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ホーム > イベント・観光・市の紹介 > 公園 > 公園の建設 > 平成30・31年度整備『かわど手づくり公園』(中央区川戸町)
更新日:2023年3月30日
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地域のみなさんが主体となって整備する「手づくり公園」。
平成25~26年度に整備された「手づくり公園まさご」に続き、
千葉市で2か所目となる「かわど手づくり公園」が令和元年6月に開園しました。
公園整備がどのように進んだのか、地域のみなさんによる公園づくりをご紹介します。
近隣のみなさんと市で、これからどんな公園をつくっていきたいか話し合いを重ねました。
公園づくりは地域のみなさんが主体となって進め、手づくりでは難しい施設を市が整備するという役割分担のもとに、話し合いを進めました。
話し合いの場では、様々な意見やアイディアが集まりました。
子供からお年寄りまでが共に憩い、楽しめる公園にするために何度も意見を交わしながら、必要な施設やその配置を決めていきました。
地域のみなさんと作成したイメージ図
4月 整備前の多目的広場の様子
5月 ボランティア全体会議の様子
10月 ボランティア全体会議の様子
話し合いの結果、市が整備する施設は、フェンス、手洗い場、照明灯等となりました。
フェンスは高さが3mと1.2mの2種類です。整備後は、ボール遊びができるような空間になります。
フェンス1(高さ3.0m)
フェンス2(高さ1.2m)
手洗い場
照明灯
1月からは地域のみなさんが主体となって、公園の整備が進みました。
整備する施設は、「花壇」「日陰だな」「駐輪場」等です。
地域の方々もそれぞれの得意分野や公園への想いから、上記の3グループに分かれ、取り組みました。
平板ブロック等の資材の多くは、他の公園で使わなくなったものを再利用しています。
公園に運び込む作業は、地域のみなさんと市が協力しながら行いました。
4tダンプや軽トラックで何度も往復しました。
平板を積み込んでいる様子
花壇グループの活動をお知らせします。
花壇の枠組を作り、その後、土の搬入、花苗を植え付けます。グループの皆さんで協力し、枠組みがどんどん出来上がっていきます。
花壇の枠を固め、レンガで意匠を施していきます。寒さにも負けず、整備がどんどん進んでいきます。
1月から2月にかけて、公園の顔となる大きな花壇が整備されていきました。
花壇のかたちが出来た後は、その周りに平板ブロックを敷いていきます。
素敵な花壇の面影が見えてきました。
地面にはたくさんの石がありました。少し掘るだけでコンクリートガラ(瓦礫)も出る状態であり、将来、子供たちが駆け回ることを考えると対応が必要でした。そこで、ガラと土をふるい分け、除去していきます。
この作業は春先の暖かな頃まで続き、公園内の大きなガラはほとんど取り除かれました。
ふるい分けた土、落ち葉、腐葉土で花壇の土をつくっていきます。落ち葉は近くの市民緑地から、地域の方々が集めてきたものです。
花壇が完成しました。
鮮やかな花々が咲き誇る花壇です。デージーやノースポール等が美しく、通りからもよく見えます。花壇を一年中 華やかにするために、苗床も整備されました。
花苗の一部は「花いっぱい市民活動助成制度」を活用しています。
花苗の助成制度については、こちらへ。
公園の奥にある花壇は、ネモフィラの青が鮮やかです。
舗装も景観に組み込んでおり、オシャレな雰囲気です。
続いて、駐輪場グループの活動をお知らせします。
駐輪場を整備する場所をスコップで掘り、砕石を敷いて、その上に平板ブロックを平らになるよう並べていきます。千葉市造園緑化協同組合のボランティアの方に協力いただきながらの作業です。
駐輪場予定地
駐輪場の土を人力で転圧します。
自転車の倒れ防止パイプの位置を確認し、平板を並べて間隔を調整しています。
完成した駐輪場です。プロも驚く仕上がりです。
続いて、車止めと入口の舗装をつくっていきます。
整備前後を比べてみると、とても綺麗な入口に変わったことが分かります。車止めは他の公園で使われていた再利用品です。
整備前の入口
整備後の入口
入口を平板で舗装するとともに、車止めの受けもつくっていきます。入口の両サイドの花壇とも平板で繋げ、一体感を出します。
最後に日陰だなグループの活動をお知らせします。
設置位置を決め、その後は、地面を平らに均し、基礎ブロックを埋め込み、鉄のパイプでくみ上げていきます。
日陰だなの位置と範囲を決めます。転圧した後に、平板ブロックを敷いていきます。
地中に埋め込んだコンクリート製の基礎に鉄のパイプを打ち込み、モルタルで固めていきます。
鉄のパイプとクランプを用いて、日陰だなを組み上げていきます。下には平板が敷かれており、日陰だなの姿がおぼろげに見えてきました。
日陰だなの周りには、丸太の花壇やテーブル、ベンチ等も設置されました。
何もなかった広場が、地域の憩いの場に生まれ変わりました。
その後、記念樹の藤が植えられ、将来は藤棚になっていく予定です。
。
その他にも、園名板や植栽も地域の皆さんによって整備されました。
完成した公園の平面図です。素敵な公園になりました!
かわど手づくり公園は令和元年6月1日に開園し、6月16日に地域主催の開園式典が開催されました。
市長をはじめ多くの方が出席されました。
かわど手づくり公園管理運営協議会会長と
地元自治会の松風会会長。
たくさんの人たちから親しみを持たれるように願いを込めて、藤の記念植樹が行われました。
第21地区連絡協議会会長と市長による植樹
地域の子供たちも植樹に参加
開園式典の後には、地域の方々によって様々な催しが行われました。その一部を紹介します。
ストラックアウト
スーパーボールすくい
グランドゴルフ
かわど手づくり公園のこれからの発展を子どもたちの風船に乗せて……
現在、これまで整備に携わってきた地域の皆様により、「かわど手づくり公園管理運営協議会」が設立され、地域が主体となった公園の管理運営が行われています。
地域の方々によるきめ細やかな管理運営によって、この公園が、もっと魅力的な空間に育っていくことでしょう。
このページの情報発信元
都市局公園緑地部公園建設課
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