更新日:2023年2月17日

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令和4年度 中央区地域活性化支援事業「みんなで創る中央区づくり」活動状況

かわど手づくり公園管理運営協議会「かわど手づくり公園活動を通じた地域の活性化」

 かわど手づくり公園は、市営住宅の跡地であり瓦礫ばかりで樹木が根を張れないような土地を整備し、何もないところから地域住民の力のみで作った公園です。かわど手づくり公園管理運営協議会は、かわど手づくり公園の価値の向上を図るため千葉市中央区川戸地区の住民により設立された会で、公園内の清掃作業を始め、樹木や花壇の維持管理等を行っています。これまでの活動に加え、かわど手づくり公園における地域住民参加型活動を地域コミュニティの活性化につなげるため、今年度新たな事業を立ち上げました。

 今回は、11月13日(日曜日)に行われた、子ども花壇作りのイベントに参加させていただきました。かわど手づくり公園は地域住民の力のみでつくったとは思えないほどきれいな公園です。通常、公園内の花壇は公園花壇管理部会の方々が中心となり整備を行っており、小学生による花壇の整備はこの日が初めての試みとの事。川戸小学校1~6年生の19名とその保護者の方々が集まりました。子どもたちは3つのグループに分かれ、各グループ1つの花壇を担当します。腐葉土やたい肥を土に混ぜ込み土づくりを行った後、グループ内で苗の配置を決めてから植え付けを行っていきます。別の花壇では、公園花壇管理部会の方々による植え付けも行われていて、子どもたちは、鍬の使い方や苗の配置の際の注意点などを協議会の方々から丁寧に教えてもらいながら作業を進めていました。花壇の整備だけでなく、地域の方々とのかかわり合いは子どもたちにとっても良い経験になったのではないでしょうか。

 子ども花壇作りの前には朝7時半からラジオ体操と住民持ち寄りの朝市が行われており、35~40名の地域の方々が参加されていたそうです。朝市だけでなく、子ども達が集まるイベントの後はストラックアウト等のお楽しみ企画を行うなど、かわど手づくり公園での活動をこれまで以上に様々な世代の住民が参加したくなるような活動にしようと努力されていることが感じ取れました。

 かわど手づくり公園管理運営協議会は、今後、毎週日曜日に実施しているラジオ体操と朝市、花壇作り活動の継続だけでなく、小学生・シニアグラウンドゴルフ大会やストラックアウト大会の開催を目指して活動を続けていく予定です。それらの活動をとおして、多世代による地域コミュニティの活性化がより一層進むことを期待しています。

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初めての土おこし

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苗の位置を決めていきます

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朝市の商品は皆さんの持ち寄りです

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今年度初めて実施した夏休みラジオ体操後のストラックアウトの様子

 

千葉市中央区人工呼吸器等を装着した方の災害対策を考える会「千葉市中央区人工呼吸器等を装着した方の災害対策を考える会」

 千葉市中央区人工呼吸器等を装着した方の災害対策を考える会は、千葉市中央区障害者基幹相談センターの職員が中心となり、3年前の台風による停電時の経験をもとに、中央区在住の避難行動要支援者の中でも、電源がないと命にかかわるような人工呼吸器等を装着した方の個別避難計画の作成のために活動しています。個別避難計画を立て、実際に地域の防災訓練に参加し、地域も巻き込みながら活動することで、地域の避難行動要支援者とその周囲の方々の安心に寄与することを目的としています。

 今回は、10月19日(水曜日)に行われた個別避難訓練に同行させていただきました。災害により停電が発生した想定で、最寄りの指定避難所である千葉明徳学園避難所までの避難です。今回の個別避難訓練では、学園内にある指定避難所となる建物までの避難シミュレーションと、指定避難所に配置されているポータブル発電機の貸し出しを千葉明徳学園に受入れていただいたとのことでした。

 車がつかえない場合のことを想定して、土砂崩れや倒木、電線の落下などを考え、訓練を徒歩で行いました。最短ルートでの避難は難しそうなので、少し遠回りにはなりますが安全だと思われるルートで訓練開始。千葉明徳学園の入り口では担当の方がお待ちくださっていて、災害発生時の千葉明徳学園の開門状況等をご説明してくださいました。入口からは坂が続き、人工呼吸器+半日分の最低必要物品を乗せた車いすを押すのはとても大変そう。学園内でも車椅子の方が問題なく通ることのできるルートをご案内くださったり、要支援者の方の避難所になる予定の場所を見学させていただいたり、災害発生時に必要だと考えられる備品の有無についてご説明くださったりしました。その情報を基に、個別避難計画を考えていきます。

 今回の訓練に持ち出したのは、人工呼吸器着用の方の必要物品半日分のみ。それ以上の日用品や食事、介助者の方の必要物品等を考えると、介助者一人での徒歩での避難はかなり難しいということが分かりました。今後は近隣の住民の方や地域の民生委員等に協力を呼びかけていくことに。本日の経験を反映させ、第2回目の個別避難訓練を行うことを決定しました。

 千葉市中央区人工呼吸器等を装着した方の災害対策を考える会の活動としては個別避難計画の作成段階ですが、今後地域の方々を巻き込んだ活動を行うことで、避難行動要支援者とその周囲の方々の安心が広がることを期待しています。

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人工呼吸器と半日分の荷物です。

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坂を上がるのはとても大変!

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千葉明徳学園のご担当の方から避難所について聞き取ります。

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日用品や食事等を一人で持ったところ。大きなボストンバッグが一つ、向こう側に隠れています。

 

このページの情報発信元

中央区 地域づくり支援課

千葉市中央区中央4丁目5番1号 きぼーる11階

ファックス:043-221-2179

chiikizukuri.CHU@city.chiba.lg.jp

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