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更新日:2024年9月6日

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地震による電気火災対策には、感震ブレーカーが効果的です!

阪神・淡路大震災、東日本大震災では、電気器具の転倒による火災や停電後の電気復旧時に火災が発生する通電火災が多発しました。震災時に電気が原因となる火災対策に効果的とされるのが『感震ブレーカー』です。

【今年度終了しました。】感震ブレーカーの設置補助(令和6年度)

感震ブレーカーってどこで売っているの?(感震ブレーカー簡易タイプ)販売店登録制度)

感震ブレーカーとは?

感震ブレーカーは、地震時に設定以上の揺れを感知した時に電気を自動的に止める機器です。

一般的なブレーカーは漏電には対応していますが、地震による火災対策には効力はありません。この機会に感震ブレーカーの設置を検討してみてはいかがでしょうか。
感震ブレーカーは、地震を感知してから電気を止めるまでに数分間の猶予を持たせるタイプや、特定のコンセントの電気を遮断させるコンセントタイプなどもあり、ご家庭の状況によって使い分けることが可能です。

感震ブレーカー感震ブレーカー等リーフレット2

 

感震ブレーカーの種類と特徴

感震ブレーカーには様々なタイプのものがあり、ご家庭の状況によって設置するものを選ぶことができます。

分電盤タイプ(内蔵型)(後付型)

分電盤に一定の震度を感知して電気を遮断する機能が付いたもので、基本的には全ての電気が遮断されます。取り付けには工事が必要です。揺れを感知してからブレーカーが落ちるまでに時間的猶予を持たせることが可能で、その時間を使って避難などを行うことができます。
また、地震による停電が発生した際には、電気が復旧した時にブレーカーが遮断されます。電気器具が倒れていないか等の安全を確認してからブレーカーを戻すことにより、通電火災を防ぐことができます。

 

分電盤3

内蔵型:費用約5~8万円※電気工事が必要

後付型:費用約2~4万円※電気工事が必要

 

簡易タイプ(分電盤に取り付けるタイプ)(バネ式)(電池式)(おもり玉式)

ブレーカーに直接とりつけるもので工事の必要はありません。一定の震度により「おもり玉」が落下することでブレーカーを遮断する「おもり玉式」や、地震の揺れを内部センサーが感知するとばねが作動して、ブレーカーを遮断する「バネ式」、地震の揺れを内部センサーが感知し、接続するマイコンに信号を送ることで作動する「電池式」があります。電池式は警報音とライトが点灯し、3分後に電気を遮断します。揺れを感知し作動すると全ての電気が切れる仕組みになっています。

やもり

・バネ式:費用約4千円※電気工事の必要なし。ホームセンターや家電量販店で購入可能

 

電池式

電池式のデモ機の画像です。

電池式:費用約1万円※電気工事の必要なし。インターネットでのみ購入可能

 

・その他に、おもり玉式というのがあります。費用約3千円※電気工事の必要なし。ホームセンターや家電量販店で購入可能

簡易タイプ(コンセントに取り付けるタイプ)(コンセント差込型)

コンセントに直接とりつけるもので取り付けが容易となっています。注意点として、アース付きのコンセント(脱衣室、トイレ、キッチン等に設置されています。)に取り付ける必要があります。一定の震度により内蔵されたセンサーが揺れを感知し、分電盤のブレーカーを落とすものとなります。これとは別にコンセント埋込型があり、こちらは工事が必要になります。

 

差し込みタイプ

差し込みタイプのデモ機の画像です。

コンセント差し込みタイプ:費用約1万円※電気工事の必要なし。

 

注意してください!

夜間の照明確保のために、停電時に作動する足元灯や懐中電灯などの照明器具を常備しましょう!

揺れを感知してから切断までの時間的猶予が無いタイプの感震ブレーカーの場合、照明類も即座に消えてしまう場合があります。夜間に地震が起きた際は、例え自宅であったとしても暗闇の中での避難はとても難しく、転倒した家具や割れたガラス・陶器などで怪我をする可能性があります。更に、地震の恐怖と暗闇の不安によってパニック状態に陥りかねません。
停電すると自動で非常用の照明が点灯する保安灯(補助灯/非常用照明器具)などをあらかじめ設置しておくと、感震ブレーカーにより照明が消えても安全に避難などが可能になります。

保安灯(補助灯/非常用照明器具)は、「通常の照明器具に保安灯の機能が追加されているもの」や「コンセントに差しておくと内臓バッテリーに充電し停電時に点灯するもの」など種類も様々です。

 

分電盤タイプの工事に関するお問い合わせ

感震ブレーカーの分電盤タイプの設置には専門的な工事が必要となります。工事に関する相談やお問い合わせは「千葉県電気工事工業組合」で受け付けています。

【連絡先】千葉県電気工事工業組合住宅電気工事センター(千葉)TEL:043-224-3519

 

感震ブレーカーの規格について

規格と認証マーク(JEWA:一般社団法人日本配線システム工業会)

感震ブレーカーでも【分電盤タイプ】については、『JEWA:一般社団法人日本配線システム工業会』が自主規格を定めており、会員事業所は認証マーク付きの分電盤を販売しています。

画像に関する簡単な説明

※JEWAが定める規格について
過電流警報機能付・感電機能付・避雷機能付を高機能住宅用分電盤とし、JWDS0007付1、0007付2、0007付3で規定しており、規格に適合する製品には左の認証マークが貼られています。感震機能はJWDS0007付2で規程されています。

※【コンセントタイプ】【簡易タイプ】に関しては現在規制はありませんが、【コンセントタイプ】は電気用品安全法に適合させる必要があります。
JEWA一般社団法人日本配線システム工業会のホームページへ(外部サイトへリンク)

消防防災製品等の推奨(一般財団法人日本消防設備安全センター)

画像に関する簡単な説明

一般財団法人日本消防設備安全センターでは、消防防災分野において有効に活用できると認められる製品等に「消防防災製品等推奨証」を交付しています。交付された製品等には左の『推奨マーク』が表示されています。

推奨商品等の情報はこちらです(日本消防設備安全センターのホームページへ)(外部サイトへリンク)
※感震ブレーカーや保安灯の情報もあります。

感震ブレーカーの他にも火災予防対策を!!

感震ブレーカーは通電火災対策には大変有効です。しかし、地震による火災の原因は通電火災だけではありません。ガスによる火災、石油ストーブなどの暖房機器による火災など様々なことに気を付けなければいけません。
感震ブレーカーを取り付けたからといって、過度な安心感を持つのは避けましょう。もしもの時のために住宅用の消火器を用意するなど、二重三重の火災予防対策を講じることが必要です。

感震ブレーカーPR動画

感震ブレーカーの認知度向上のために動画を作成しました。

ぜひご覧ください!⇒こちらをクリック

 

このページの情報発信元

消防局予防部予防課

千葉市中央区長洲1丁目2番1号 セーフティーちば4階

ファックス:043-202-1669

yobo.FPP@city.chiba.lg.jp

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