緊急情報
更新日:2024年10月3日
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結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。肺以外では、咽頭・喉頭、気管・気管支、胸膜、リンパ節、脊椎、その他の骨・関節、腎・尿路生殖器、中枢神経系等に病気を起こします。
肺結核の初期は、咳、痰、発熱等、症状が風邪とよく似ています。その後、軽快、悪化を繰り返しつつ徐々に進行し、咳、痰の悪化、発熱、全身倦怠感、体重減少、血痰、呼吸困難などの症状が出ます。
咳が2週間以上続く場合は要注意です。
主に、結核菌を排出している結核患者(肺、咽頭・喉頭又は気管・気管支結核)が、咳やくしゃみをした時、飛散する結核菌を含んだ飛沫を吸い込むことで感染します。
感染した全ての人が発病するわけではありません。感染者の約10%が発病し、発病する者の約80%は感染後2年以内に発病すると言われています。その他、免疫力の低下に伴い、長期間を経て発病することもあります。
昭和20年代までは、大勢の命が奪われる国民病として恐れられていました。現在では、生活水準の向上や生活様式の変化、BCG接種の普及、健康診断の実施や抗結核薬の開発により、急激に減少していますが、未だに全国で年間約1万人近くの結核患者が発生しています。千葉市でも年間約130人が新たに結核と診断されています。
結核指定医療機関は、感染症法による結核患者の公費負担医療を担当する医療機関です。結核患者の公費負担医療を担当するためには、届出が必要です。
千葉市では、学校又は施設の長が行う結核健康診断(感染症法第53条の2第1項の規定に基づく定期の健康診断)の費用に対して補助を行っています。
結核集団感染の定義
同一の感染源が、2家族以上にまたがり、20人以上に結核を感染させた場合をいい、発病者1人を6人の感染者に相当するとして感染者数を計算するものとする。
【「結核に係る感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第17条に規定する健康診断の取扱いについて」(平成19年3月29日健感発第0329002号厚生労働省健康局結核感染症課長通知】
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保健福祉局医療衛生部健康危機管理課
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