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更新日:2023年3月24日

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 一般国道357号湾岸千葉地区改良事業

事業概要

wangan東京湾岸道路の一部である一般国道357号は、東京湾に接する主要都市を結び、国際空港や国際戦略港湾などの物流拠点、オフィス・レジャー施設へのアクセス等、産業・生活両面において不可欠な幹線道路であり、千葉市においては、東京方面と内房方面を結び広域的な都市活動を支えるほか、商業施設やレジャー施設を備えた「幕張新都心」、「千葉都心」、「蘇我副都心」の三都心を結び、都心間の連絡機能も持った重要な幹線道路です。

一般国道357号湾岸千葉地区改良事業は、一般国道357号の千葉市美浜区~千葉市中央区間の延長10.6kmを6車線(一部地下立体化)に改良する事業として、道路管理者である国土交通省千葉国道事務所が行っております。延長10.6kmのうち、千葉地区の5.6kmは平成15年度に事業化され、平成28年10月に全線が開通されました。残りの蘇我地区5.0kmも平成29年度に事業化され、早期工事着手に向け、現在、手続き中です。

国道357号位置図

湾岸千葉地区改良の課題

交通情勢

主要渋滞箇所

 

主要渋滞箇所とは、渋滞関係データから渋滞が多発している箇所や特定日に混雑している箇所を抽出し、一般の皆様や民間事業者、道路管理者らが渋滞箇所を特定したもので、湾岸千葉地区改良区間(以下「改良区間」)には主要渋滞箇所が連続しており、慢性的な渋滞が発生しているため、主要渋滞箇所の解消に向けた取り組みが求められています。

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                     (出典:第8回千葉県湾岸地域渋滞ボトルネックWG)

周辺環境

国道357号の周辺には京葉臨海コンビナート、国際拠点港湾(千葉港)、広域防災拠点、地域災害拠点病院、第三次救急医療施設などが立地しており、国道357号を利用して各活動が行われています。

京葉臨海コンビナート

京葉コンビナートは、千葉県千葉市から富津市の臨海部にまたがる工業地帯で、日本最大のエネルギー・素材産業の集積地です。臨海部に面することから、多くの企業が国道357号を利用した経済活動を行っていますが、改良区間の旅行速度は低くボトルネックになっていることから、輸送等の経済活動の妨げとなっています。

国際拠点港湾(千葉港)

国際拠点港湾とは、国際海上輸送網の重要な拠点として定められた港湾で、千葉港は東京湾の湾奥部に位置し、北は市川市より南は袖ケ浦市まで6市にまたがり、海岸線延長約133kmに及ぶ日本一港湾区域の広い港で、我が国有数の港湾貨物量を誇っています。港から内陸部への輸送にあたっては国道357号の横断が必要となるものの、主要渋滞箇所が多く存在し、渋滞による輸送の妨げが発生しています。

 

広域防災拠点(蘇我スポーツ公園)

広域防災拠点とは大規模災害発生時における本市の救援、復旧、復興のための後方支援型活動拠点となるもので、蘇我臨海部に立地する蘇我スポーツ公園は、地震災害時においても陸・海・空からのアクセスが比較的容易であることから、国・県等より要請があった場合は、東京湾臨海部の広域的な防災ネットワーク拠点としての運用も計画されています。陸路での活動においては、国道357号を経由した市内、県内等各地への輸送、救援活動が想定され、道路の機能として安全性、信頼性が求められます

地域災害拠点病院

地域災害拠点病院とは、県内や近県で災害が発生した際、傷病者の受け入れや医療救護班の派遣等を行う災害時の救急医療の拠点となる病院で、千葉市内には千葉大学医学部附属病院、国立病院機構千葉医療センター、千葉県救急医療センター、千葉市立海浜病院の4つがあります。この4つの病院は国道357号の周辺に位置しており、病院間の連携や搬送・救命活動には安全かつ円滑な搬送路が求められています

第三次救急医療施設

第三次救急医療施設とは、一刻を争う重篤な救急患者の対応を行う医療施設で、千葉県医療センターは千葉市全域を対象とした、数少ない単独型の「高度救命救急センター」として、24時間体制で救急医療を行っており、1秒を争う救命活動においては円滑な搬送路の確保が求められています

千葉地区

市内の国道357号では、朝夕を中心に著しい渋滞が発生しており、道路管理者の国土交通省千葉国道事務所において、千葉市美浜区真砂~中央区問屋町までの延長5.6kmの改良事業(6車線化、地下立体化、交差点改良)を平成15年度から開始されました。平成27年5月及び9月に、稲毛浅間神社前交差点から登戸3丁目交差点間を6車線に拡幅、平成27年12月に地下立体区間等が開通、平成28年10月に花園橋の完成により、千葉西警察署入口交差点から稲毛浅間神社前交差点間の6車線化が完了し、事業区間の全線が開通しました。

湾岸千葉地区改良事業(千葉地区)

蘇我地区

市内の国道357号のうち、湾岸千葉地区改良事業(千葉地区)(以下「千葉地区」)については平成28年10月に全線が開通しましたが、延伸部にあたる湾岸千葉地区改良事業(蘇我地区)(以下「蘇我地区」)においても主要渋滞箇所が連担し、その平均旅行速度は改良を行った千葉地区や市原地区と比べ著しく低くボトルネックとなっていることから平成29年度に事業化されました。千葉地区の整備と一体となって輸送時間・通勤時間の短縮や定時制・速達性が確保され生産性が向上するなどのストック効果が期待されています。

湾岸千葉地区改良事業(蘇我地区)

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