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更新日:2023年6月2日
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件名 |
指定廃棄物長期管理施設の詳細調査候補地選定に係る環境省からの説明(1回目)について |
日時 |
平成27年4月24日(金) 15:30~16:50 |
場所 |
千葉市役所 資源循環部会議室 |
相手方 |
環境省 室石放射性物質汚染廃棄物対策本部長 新崎指定廃棄物対策担当参事官室課長補佐 小磯指定廃棄物対策担当参事官室係長 他 関東地方環境事務所2名 |
対応者 |
千葉市 黒川環境局長 神﨑資源循環部長 安田廃棄物対策課長 森永廃棄物対策課長補佐 中野廃棄物対策課主査 |
概要
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①環境省から、配布資料「千葉県における指定廃棄物の長期管理施設の候補地選定手法に基づく詳細調査候補地の選定結果について(概要版)」及び「千葉県における指定廃棄物の長期管理施設の候補地選定手法に基づく詳細調査候補地の選定結果について」により選定手法に基づく選定結果について説明があり、それに対して、千葉市との質疑応答が行われた。 ②今回は、十分な時間をとれなかったことから、5月上旬に再度環境省から説明を受けることとなった。 |
質疑応答 |
○環境省と千葉市の主な質疑応答は次のとおり。(環境省=環、千葉市=千) 千 今後のスケジュールはどう考えているのか。 環 まずは、議会、住民へ丁寧に説明を行いたい。その後、千葉市と相談しながら、詳細調査の時期を決めたい。 千 議会の了承を得てから、住民説明を行うのか。 環 他県と同様、その手順で丁寧な説明を行うことを基本として想定している。 千 千葉市では選挙を行ったばかりであり、議会の体制がまだ決まっていない。 環 議会の体制が整ってから、議会に対し丁寧に説明を行いたい。 千 環境省が説明をするのか。 環 環境省で行う。 千 副大臣の報告について、環境省のホームページにリンクする形で市ホームページにおいて指定廃棄物の情報公開を行う予定である。環境省ホームページの掲載予定はいつか。 環 本日中に環境省のホームページにアップする予定である。 千 住民の関心が高いのは、地震や津波対策である。耐震、免震対策はどのような工法を考えているか。 環 今回の施設は地下に埋設するものであり、コンクリートの厚さ等耐震性のある設計となる。なお、一般的に地下に埋設するものは地震に強いと言える。 千 液状化対策はどう考えているか。 環 詳細調査の結果によるが、杭打ちでの対応など設計段階で十分対策は検討する。 千 津波対策はどう考えているか。 環 元禄地震のシミュレーションでは、候補地の津波は最大で3m(東京湾平均潮位ベース)と想定しているが、候補地の護岸は4m(東京湾平均潮位ベース)ある。 千 満潮時や台風等の場合を想定した対策が必要である。 千 環境省による候補地の現地確認は行ったか。 環 行っていない。詳細調査候補地に隣接するPCB処理施設の屋上からは見ている。 千 指定廃棄物の搬入時等で近隣の施設への影響はあるか。また、近隣の施設には話をしたか。 環 屋根付きかつ扉付きの構造であり、搬入時も近隣の施設への影響はないと思われる。また、今後、近隣の施設へも適切な時期に説明を行いたい。 千 選定結果について、この選定基準を経ると候補地は何か所になった等の段階的な候補地数の結果を提示できるか。 環 可能である。ただし、他県では詳細データの作成に1か月かかっている。 千 選定のルールに基づいて、適正に行われたかを検証するため、市として選定結果の詳細なデータを把握したい。 環 詳細調査候補地の箇所数は提供できるが、候補地を特定し、この場所の得点が何点というかたちでデータの提供は難しい。 千 客観的な検証が求められているので、どのように疑問に応えるか検討して欲しい。 千 市町村別の候補地の箇所数は教えてもらえるのか。 環 プライバシーに問題のないかたちであれば可能である。 千 総合評価結果が最高点となった、もう1か所の候補地の場所はどこか。 環 プライバシーの観点からお教えできない。 千 最高得点の2か所について、土地利用計画等について確認を行ったとのことだが、土地利用計画以外で何を確認したのか。 環 (文書により)地下埋設物の状況を確認した。 千 候補地の2か所とはいつ、どのようなやり取りを行ったのか。 環 2か所とは、文書によりやり取りを行った。その時期については、今度お伝えする。