更新日:2021年8月12日

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月ノ木貝塚(国指定史跡)

文化財の紹介

月ノ木貝塚

月ノ木貝塚は、千葉市の中心部を流れる都川の支流に面した標高約25mの台地上にある、東西150m南北200mの範囲に貝層が分布する馬蹄形貝塚です。昭和26年(1951年)に、千葉市史編さんのために貝塚全体の地形測量と、貝塚の北東部分で約10平方メートルの発掘調査が行われました。その当時は北側に開く馬蹄形の貝塚と考えられていましたが、平成3年(1991)に千葉市教育委員会によって行われた貝層分布調査で、東側に開く馬蹄形貝塚であることが判明しました。月ノ木貝塚の貝層の厚さは1.2~1.5mですが、中央の広場状の凹地に向かって次第に薄くなり、中央凹地部分には貝や遺物は散布していません。
昭和26年の発掘調査では、約4,500年前の縄文時代中期の竪穴住居跡が4軒検出され、加曽利E式とよばれる土器とともに、打製石斧や磨製石斧、耳飾りなどが出土しています。貝類はハマグリ、キサゴ、アサリ、シオフキなどの内湾の浅い海の砂泥にすむ貝で、同時に鳥、魚、獣の骨やクジラの脊椎骨も出土しています。出土したハマグリはほとんどが小型であることから、大きなハマグリは取りつくされ、小さいハマグリしか採取できなくなっていたことがうかがえます。

文化財データ

名称 月ノ木貝塚
ふりがな つきのきかいづか
指定(指定年度) 国指定(昭和52年)
区分/種別 名勝 史跡
時代 縄文
所在地 中央区仁戸名町
所有者 千葉市ほか
公開/非公開 公開

このページの情報発信元

教育委員会事務局生涯学習部文化財課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所新庁舎高層棟7階

ファックス:043-245-5992

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