千葉市版アプローチカリキュラム作成の手引き
- 平成27年4月から子ども・子育て支援新制度が始まり、「量の拡充」として新設園が増えている一方で、幼児教育・保育の「質の向上」が強く求められています。
また、平成29年3月の幼稚園教育要領、保育所保育指針等の改訂において、幼児教育と小学校教育の円滑な接続の重要性があらためて示されました。
- そのような中、千葉市では、私立幼稚園や民間保育園、公立保育所、小学校の代表者などからなる「幼保小連携・接続検討会議」を立ち上げ、市内の幼稚園・保育所・認定こども園に通うすべての児童が、小学校接続を意識した質の高い幼児教育が受けられる状態を目指し、検討を進めています。
- この手引きは、どの園でも、小学校接続が意図的・計画的に行えるよう、平成29年度にモデル実施園として取り組んでいただいた3園(私立幼稚園・民間保育園・公立保育所)の実践・成果をまとめたものです。
- 各園の教育方針や創意工夫を妨げるものではなく、あくまで参考としてお示しするものです。
- この手引きを参考に、各園において、新たな幼稚園教育要領、保育所保育指針等への理解を深めるとともに、指導計画等を見つめ直すきっかけとしていただき、教育・保育の一層の質の向上が図られることを心から願っています。
- 今回の手引きでは、29年度モデル実施園の取組みをまとめた指導計画の月案をお示ししていますが、今後も、30年度モデル実施園の取組みや、各園の具体的な活動事例などを踏まえて更新していくことを予定しています。
千葉市版アプローチカリキュラムとは
- 「アプローチカリキュラム」とは、「就学前の幼児が円滑に小学校の生活や学習へ適応できるようにするとともに、幼児期の学びが小学校の生活や学習で生かされてつながるように工夫された5歳児のカリキュラム」です。(出典:国立教育政策研究所、「幼小接続期カリキュラム全国自治体調査」)
- この手引きでは、アプローチカリキュラムを指導計画等に組み込むこと(=「千葉市版アプローチカリキュラム」)を提案し、その具体的な手法を示しています。
- 各園がそれぞれの理念や特色、創意工夫を生かしつつ、5歳児後半の指導計画等を小学校への接続を見据えてより良い内容に見直しましょう。
千葉市版アプローチカリキュラム
千葉市版アプローチカリキュラム(第1版)(PDF:3,507KB)