緊急情報
更新日:2022年8月3日
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雑食性の昆虫で、漢方薬やタバコなど、なんでも食べることが知られています。食品や食材の貯蔵倉庫で大発生することがあり、食品の害虫となります。一般の住宅でも、開封したままの食品類があると、それを餌にして大発生することがあります。
体長は約1.5~3mmで、楕円形をしています。
体の色は赤褐色で、背中に細い毛がたくさん生えています。
死ぬと、左の写真のように頭や脚を丸めた状態になります。
シバンムシは世界で2000種類以上が知られています。
一般の住宅では次の2種類が発生することが多いようです。
タバコシバンムシ | 貯蔵葉タバコの害虫として知られています。畳やゴザを餌にするとの報告があります。 |
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ジンサンシバンムシ | 乾燥した薬用ニンジン(人参)を加害することから、“ジンサン”の名がついています。 |
粉類 | 小麦粉、米粉、トウモロコシ粉など |
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菓子類 | ビスケット、カンパン、クッキー、チョコレートなど |
乾燥麺類 | うどん、そうめん、スパゲッティなど |
その他 | ペット用固形飼料、漢方薬、香辛料、殺そ剤、タバコなど |
直接、害を与えることはありません。(毒は持っておらず、血を吸ったり、刺したりもしません)
シバンムシの幼虫に寄生するアリガタバチ(シバンムシアリガタバチ等)は、皮膚を刺すことがあります。
上記の食品に発生して食害します。
食品保管場所、畳の部屋(家具の下や裏側になっている部分)を中心に、家中を観察しましょう。
食品類が発生源の場合 | シバンムシが付いた食品類を捨てて、その周囲を十分に清掃します。 |
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畳が発生源の場合 | 高熱処理(畳店に依頼=有料です)が有効です。 |
一度開封した食品(特に乾物、粉類)は、密封できる容器に入れて保管しましょう。
目につきにくい場所に落ちた殺そ剤やペットの餌なども、シバンムシの餌になることがあるので要注意です。
一般に、昆虫類は暖かくて湿気のある場所を好みます。
こまめな換気や除湿機の使用により、室内の相対湿度を50%程度に保ちましょう。
畳の中にいる場合、畳を上げて裏側や周囲に残留効果のある薬剤を散布する方法もあります。
殺虫剤では、有機リン系殺虫剤(フェニトロチオン、ダイアジノン、フェンチオン)がよく使われます。
このページの情報発信元
保健福祉局医療衛生部保健所環境衛生課
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