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更新日:2023年12月1日

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「稲毛区防犯士」が誕生しました!

 昨今、地域での不審者情報や凶悪な強盗被害などが相次いでいることから、稲毛区では、防犯に関する知識や対策を学び、“地域を守る目”となる「防犯士」を養成する連続講座(令和5年6月~10月;計5回)を今年度実施しました。

 講師には、一般社団法人日本防犯学校学長 梅本 正行氏、副学長 桜井 礼子氏をお招きし、犯罪から身を守る「防犯生活」等についてご講義いただきました。

 「防犯士」という名称は公や民間の資格ではなく、講座を修了した受講生が地域や団体における防犯活動などを行う際、役割をわかりやすくイメージしていただくために使用するもので、稲毛区独自のものです。

 さる令和5年11月3日(金・祝)に、イオン稲毛店文化ホールにて稲毛区防犯公開講座を実施し、連続講座を受講された方々に修了証書を授与しました。

 自転車盗や車上荒らしなど、身近な場所で発生する犯罪が依然として多発しており、地域防犯体制を強化し、犯罪を抑制することが引き続き必要なことから、修了証書を授与された「防犯士」の方々のこれからの活躍に期待しております。

 今回は、その防犯公開講座の様子について掲載するとともに、連続講座で紹介された防犯対策などについてご紹介いたします。

 (防犯士養成講座を修了した受講生の皆さん)

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受講生感想

「学んだ防犯対策を実践し、地域や家族に知識を還元し、安全なまちにしたい。」   

「地域コミュニティーの大切さや地域防犯の重要性を感じた。」 

「防犯対策動画などもあり、実践に即した説明なのでわかりやすかった。」

「フィールドワークの講座が印象にあります。実際に自分の目で確かめて、何ができるのかを考えさせられました。」

「本講座で知り得た知識を我が団地の防犯パトロールの人達に広めていきたい。」

「パトロール中に民家の庭等に気を付けるようになった。」

「町内会の防犯パトロールの際に、参加者に本講座で学んだ防犯上の注意点を知らせた。」

 など 防犯意識が向上

 

  (講座修了者による座談会の様子)  b2

・座談会テーマ1.講座を受けた感想(印象深い防犯対策、印象深い先生の言葉など)

「実際の事件から具体的な防犯対策を学べ、大変参考になった。」

「ゴミ出しの際の短時間の外出でも、きちんと鍵をかけるようになった。」

「自分のマンションの防犯上の問題課題があらためて浮き彫りになり、対策をすすめていきたい。」

・座談会テーマ2.講座を受けて実際に取り組んでいること、今後取り組んでいきたいこと

「夜間など一人で歩いているときなど、周囲を気にしながら歩くよう意識している。」

「誰に出会っても挨拶し、身近な行動を行い、地域で犯罪をさせないよう監視の目を高めている。」

「防犯パトロールの時に、本講座で学んだ死角になる個所を重点的に見回っている。」

 

 (講演会「犯罪者と被害者を作らないまち・稲毛」の様子)

  講師 一般社団法人日本防犯学校 学 長 梅本 正行 氏

    副学長 桜井 礼子 氏

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梅本氏より「冬に向けて日暮れが早くなるので、不在時でも灯りをつけるなど、家に人

がいる雰囲気を出し、侵入させない工夫が必要!!これは防犯の基本!!」

 

  【連続講座の様子】

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 稲毛区保健福祉センター3階大会議室座学 

 

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 地域を歩き具体的な防犯対策を学ぶフィールドワーク

 

【連続講座の内容】

講座は「知識編」「実践編」のニつに分かれています。

講座では、実際に起きた事件をもとに、個人で実践できる犯罪の未然防止策についての事例紹介がありました。

(1)知識編(初級者向け) 15団体20名の方が参加

講座の内容(抜粋)

●家の中に誰もいなくても、大きな声で「ただいま!」と言いましょう
子どもが自宅で被害に遭う事件がありますが、犯罪者からの聞き取りによると、「ただいま!」と言って家に入った子どもを襲うのをあきらめた事例があります。
家の中に家族がいる可能性があると犯罪者に思わせ、犯行をためらわせる効果があるため、家の中に誰もいなくても、「ただいま!」と言って家に入るだけで、予知防犯が可能です。

●本当に宅配業者なのか確認しましょう
宅配便が届いた時は、すぐにドアを開けずに、「誰から」「誰宛てに」「何の荷物か」を聞くことで、本当に自分宛ての荷物を届けにきた宅配業者なのか確認できます。

●時間を稼ぐこと、気づくための対策が重要です
犯行に時間がかかったり、誰かに気づかれたすると、捕まるリスクが高くなるため、犯罪者は犯行時間が長引くことや人に気づかれることを嫌がります。侵入等に時間を要する対策を取ることが大切です。
 例)防犯雨戸・防犯格子・防犯ガラス・ブザー付き補助錠など

●インターフォンは門扉付近に設置しましょう
玄関ドアの隣にインターフォンがある一軒家は、インターフォンのある所まで敷地内に立ち入っている人がいても、犯行のための侵入とは思いません。玄関まで不審者を寄せつけないように、インターフォンは門扉付近につけましょう。

 

(2)実践編(日々防犯パトロール活動を行っている方向け) 8団体12名の方が参加

講座の内容(抜粋)

●不審車両の見極め方
以下の車両は犯行のための下見をしている可能性があります。見かけたら様子を注視しましょう。
・他地域(他府県)ナンバーやレンタカー「わ」「れ」ナンバーの車両

・車に乗っている人の顔が判別しにくい車両

・前後のナンバープレートが異なる車両

・少し遅めのスピードで同じところをぐるぐる回っている車両

●相手の顔などをしっかり見ましょう
犯罪者は、顔を見られたり、自分のことを記憶されることを嫌います。覚えられることで、捕まるリスクが高まるからです。
パトロール時は、「顔・人相」「着ている服」「靴」を把握しましょう。一人で記憶するのは限界がありますので、複数人で役割分担(誰が何を見るか)をすると効果的です。

●積極的にあいさつしましょう
犯罪者への聞き取りによると、犯罪者が一番嫌がることは、地域の方に声をかけられたり顔を見られたりすることだそうです。
知らない顔を見かけたら、積極的に「こんにちは!」とあいさつするだけで、犯罪をためらわせる効果があります。

●緊急時は110番、情報提供は#9110へ電話しましょう
不審に思ったら、110番(緊急時)に電話しましょう。不審には思うけれど判断できないとして110番通報がためらわれる場合は、♯9110(相談窓口・情報提供)へ連絡しましょう。

 

 最後に

「防犯」をキーワードに、いくつかの対策をご紹介させていただきました。今後も『防犯意識が稲毛から高まるよう』、稲毛区民の皆さまが自ら行う地域防犯活動に活かせる取組みを推進してまいります。

 

 

【問い合わせ先】

稲毛区 地域づくり支援課 支援第二班

千葉市稲毛区穴川4丁目12番1号 稲毛区役所3階 

電話:043-284-6107 ファックス:043-284-6149 

メール:chiikizukuri.INA@city.chiba.lg.jp

このページの情報発信元

稲毛区 地域づくり支援課

千葉市稲毛区穴川4丁目12番1号 稲毛区役所3階 

ファックス:043-284-6149

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