緊急情報
更新日:2016年9月8日
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災害はいつ起きるかわかりません。災害への備えは、災害が起きたときのことをイメージし、どう行動するかを事前に考えることが大切です。また、災害が起こったときのために、具体的な対応や連絡方法について家族と話しておくとともに、日ごろからご近所と交流しておくことも大事です。ご自分と子どもを守るために、ご家庭や地域での災害対応の参考にしてください。
1. 家の中の安全対策
2. 妊産婦・乳幼児のための非常用物品
3. 災害発生後の対応
4. こころとからだのケア
自宅を安全な場所にすることがなによりの災害対策になります。日ごろからの安全なスペースの確保は、災害時だけではなく、子どもの事故防止にもつながります。家庭で地震発生を想定した訓練をしたり、地震がきたら自分の身を守るように子どもと約束をしましょう。
・家の中に逃げ場としての安全な空間をつくっておきましょう。
・火災の発生を防ぐようにしましょう。
・寝室や子どものいる部屋にはできるだけ家具を置かないようにしましょう。
・安全に避難できるように、出入口や通路には物を置かないようにしましょう。
・ 移動防止器具は2方向以上に取り付けましょう。
・ ガラスに飛散防止フィルムを貼りましょう。
・ テレビ台は重量があるため、壁などに固定しましょう。また、テレビも壁や台に固定しておきましょう。
・ 二段重ねの棚は金具などで固定しましょう。
・ ポール式を使用するときはストッパーを併用しましょう。
・ L 字金具で家具を固定するとともに、扉の開放防止器具を設置して、飛び出しを防止しましょう。
・ 本棚から本などが飛び出さないよう滑り止め対策をしましょう。
千葉市では、哺乳ビン、調製粉乳、おむつを備蓄していますが、数に限りがあり、個々の乳幼児にあわせたものではありません。使い慣れたものをすぐに持ち出せるようにしておきましょう。また、普段から非常用物品を持ち歩いておくと、外出時に被災した場合に役立ちます。災害がどこにいても起きることを想定して備えましょう。
非常持出袋は、避難する時にさっと取り出せる場所に置きましょう。軽くてコンパクトな物品を選び、持ち出せるか実際に作ってみましょう。
水や食料は、1人3日から1週間分を備蓄しましょう。いつも使う物品を多めに購入することで十分な備えになります。
「非常時の持出品・備蓄品チェック表(妊産婦・乳幼児用)」(ワード:77KB)を参考にして準備しましょう。
□母子健康手帳 □診察券 □お薬手帳 □マタニティマーク
□生理用品 □清浄綿
□分娩準備品(紙おむつ・タオル・ビニールシートなど)
□ミルク用飲料水 □調整粉乳 □哺乳ビン □離乳食(レトルト食)
□おやつ □スプーン・ストロー・スパウト □歯ブラシ
□授乳ケープ □肌着 □紙おむつ □おしりふき
□抱っこひも □おもちゃ □子ども用のくすり
□子どもの医療証
・健康保険証や母子健康手帳等常時持出袋に入れておけないものは、コピーや番号の控えを用意しておくことも有効です。
・妊娠中は冷えるとお腹が張ったりする場合があります。できるだけあたたかくしましょう。
・水分を十分に取らず、長時間無理な姿勢でいると、血行不良になります。妊婦は血栓ができやすいため、足を動かし、水分を十分に取って予防しましょう。ストレッチなどをして、からだをリラックスさせましょう。
・おなかの張りに伴い軽く出血するかもしれません。清潔なナプキンをあてて休みましょう。出産につながる場合もあるので、病院や助産師に連絡しましょう。
・予定日は早まる可能性もあります。規則的な痛みを伴うお腹の張り、粘りのある出血、破水があるときは我慢せず、直ちに救助を求め、医療者がいる場合は声をかけるか、診療可能な病院(かかりつけ医)等で診てもらいましょう。
・破水の場合には、清潔なおむつやタオルをあてて横になりましょう。
・陣痛が始まったら、焦らず横になれる場所を見つけて、あわてずゆっくりと呼吸を整えましょう。落ち着くほど安全にお産をすすめることができます。
・ショックで一時的に母乳量が少なくなっても、飲ませ続けることで、また出るようになります。今までどおり授乳方法を変えないことが大切です。
・カセットコンロを準備するとガスが止まってもミルク用のお湯が準備できます。
・哺乳ビンが無いときや消毒が十分でないときには、清潔な紙コップ等を使いましょう。
・硬水は消化不良を起こしやすいので、軟水を用意しましょう。
災害時は、不眠や食欲低下などのからだの変化だけではなく、無気力になったり、感情の起伏が激しくなったりするなど、こころも影響を受けることがあります。しかしこのようなこころの変化は、災害時誰にでも起こりうる正常な反応で、ほとんどの変化は、時間とともに回復していきます。無理をしないで、自分を大切にしましょう。
・話せる人に気持ちを聞いてもらいましょう。我慢する必要はありません。
・家族でも言えないことがあるかもしれません。専門家に相談しましょう。
・からだを動かすこと、眠ること、食べることを大事にしましょう。
・子どもは環境の変化を敏感に察知し、不安な気持ちになりやすいものです。抱きしめたり、話を聞いたり、そばにいて安心させてあげましょう。
・子どもが求めるなら添い寝をするなど、安心して眠れるよう手助けしましょう。
・食欲低下や食べ過ぎ、嘔吐・下痢・便秘などの症状が出ることもあります。生活リズムをできるだけ崩さないようにしましょう。
・食欲が出ないこともあるので、食べ慣れたものが準備できているとよいでしょう。
・ウェットティッシュなどでからだを清潔に保つことを心がけましょう。
・トイレが使えない場合、ごみ袋の中に消臭砂や新聞紙等を入れ排泄しましょう。ナプキンやおむつも同様にごみ袋に入れ、袋の口をしっかり結びましょう。
・消毒剤などで生活環境も清潔に保ちましょう。
・安全のため、離れたトイレや暗がりには決して一人で行かないようにしましょう。
・お互い声をかけあって、安全を確認しましょう。
このページの情報発信元
保健福祉局健康福祉部健康支援課
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