更新日:2023年10月24日

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令和5年度 中央区地域活性化支援事業「みんなで創る中央区づくり」活動状況

千葉市 海まつり協議会 「うみ千葉」の歴史的文化の再構築と普及啓蒙

(千葉市 海まつり協議会について)
 「千葉市 海まつり協議会」は、寒川の歴史的文化の復興を目的に、令和4年1月15日に発足しました。千葉氏と千葉町の発展に貢献してきた結城・寒川の歴史的文化を結合して市民に提示し、千葉市の都市アイデンティティ推進を民間側から支えることを目的とした活動を行っております。活動実績としては、千葉市地域文化財「御浜下り(おはまおり)」の由来や意義の広報、イベント・行事の開催などです。

(事業概要)
 中央区の海側地域において、各主体が独自に開催している夏イベントと連携・同時開催し、千葉ブランドの誕生記念祭である文化財「御浜下り」を底流とした「千葉の海に関わる歴史的文化」を特にマンションに居住する他の地域から新しく転居して間もない方に対して一体的に提示します。
 また、住民の地域への参加意欲を高め、次世代育成のトリガーとし、開府900年に向けた住民の交流を創出します。

(取材)
 今回、夏イベントの連携として、「さんばしまつり」と「御浜下り」が、8月20日(日曜日)に同時開催されましたので、取材に行ってきました。
 「さんばしまつり」は、千葉みなと活性化協議会が千葉みなとの「さんばしひろば」で令和4年から開催しており、地域の賑わいを提供しております。
 「御浜下り」は、神輿を海に担ぎ入れる神事で、例年千葉ポートパークで寒川神社氏子青年会が行っている行事であり、千葉市地域文化財でもあります。
 伝承では、平家の頭目「藤原親政」が千葉に攻め込んだ際に、常胤の孫、成胤と結城兵で合戦しましたが、追い詰められました。しかし、結城の村人(船の船頭)が成胤に協力し、藤原親政を生け捕りにして勝利しました。この出来事が、千葉氏の幕府創始に貢献した名族の地位を確立するきっかけとなりました。これを永く語り継ぐために始まったのが「御浜下り」です。
 「御浜下り」は、海岸の埋め立てによって中断されていましたが、平成12年に再開しました。再開後は、神事の運営のみで広報活動ができなく、千葉開府に関わる貴重な遺産でありながら、市民に浸透していませんでした。
 今回、「さんばしまつり」と「御浜下り」を同時開催することにより、さんばしまつりは「地域の奥深さやアイデンティティを認識するきっかけ」、御浜下りは「露店などの賑わい」が付加価値として提供されることになります。
 当日の「さんばしまつり」では、神輿担ぎを披露し来場者が雰囲気を体感し、盛り上がっておりました。その後、千葉ポートパークで行う「御浜下り」について告知を行い、来場者を誘導しました。千葉ポートパークでは、神輿を担いで海に入るところを見てきました。中でも神輿を担いでいる方のかけ声が圧巻でした。天気にも恵まれ、「さんばしまつり」にて「御浜下り」の告知を行った効果もあってか、千葉ポートパークはたくさんの人で賑わっていました。子どもたちも含めたくさんの方が見学していたので、都市アイデンティティを認識していただく良いきっかけになったのではないでしょうか。
 今回同時開催という初めての取り組みでしたが、多くの方々に「御浜下り」を知ってもらい、千葉の海の文化を認識してもらったのではないかと感じます。
 「千葉市 海まつり協議会」は、今後、地域の次世代を担う小学生向けに千葉みなとと御浜下りの歴史や関わりを描いた紙芝居を上演する予定です。また、ショートムービーを作成するなど、様々な場面で広報を続けていきます。
 意欲的に活動を続けておりますので、これからも都市アイデンティティの推進や中央区の活性化が図られることを期待しております。

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御浜下り 御浜下り(巫女舞) さんばしまつり 御浜宵祭(前夜祭)

 

 

 

 

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