緊急情報
更新日:2025年1月14日
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千葉市インターンシップ事業の一環として、美浜区選挙管理委員会で大学生2名を実習生として受け入れました。
期間:平成30年7月24日(火曜日)~7月26日(月曜日)3日間
場所:美浜区役所
選挙管理委員会の組織や事務内容について学ぶとともに、模擬投票では実際に投票所を設営して、投票の受付から終了後の開票作業まで体験しました。
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区長との懇親会 |
区役所若手職員とのランチミーティング |
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投票箱を組み立てたり、実際に投票所を設営しました。
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模擬投票の受付 |
開票作業 |
さて、今回のインターンシップの目玉である選挙啓発についてです。
選挙を取り巻く現状と課題を分析し、選管職員とともに選挙啓発企画を考え、まとめた結果を関係者の前で発表しました。
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『目指せ!投票率向上 ~若者の声を政治に届けるために~』をテーマに3つの視点から選挙啓発企画案を考案しました。
1.投票コストの削減
(1)行動のコスト
・大学生が投票しやすくなるように、大学内に不在者投票が出来る環境を整備する。
・投票用紙を兼ねたはがきをポストに投函することで、投票できるよう郵送での投票を可能とする。
・地域によっては、電車やバスを乗り継いで、交通費を掛けて投票に来る人が存在することから、みんなが歩いて投票に行けるように期日前投票所を増設する。
(2)決定のコスト
・自分の考えに近い候補者や政党が見つかるボートマッチの普及啓発
2.政治意識の向上にむけて
(1)時事検定の活用
・TOEICや漢字検定のように時事検定の重要度や価値を高め、自治体が独自の検定を作成することで、地方政治や社会問題を意識するきっかけになる。
(2)ポイント制度の導入
・これまでの啓発物資は配布型や投票に行くと割引サービスを受けられる等のご褒美型が多く、政治意識の向上にはつながっていないと思った。そこで、『政治学習行動』にポイントを付与することで、政治意識を向上させられないか考えた。例えば、選挙管理委員会で開催する模擬投票に参加し、投票の仕組みを学んだり、討論会に参加したりして、開催者と参加者、両者にメリットがある仕組みを作る。
千葉市で7月20日から始まった『ちばシティポイント』を活用し、対象事業としていく。
3.地方選挙の投票率を向上させるための対策
・千葉市で行われているような候補者によるツイッターでのネット討論会など、SNSの利用や、地区イベントに参加したり、住民との意見交換会を開催するなど、全国の自治体でも同様の動きが拡大、活発になるようにする。
・投票を“コスト”という視点で捉え、投票率向上に結び付けていて新鮮に感じた。
・政治意識という潜在的な部分に目を向け、どうすれば有権者が増えるかという非常に難しい課題に対し、既存システム(時事検定やポイント制度)と掛け合わせて、方法を考え出したことが素晴らしい。
・ボートマッチというインターネットツール(スマホで通勤中にでも簡単に出来る)という発想は、さすが若者だと思った。
・“コスト”という最近の若者らしい考えで投票を捉え、どのようにすればその障害となるものを解決できるか短い期間でまとめられていて大変良かった。
・自分で調べて発表することにより、今まで知らなかったことや気づかなかったことを知ることが出来て、勉強になった。
・三日間、自分にとって実りあるインターンシップであったと思う。
※関連リンク千葉市インターンシップ事業
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