また、文書はプライバシーにかかわる部分以外はお見せできると考える。 千 東電からはどのような回答があったのか。 環 文書では、詳細調査について否定的な文言はなかった。 千 残土置き場とはどのようなものか。 環 残土置き場の詳細について、東電に確認を行っていないが、今後も土地利用は変わらないとの回答があった。今後も残土置き場として利用したいとの意向があるようである。 千 候補地の土地は国が買収するのか。 環 一般論だが、東電では、経営合理化方針により資産の売却を進めていると聞いている。 千 県内の指定廃棄物の保管量は平成25年12月時点でのデータで今回の選定を行ったとのことだが、最新データはいつのものか。 環 環境省が保有しているデータは、平成26年12月末時点が最新である。 千 県別に放射性セシウムの濃度ごとの保管量データはあるのか。 環 現在はないが、作成したら、提示する。 千 指定廃棄物の運搬はどのように行うのか。 環 まず運搬計画を作成する。交通量予測に基づき、地元に説明を行い、搬入時間等を決めたい。 千 国の有識者会議での施設管理のオプションは現在、議論中ということか。 環 次回の有識者会議で議論を深めていきたいと考えている。 千 施設管理のオプションの中でリサイクルする場合、第一監視期間で想定している数十年ではリサイクルは難しいのではないか。 環 ご指摘のとおりである。 千 施設管理のオプションの中で跡地利用をする場合、国が事業主体となるのか。 環 国が跡地利用を検討する主体となる。 千 本市が以前の市町村長会議で要望したが、処分場に十分な緩衝帯を設置するべきではないか。 環 ご要望を聴きながら設計していく。 千 保管施設の埋立のグランドベースからの深さと覆土厚を確認したい。 環 覆土1m、深さは約5m程度を想定している。 千 市町村長会議で要望した、第2監視期間における点検廊の利用についてはどう考えるか。 環 今後の検討課題としたい。 千 住民説明会における国、県、市の役割分担は。 環 国が責任をもって説明会を開催する。市には、開催場所などのノウハウについて教えてほしい。 千 指定廃棄物というものに対する誤解があるのではないか。 環 他県でもそうだが、指定廃棄物をもっと高濃度のものと誤解される方が多い。 千 議会に説明する際も、その辺を考慮してほしい。 環 議会には基本的なことを含め、丁寧な説明を行いたい。 千 指定廃棄物の放射性セシウムの濃度の違いを説明すべきではないのか。 環 説明を行う際は、基本的なことから丁寧に伝えていきたい。 千 市民はなぜ海辺に持ってくるのかと考えるのではないか。 環 詳細調査候補地選定の経緯について丁寧に説明していきたい。 千 なぜ人の多いところを選んだかという意見もある。 環 詳細調査候補地は工場地帯の中にあり、直接の居住地ではない。 千 茨城県では分散して保管するようだが。 環 茨城県では1回目の市町村長会議から1か所で集約することについての反対意見が多かった。茨城では、発災後15年後には指定廃棄物の量は1t未満となり、長期管理施設建設の必要性について議論があった。しかし、千葉県では、10年後でも指定廃棄物は1,000トン以上あり、茨城県とは状況が違う。 千 10年後以降の指定廃棄物の量について、算出しているか。 環 精緻な算出は行っていない。 千 千葉県の市町村長会議における、指定廃棄物を1か所に保管することについての整理はどのように認識しているのか。 環 会議の最後で1か所にすることを確定している。その前に、文書による意見も求めている。指定廃棄物を保管しているところと、していないところでは当然、考え方が異なってくるため、有識者会議での科学的な見地を踏まえ、市町村長会議で意見を聞くようにしてきた。 千 市民に十分な情報提供をしていく必要があり、選定手順のデータをいただきたい。また、不適となる場合とはどういう場合を想定しているのか。 環 不適となる要件をあらかじめ想定しているものはないが、基本的には施工方法により対応できるものと考える。また、実際に詳細調査を行わないと、何が不適となるかは現時点で分からない。 千 風評被害の対策はどのように考えているのか。 環 施設の必要性、安全性について広く理解していただく努力をしていく。今年度も50億円の予算を計上しており、来年度以降も予算要求したいと考えている。 以上
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環境局資源循環部廃棄物対策課
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