回バスを走らせる、タクシー補助券を出すなど、高齢者であっても、安心して通院できるように考えてほしい。

回答内容

はじめに、本市では、かつて敬老乗車券として、高齢者に対するバスやモノレール運賃に対する助成を行っておりましたが、対象者の増加や介護など多様なニーズへの対応が必要となってきたことを背景に、平成19年度をもって廃止しており、現在、高齢者の公共交通機関の使用に対する助成制度はありません。今後更なる高齢者人口の増加を踏まえますと、タクシー券の助成は困難であると考えております。
今後、高齢化がますます進展し、高齢者施策の充実が求められていく中で、高齢者の交通手段の確保の重要性は認識しているところでありますが、事業対象者となる高齢者の増加、医療・介護などの財政需要への対応、平均寿命の延伸による長寿の概念の変化などにより、高齢福祉施策における優先順位を考慮しながら事業を実施しております。
限りある資源・財源の中、高齢者の健康づくりや介護保険サービスにおける必要な買い物・通院などの移動支援、できる限り住み慣れた地域で生活できる環境整備など、高齢者施策の充実に取り組んでまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
次に、当該路線については、バスを運行する千葉中央バス株式会社から、令和5年10月1日で廃止したいとの意向が示されたため、路線維持について協議を重ね、令和6年3月31日までの運行継続が決定した経緯があります。市ではその後も令和6年4月以降の運行継続等を求めてきましたが、令和6年3月31日をもって路線を廃止するための届出を千葉中央バス株式会社から国に提出したとの報告を受けました。
当該路線の大幅減便・廃止の理由について確認したところ、当該路線は、事業を開始した昭和50年代から運営を続けていた路線で、これまで何年も路線収支の赤字が続く中、公共交通事業者の責務として運行を続けてきたものの、コロナ禍により会社の経営状況が厳しいことや慢性的に続く運転手不足のため、路線維持に必要な人員の確保が出来ないことなどから、廃止等の判断を行ったとのことでした。
市では令和2年度から、コロナ禍で大きな影響を受けているバス等の公共交通事業者に対して、感染拡大防止対策や運転手養成に係る費用への補助、事業継続のための支援金の支給等を継続的に実施し、地域公共交通の維持に努めてきましたが、当該路線のような身近な地域公共交通であるバス路線廃止の決定を受け、公共交通不便地域の拡大を防ぐため、現在、地域の生活交通の確保を図るための代替手段等の検討をしているところです。
居住されているお母様の元には、町内自治会等を通じてアンケート調査等のお願いが届くこともあるかと思いますので、ご協力いただければと思います。

(お問い合わせ)
・高齢者施策に関すること
保健福祉局高齢障害部高齢福祉課 TEL 043-245-5166
・交通機関に関すること
都市局都市部交通政策課 TEL 043-245-5352

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