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更新日:2022年4月20日
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千葉市では、次世代の産業を担う子供の起業家精神(アントレプレナーシップ)を育むため、市内の大学や企業と連携してものづくりの楽しさや、経済・金融の仕組みを学ぶ機会を創出しています。
この取り組みの一環として、小・中学生を対象に、起業体験を通じて様々な課題を発見し、解決していく中で、働くことや経済の仕組み、地域社会との関わりを学習する「西千葉子ども起業塾」を開催しています。
市内に所在を置くJFEスチール株式会社東日本製鉄所(千葉地区)の協力のもと、子どもたちが一般消費者に対して物を販売するB to C(business to customer)ではなく、企業(JFEスチール)に対して交渉・提案を行い、成果に応じた報酬を得るというB to B(business to business)の体験型プログラムです。
子どもたちにあまり馴染みがない会社対会社の仕事を通じて、日常では目にしない社会や経済の動きを学んだり、取引先と何度も交渉を重ねて悩みながら意思決定をしたりする中で学びを深めます。
2021年度は、上記のような企業への提案や交渉などのプログラムは「発展コース」と位置づけ、事前に必要な知識や姿勢など基本的なことを学ぶ「入門コース」を新設し、2コース制で開催しました。
西千葉子ども起業塾の企画や運営は、千葉大学などの大学生が中心となって開催しています。
▼開催概要(入門コース)
▼開催概要(発展コース)
▼参加した小・中学生の声(アンケートより抜粋)
※全3回、すべて9時00分~15時00分
オンライン会議ソフト「Zoom」を使用して開催
小学4年生~中学2年生 計28名
参加者は会社の経理という設定で、すごろくを通じて、帳簿の書き方やキャッシュフローの概念を学びました。
すごろくを進める中で発生するさまざまなイベント(経費や給与支払いなどの支出、仕事の受注による収入など)による支出・収入を帳簿に入力しながらすごろくを進めました。
参加者は牛乳の生産・加工の会社、相手先はオーガニック商品の販売会社という設定でBtoBの営業を体験しました。
数人の会社(チーム)に分かれて、本物の社会人相手に営業プレゼンを繰り返し、フィードバックをもらいました。
参加者は、まず音声付のストーリーを見ながら企画開発のポイントを学びました。
その後、ある会社から依頼を受けた設定で、依頼元のリサーチやヒアリングなどを行いながら企画開発を体験しました。
千葉大学(教育学部 藤川研究室)、千葉市
敬愛大学、千葉経済大学
※その他、社会人ボランティアなど多くの方のご協力をいただきました。厚く御礼申し上げます。
2021年8月3日(火曜日)~8月5日(木曜日)
※全3回、すべて9時00分~17時00分
千葉大学西千葉キャンパス(稲毛区弥生町1-33)
小学4年生~中学3年生 計38名
「JFEスチール株式会社の贈答品を企画しよう!」
JFEスチールが、自社の取引先企業やお世話になっている方々などに送る「贈答品」を、参加した小・中学生が6つの会社(チーム)に分かれて企画・提案を実施。
■開塾式
塾長からの挨拶、主催者(千葉大学、千葉市)や来賓(JFEスチール)からの挨拶、参加者と大人との名刺交換などを実施しました。
JFEスチールや製鉄などについての説明(JFEスチール)、融資や税金についての説明(千葉銀行、千葉東税務署)などを受けました。
各会社に分かれて、
・贈答品の企画、デザイナーへの相談
・JFEスチールへのヒアリング・商談
・銀行との融資交渉
・会社の賃借料や事務用品のレンタルなど、必要経費の支払い
・給与支払い
などの会社活動を実施しました。
1日目に引き続き会社活動を実施し、メインの企画案のデザイン作成を、プロのデザイナーに発注しました。
■企画プレゼンテーション
デザイナーから提供されたデザイン画などを使用したプレゼン資料を作成し、各会社からJFEスチールに向けて企画をプレゼンしました。
■成果報酬受取
プレゼンされた企画を一つずつ評価し、JFEスチールが各会社に支払う報酬を決定しました。
報酬額や評価ポイントなどを発表後に、JFEスチールから各会社に模擬通貨「ラビット」が支払われました。
■決算・清算
発表された報酬を受けて、各会社で決算を算出しました。
融資の返済や税金の納税などさまざまなお金の動きの中で、各会社の損益が確定しました。
■閉塾式
各会社から企画内容や決算などの報告や、修了証書授与、塾長からの挨拶などを行い、閉塾しました。
※神谷市長も出席しました。
■温度を保てる!ロゴ入りタンブラー
JFEスチールのロゴを入れた保温・保冷機能付きタンブラー。
同社で製鉄しているステンレスをPR。
■スチールペン
JFEスチールのロゴを入れたボールペン。
グラデーションを入れたデザインや黒・赤の2色展開で、年齢・性別問わず使用できる仕様に。
■ステンレス食器セット
ステンレスのコップ、皿、スプーン、フォークのセット。
パッケージにJFEスチールのロゴや鉄の歴史などをデザイン。
■チェックなハンカチ
JFEスチールのロゴが入ったハンカチ。(シーアイランドコットン100%)
役職者などが使用することを想定し、濃いチェック柄でクールな印象を与えるデザインに。
■スチール缶入りバウムクーヘン
工場で作られる鉄のロールに似ていることから発想したバウムクーヘン。
スチール缶のふたには、JFEスチールのロゴと感謝の言葉がプリントされている。
■スマスタ―
スマホスタンドの機能がついたボールペン(赤、青、緑、黒)
人気が出て欲しいという思いを込めて「スター」をつけて命名。
JFEスチール担当者など |
今年の塾長(大学生)は、なんと小学生時代に |
千葉東税務署の担当官から税金の講義 |
千葉銀行の担当者と融資の相談 |
西千葉市では「ラビット」という通貨が流通 |
各会社が会議を重ねて企画を検討 |
JFEスチールへの企画提案に向けて |
遠隔地にいるJFEスチール担当者と |
プロのデザイナーとの打合せで |
働いた対価として |
プレゼンテーションによって |
最終日の会社の決算では |
困難を乗り越えた仲間同士、素敵な笑顔で締めくくり |
千葉大学(教育学部 藤川研究室)、千葉市
JFEスチール株式会社、株式会社千葉銀行、株式会社プロシードジャパン、株式会社オフィス303、株式会社ビジネス・ブレークスルー、敬愛大学、千葉経済大学、千葉東税務署
※その他、社会人ボランティアなど多くの方のご協力をいただきました。厚く御礼申し上げます。
※アンケート回収中のため、回収でき次第掲載いたします※
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