更新日:2022年10月11日

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電磁波に関する情報

  1. 電磁波とは
  2. 電磁波の人体への影響について
  3. 電磁波についての御相談
  4. 関連ページの御紹介

1.電磁波とは

「電磁波」とは、「電界」と「磁界」が交互に発生しながら空間を伝わっていく波のことです。「電界」とは、空間に電気の力が働いている状態のことをいいます。電線などの電流をよく通すもの(導体)に電圧がかかると、そのまわりに「電界」が発生します。「磁界」とは、空間に磁気の力が働いている状態のことをいいます。「磁界」は磁石の周りや、電流が流れている導体の周りに発生します。金属などの導体に電流が流れると、その周りに磁界が発生します。このように、電界と磁界が交互に発生しながら空間を伝わっていく波のことを「電磁波」といいます。詳細については一般社団法人電気安全環境研究所電磁界情報センターの電磁波とは(外部サイトへリンク)のページを御覧ください。

2.電磁波の人体への影響について

通信や放送などで使用される電波について、世界保健機関(WHO)の見解では、「携帯電話端末及び携帯電話基地局からの電波ばく露により、がんが誘発・促進されることは考えにくく、健康への明らかな重大影響はない」としています。

また、総務省では、「我が国をはじめ国際的な専門機関では、電波防護指針を下回る強さの電波によって健康に悪影響を及ぼすという確固たる証拠は認められない」としています。詳細は総務省の電波が人体に与える影響について(外部サイトへリンク)のページをご覧ください。

なお、電波の生体安全性評価に関する最新の研究・検討状況については、総務省の生体電磁環境に関する検討会(外部サイトへリンク)のページをご覧ください。

3.電磁波についての御相談

携帯電話等の電磁波については、電波法により免許事業となっており、国によって一元的に扱われています。千葉市域は総務省関東総合通信局の管轄となりますので、次の窓口に問い合わせをお願いします。

お問い合わせ先:総務省関東総合通信局お問い合わせ相談窓口(外部サイトへリンク)

また、一般社団法人電気安全環境研究所電磁界情報センターのお問合せページ(外部サイトへリンク)でも電磁界(電磁波)に関する疑問等にお応えしておりますので、併せて御利用ください。なお、本市では電磁界を測定する組織や会社は紹介しておりませんが、電力設備から発生する電磁界については、電力会社が磁界測定を行っています。詳細については、各電力会社のホームページを御覧ください。

4.関連ページの御紹介

  1. 総務省:電波と安全な暮らし、知っておきたい身近な電波の知識(パンフレット)(外部サイトへリンク)
  2. 総務省:携帯電話基地局とわたしたちの暮らし(パンフレット)(外部サイトへリンク)
  3. 総務省:電波利用ホームページ、総務省における電波の安全性に関する研究(外部サイトへリンク)
  4. 一般社団法人電気安全環境研究所電磁界情報センター(外部サイトへリンク)

参考 電磁波の長期的影響に関する研究について

電磁波の長期的影響に関する研究については、これまで、小児白血病、携帯電話の使用による発がん性及び電磁過敏症等が報告されてきました。しかし、総務省が開催する「生体電磁環境に関する検討会」の第一次報告では、現時点のリスク評価としては、これまでの国内外の研究機関等による長期間の研究によっても、その存在を示す確かな科学的証拠は発見されていないものと認識していることを発表しています。詳細は生体電磁環境に関する検討会(外部サイトへリンク)のページをご覧ください。

(1)小児白血病

1979年、アメリカで15歳までの子供を対象に白血病や脳腫瘍について調査を行ったところ、白血病による死亡率は送電線近くに住む子供たちで高くなっているとの報告を受け、磁界が健康に及ぼす影響について真剣に研究されるようになりました。送電線からの超低周波と小児白血病の明確な因果関係は結論付けられていませんが、何の関連もないと言い切ることはできないのが現状です。詳細は国立環境研究所の電磁波の人体への影響、超低周波と小児白血病(外部サイトへリンク)を御覧ください。

(2)携帯電話の使用による発がん性

2011年5月31日、国際がん研究機関は、携帯電話による通話の発がん性評価について、グループ2B(発がん性があるかもしれないグループで、分類事例としては他にコーヒーや漬物等があります。)に分類されることを発表しました。これは、携帯電話を使うとがんになるということではなく、その発がん性の可能性を完全に否定できないということを意味しており、国際がん研究機関では、携帯電話を長期間にわたり長時間使用することについて更に研究を行うことが重要であるとしています。

詳細は総務省の「電波と安全な暮らし、知っておきたい身近な電波の知識」(外部サイトへリンク)を御覧ください。

(3)電磁(波)過敏症

電磁過敏症は様々な非特異的症状が特徴であり、悩まされている人々はそれを電磁界への暴露が原因と考えています。WHOファクトシートNo.296によれば、最も一般的な症状は、皮膚症状、神経衰弱性及び自律神経性の症状等です。現在のところ電磁過敏症には明確な診断基準がなく、電磁過敏症の症状を電磁界暴露と結び付ける科学的根拠はないと結論付けられています。詳細は一般社団法人電気安全環境研究所電磁界情報センターの電磁(波)過敏症(外部サイトへリンク)を御覧ください。

このページの情報発信元

環境局環境保全部環境保全課

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