更新日:2022年8月3日

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スズメバチの種類と生態

人が郊外へと住居を広げていくにつれ、元々そこに棲んでいる虫たちの住みかを侵害する結果となり、虫たちと人間との間にトラブルが増えています。ここでは、保健所に寄せられる相談の中で多い『スズメバチ』について取り上げます。

一覧

  1. スズメバチの種類
  2. オオスズメバチの成虫とキイロスズメバチの巣
  3. スズメバチの一生
  4. アナフィラキシー(アナフィラキシーショック)

1.スズメバチの種類

種類 キイロスズメバチ コガタスズメバチ オオスズメバチ
体長 働きバチ:17~24mm 働きバチ:21~27mm 働きバチ:27~40mm
女王バチ:25~28mm 女王バチ:25~29mm 女王バチ:43~45mm
形態 黄色の長い毛が体を覆うため、飛んでいるときは黄色く見える 黒褐色の体に黄色の縞 世界でも最大のスズメバチ
各種昆虫、クモなど セミ、カマキリなどの大型昆虫の他、他種のスズメバチやミツバチも襲う
営巣場所 軒下、屋根裏など 庭木や生け垣の木の枝 地中(舗装してある市街地には住めない)
巣の形 球形 最初は逆トックリ型
発達すると球形
球形
危険度 人家に巣を造ることが多く、刺傷事故が最も多い 木の枝に巣を作っているため、見つけにくく、剪定中や草刈り中に誤って巣に触れて刺される場合がある 縄張り意識が強く、巣に近づいたり、食事中に近づいただけでも刺される場合がある
オオスズメバチ>>キイロスズメバチ>コガタスズメバチ

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2.オオスズメバチの成虫とキイロスズメバチの巣

オオスズメバチの成虫 キイロスズメバチの巣
↑オオスズメバチの成虫 ↑キイロスズメバチの巣

(写真提供:株式会社環境コントロールセンター)

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3.スズメバチの一生

スズメバチの一生

一度作った巣を、次の年に再び使うことはありません。

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4.アナフィラキシー(アナフィラキシーショック)

ハチに刺されるとハチ毒が体内で抗体を作り、その抗体が作用して以下のアレルギー症状を引き起こすことが知られています。

  • 皮膚症状(じんましん、湿疹など)
  • 消化器症状(嘔吐、下痢、腹痛など)
  • 呼吸症状(気管支ぜんそく、呼吸困難など)
  • 全身症状(冷や汗、めまい、発熱など)

このアレルギー症状が、複数同時にかつ急激に出現した状態を「アナフィラキシー」といいます。

中でも、呼吸困難・血圧が下がる・意識を失うなどショック症状を伴う反応を特に「アナフィラキシーショック」と呼びます。

ハチに刺されてアナフィラキシーの反応が見られた場合は、一刻も早く医療機関を受診しましょう。

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このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部保健所環境衛生課

千葉市中央区問屋町1-35 千葉ポートサイドタワー12階

ファックス:043-238-9945

kankyo.PHO@city.chiba.lg.jp

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