更新日:2022年8月3日

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アリガタバチの生態

人が郊外へと住居を広げていくにつれ、元々そこに棲んでいる虫たちの住みかを侵害する結果となり、虫たちと人間との間にトラブルが増えています。ここでは、保健所に寄せられる相談の中で多い『アリガタバチ』について取り上げます。

アリガタバチの生態

形態

アリガタバチ

成虫は体の色が赤褐色で、光沢があります。(いわゆる“飴色”です)

アリガタバチはオスとメスで形態が異なります。

オスとメスの比較

  オス メス
体長 約1.5mm 2~3mm
人体への害 刺すことはなく、吸血もしない 皮膚を刺す(ただし吸血はしない)
寿命 2~3日 2ヶ月以上越冬する場合もある
成虫の羽の有無 あるものとないものがいる なし

生態

世界共通の品種で、日本では主に関東から西に生息しているとの報告があります。

アリガタバチは、一般に次の図のような一生を送ります。

アリガタバチの一生

シバンムシアリガタバチは、シバンムシの幼虫に卵を産みつけます。

人体への害

成虫は、春から秋にかけて出現することが多く、皮膚を刺すことがあります。

対策

アリガタバチは、体は小さくてもハチの一種

刺されて痛みがひどいときには、医師の診断・治療を受けましょう。

アリガタバチそのものは、殺虫剤に弱い生き物

目の前にいるものには、市販の殺虫剤を使う方法もあります。

殺虫剤を使う前には、説明書をよく読みましょう

畳の中で発生したものの場合

畳の高熱処理が最も効果があります。(畳店に依頼します=有料です

ただし、ナイロン糸を使った畳など高熱処理ができないものもあるので、必ず事前に確認してください。

同時にシバンムシなどの発生防除を行う必要があります

家の中でアリガタバチだけが大発生することは少なく、どこかで寄主となるシバンムシなども発生しています。

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このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部保健所環境衛生課

千葉市中央区問屋町1-35 千葉ポートサイドタワー12階

ファックス:043-238-9945

kankyo.PHO@city.chiba.lg.jp

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