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更新日:2025年10月9日
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花見川区さつきが丘団地の中央にある「国指定史跡 犢橋貝塚」をご存じでしょうか。令和7年10月25日は、犢橋貝塚で初めて発掘調査が行われてからちょうど100年の日にあたります。今から約4,000年前、犢橋貝塚に暮らしていた縄文人がお祭りをしていたのと同じ場所で、犢橋貝塚の歴史や縄文人の知恵を学べるお祭りを開催します。あなたも、縄文人の気分を味わってみませんか?

令和7年10月25日(土曜日)10時00分~15時30分 (雨天の場合、一部内容変更)
※参加無料、事前申し込み不要
〇千葉市犢橋貝塚公園(千葉市花見川区さつきが丘1丁目18)
〇千葉市さつきが丘公民館(千葉市花見川区さつきが丘1丁目32-4)
(雨天の場合:千葉市立さつきが丘東小学校 体育館)
※さつきが丘公民館は、犢橋貝塚公園と道路を挟んで向かい側です。
バス:〇JR新検見川駅から京成バス「さつきが丘団地」行き、さつきが丘第二下車、
徒歩3分
※会場に駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
10月25日は「特別史跡 加曽利貝塚 縄文秋まつり」が同日開催となります。『犢橋貝塚発掘100年祭』と『特別史跡 加曽利貝塚 縄文秋まつり』を同時にお楽しみいただくために、2つの貝塚を結ぶシャトルバスを運行します。(一般社団法人日本教育文化スポーツ振興協会が、“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として実施します。)
一般社団法人日本教育文化スポーツ振興協会が“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環としてシャトルバスを運行します。
【運行時間】加曽利貝塚 発 10時50分 12時40分(所要時間約40分)
犢橋貝塚 発 11時40分 14時00分
貝塚から大量に出土する巻貝「イボキサゴ」の出汁、縄文時代と同じ食材を使った縄文鍋を試食できます!縄文人の味覚が体感できますよ!

一般社団法人日本教育文化スポーツ振興協会が“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として縄文鍋を提供します。
100年前の発掘調査の様子がわかる遠足会の記録を、かいづか文庫のスタッフが朗読します。
縄文時代の道具「石皿」を使って、どんぐりをつぶしてみよう!
・「石器の切れ味体験」
縄文時代と同じ、石のナイフで紙を切って、切れ味を体感してみよう!
縄文人が狩猟していたシカやイノシシなど動物の角や毛皮に触ることができるよ!
縄文時代と同じ方法での土器づくりを見学できます!
どんぐりつぶし体験
時間:10時00分~15時30分(場所:さつきが丘公民館)
本物の縄文土器の破片の文様を写す、しおりづくりができるよ!
毛糸を使って縄文時代にもあったひもづくりが体験できるよ!
縄文人が食べた小さな巻貝「イボキサゴ」を使っておはじき遊びをしよう!
小さな巻貝「イボキサゴ」
犢橋貝塚出土品のほか、縄文時代の土器や石器を展示します。
地域の子どもたちが描いた犢橋貝塚公園の絵や、調べ学習の成果を展示します。
犢橋貝塚出土土器
犢橋貝塚出土土版
犢橋貝塚は、縄文時代後期(概ね4,200年前から2,700年前)につくられた大型の環 状貝塚で、東京湾東岸の大型貝塚群のなかでも、貝層の規模が大きく保存状態が良好で重要な遺跡であることから、昭和56年に国の史跡に指定されました。今からちょうど100年前の大正14年10月25日に初めての発掘調査がおこなわれたのを皮切りに小規模な発掘調査が複数回行われ、住居跡や埋葬犬、土器・石器や土製品などが多数発見されています。最新の研究では、オオガハスの種子と一緒に縄文時代の丸木舟4艘、櫂6本が出土した落合遺跡(東京大学総合運動場)は、犢橋貝塚の人々による「船着き場」であると考えられています。

〇大正14年 「東京人類学会遠足会」の記念写真
犢橋貝塚に、考古学・人類学の著名人100名近くが全国から集まり、一堂に会した発掘が行われました。様々な分野で科学的な研究がはじまった大正末期、日本人のルーツを探る研究を始めた人たちが集う舞台となったのです。その様子が『下総犢橋貝塚遠足会の記』という文章に残されています。お祭り当日は、100年前の発掘調査の様子を『下総犢橋貝塚遠足会の記』の朗読会にてご紹介します。
このページの情報発信元
教育委員会事務局生涯学習部文化財課埋蔵文化財調査センター
千葉市中央区南生実町1210番地
電話:043-266-5433
ファックス:043-268-9004
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