更新日:2021年7月15日

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令和元年度モデル実施園による座談会を開催しました

令和元年度のモデル実施園3園、連携小学校、カリキュラムコーディネーターによる座談会を開催し、昨年度の振り返りや現在取り組んでいる各園、各校の工夫、今後の連携などについて意見交換をしました。

開催日

令和2年9月16日(水曜日)

参加者

令和元年度モデル実施園

由田学園千葉幼稚園

  • 山﨑園長先生

座談会(幼稚園)

明徳土気こども園

  • 北村園長先生
  • 岸井副園長先生
  • 龍主幹保育教諭
  • 金野年長担当保育士
  • 石渡年長担当保育士

座談会(こども園)

高洲第一保育所

  • 村田総括主任保育士

座談会(保育所)

令和元年度モデル実施園連携小学校

花見川第三小学校

  • 栗林教務主任

座談会(小学校)

土気小学校

  • 石川教務主任

座談会(小学校2)

幼保小連携接続カリキュラムコーディネーター

千葉大学教育学部

  • 冨田特命教授

座談会(カリキュラムコーディネーター)

概要

モデル実施園の振り返り

  • アプローチカリキュラムの作成について、主体的な遊びを通して保育を行う当園のカリキュラムは、先月までの育ち、今の興味関心、そこを踏まえたねらい、内容、その先の予測が多様に、ごちゃ混ぜになっていることが課題だった。コーディネーターからの助言により整理整頓できたことがよかった。
  • 子どもたちの日々の興味関心、発見、活動に向かう姿をまとめていく作業を通して、私たち自身がもっと考えなければならないこと、子どもたちの育ちを補償しなければならないことに気づいたり、その過程が幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の共同性や思考力の芽生え、豊かな感性と表現などに繋がっていることを再確認したりすることができました。
  • 小学校へ訪問した際、子どもたちは初めのうちは学校はこんなに大きいところなんだとか、プールってこんなに大きいところなんだ、そういったところに目を向けて帰ってきましたが、2回目、3回目になっていると、子どもたちの興味関心っていうところもすごく広がってきて、小学校へ向かう途中でマンホールの模様が違うことに気づいたり、道路に落ちてるごみについて考えたりと小学校だけじゃないところにも興味を持ち始めました。小学校との連携というと、どうしても直接的な連携を考えてしまうが、子どもたちは様々な興味関心をもっており、小学校と直接的な連携以外でも学びに繋がっていることを感じた。
  • 小学校とは、新型コロナウイルスの対策はどういうふうに行われてるだとか、学校再開の時期がバラバラなのにスタートカリキュラムはどのようにやっているか、園の自粛中の保護者対応とか、今年度の交流どうしていこうかとか、様々な意見交換をできる関係ができた。
  • 年間の振り返りをする中で、保育の見直しが月の指導計画、日誌に結びつかない、考察の部分が難しいという課題があり、ミーティング時に記入しやすい様式を用いての話し合いを行うようにしました。話し合いをする中で何回も様式を変更し、やりやすいやり方を模索する中でカリキュラムコーディネーターのアドバイスを受け、振り返りをするときに“出来たこと”と“次月も継続すること”をマーカーペンで色分けしたことでとても分かりやすくなりました。
  • 小学校と隣接しているメリットとして、保育所の年長児の姿、保育の様子を小学校の先生方に見て知っていただく機会ができました。毎月の保育所だよりを職員室前の廊下に掲示してもらったり、アプローチカリキュラムを読んでいただいたりと子ども同士の交流のみならず、職員同士の交流ができました。

連携小学校の振り返り

  • 先生方の意識を変えるという、小学校の意識を変えるということが非常に大切だなと感じたので、校長と話をし、教員が幼稚園や保育園に行かせていただいて授業を見てみるというのはやっぱり大切になってくるはずだろうと話をしていました
  • また、コロナ対策で子ども同士の交流は控えていますが、小学校に来てもらったり、校庭の遊具で遊んだりといった交流や、手紙などの交流はしていきたいと考えています。
  • 小学校と幼保、お互いを知るということが、とってはすごくいい成果、効果、収穫だった。スタートカリキュラムを作るときに、園のアプローチカリキュラムをしていることから、つなげる時に子どもの実態に合わせてお互いに段差少なくした学習活動を展開できるのじゃないのかなというふうに考えています。
  • 教員は人事異動があるが、引き続きお互いに顔の見える関係性が継続できるように校内でも周知をしていきたい。

カリキュラムコーディネーターからの講評

  • 千葉市のアプローチカリキュラムは、その園が長年培ってきたこと、元々あるカリキュラムを最大限生かして、そして子どもたちの声を取り入れて地域の声を取り入れながら、学校の先生方の力添えいただきながら、アプローチカリキュラムを創っていく、また、柔軟に見直しをしながら作りかえていくことができていると思います。
  • 1年やり終えてみて気を付けなければならないのは、昨年やったことに縛られないという柔軟な発想も大事だなって思います。去年と同様ではなく、子どもの様子、声を聴きながらカリキュラムが評価し見直されるべきでしょうね。
  • コロナ禍だからといった状況で出来ることと出来ないこと多いと思いますが、子どもの声にフォーカスして、子どもたちに最後まで寄り添うアプローチカリキュラム、そしてスタートカリキュラムを作って、そこをシェアできる大人たちの人間関係が作れると良いですね。

議事録

令和元年度モデル実施園座談会議事録(ワード:62KB)

このページの情報発信元

こども未来局幼児教育・保育部幼保支援課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟8階

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