緊急情報
更新日:2025年9月16日
ここから本文です。
たばこの煙には、約5,300種類の化学物質(粒子成分が4,300種類、ガス成分が約1,000種類)が含まれ、その中には70種類近くの発がん性のある化学物質が含まれています。
たばこの煙の中に含まれている化学物質が、のどや肺など、たばこの煙に直接触れる場所だけでなく、血液を通じて全身に運ばれ、様々な疾患のリスクを高めます。
主流煙:喫煙者がたばこから直接吸い込む煙
呼出煙:喫煙者がたばこを吸った際に吐き出す煙
副流煙:たばこの先から出る煙

喫煙による健康影響は、主流煙を吸い込む能動喫煙によるものと、主に副流煙を吸い込む受動喫煙によるものに分けられます。
どちらも、のどや肺に到達した有害物質が血液を通じて全身に運ばれ、がんや脳卒中等の健康被害を引き起こします。

たばこに含まれるニコチンは、ヘロインなどの麻薬以上に依存症になる人の割合が多い依存性薬物です。
自分でも気づかないうちに「ニコチン依存症」となり、やめたくてもやめづらくなってしまいます。

リーフレット「たばこの煙はあなたの健康を損ないます。」
たばこの煙や粉じんなど、有害な物質を長年吸い込み続けることで起こります。
初期は息切れ、せき、たんなどありふれた症状ですが、ゆっくりと呼吸障害が進行し、酸素療法が必要になるなど命に係わる病気です。
原因の90%は喫煙で、喫煙者の5人に1人が発症すると言われています。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)を予防、進行を阻止するには早期に禁煙することが有効です。
COPDについて、理解を深めましょう。
リーフレット(外部サイトへリンク) (出典:千葉県ホームページ「喫煙による健康影響」)
質問票(設問数5問)を用いて、COPDの可能性を調べることができます。
質問票(外部サイトへリンク) (出典:千葉県ホームページ「喫煙による健康影響」)
健康な人の肺は、表面が滑らかで、色が明るい。喫煙している人の肺は、全体的に黒く、一部真っ白になっていて、でこぼこしています。白いところは肺がんです。
でこぼこしているところはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)のうち肺気腫(本来の肺構造が破壊されて空気がたまってしまい、うまく息が吐けなくなる病気)です。
健康な肺がよく膨らむのに対し、喫煙者の肺は弱々しくゆっくり膨らみます。また、喫煙者の肺は健康な肺より少し遅れてしぼみ、呼吸の間に完全にしぼむことができません。
最後には、息を吸いづらくなって、呼吸が苦しくなることを体験します。
喫煙による健康への影響の一つである、COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、呼吸がしづらくなる病気です。
たばこの入っている容器はタール瓶といいます。これは、1日半箱吸う喫煙者の肺が、1年の間に肺に取り込む発がん性物質の量を示しています。
たばこをやめられないのは、「意志が弱いから」ではありません。
たばこに含まれるニコチンには依存性があり、たばこをやめにくくさせています。禁煙外来や禁煙補助剤を利用すると、比較的楽に禁煙に取り組むことができます。
このページの情報発信元
保健福祉局健康福祉部健康推進課
千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟5階
電話:043-245-5794
ファックス:043-245-5659
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください