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更新日:2023年6月2日
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件名 |
指定廃棄物長期管理施設の詳細調査候補地選定に係る環境省からの説明(3回目)について |
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日時 |
平成27年6月2日(火) 17:10~18:45 |
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場所 |
千葉市役所 資源循環部会議室 |
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相手方 |
環境省 室石放射性物質汚染廃棄物対策本部長 鮎川指定廃棄物対策担当参事官室計画官 山崎指定廃棄物対策担当参事官室課長補佐 新崎指定廃棄物対策担当参事官室課長補佐 坂口関東地方環境事務所保全統括官 |
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対応者 |
千葉市 黒川環境局長 神﨑資源循環部長 大木環境保全部長 安田廃棄物対策課長 森永廃棄物対策課長補佐 米本廃棄物対策課主査 中野廃棄物対策課主査 久我環境総務課長補佐 山内環境総務課主査 安西環境保全課長補佐 奥村環境保全課主査 |
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概要 |
環境省から、配布資料「千葉県詳細調査候補地の総合評価結果」及び「千葉県における指定廃棄物の市町村別濃度分布」について説明があり、千葉市と質疑応答が行われた。 |
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質疑応答 |
○環境省と千葉市の主な質疑応答は次のとおり。(環境省=環、千葉市=千) 千 東日本大震災時に、今回の候補地の隣にある蘇我最終処分場の護岸が損傷した。詳細調査の実施前に、護岸の安全性について調べてほしい。 千 前回の配布資料「指定廃棄物の安全な処理について~4つのポイント~」の14ページの放射線の遮蔽効果について、記載されている年間放射線量率は、自然界に含まれる放射線量を加味しているか。 環 資料に記載のとおり、追加被ばく線量である。 千 資料を見た人が自然界に含まれる放射線量が加味されていると、誤解してしまうのではないか。また、100mの距離で時間当たりの空間線量率はゼロなのか。 環 時間当たりの空間線量率はゼロではなく、小数点を切り捨てたため、ゼロと記載したものである。誤解の無いよう資料を工夫していく。 千 「指定廃棄物の安全な処理について~4つのポイント~」の6ページに記載してある指定廃棄物の計画処理量5,200トンの算出方法は。 環 保管量データの実績値に基づき、千葉県内の指定廃棄物を確実に処理できるよう、多少の余裕を見込んだ上で、計画処理量を算出している。 千 現在の保有量の約3,700トン以外の1,500トンはいつまでに搬入が終わると見込んでいるか。 環 指定廃棄物が新たに発生した場合、随時、搬入する予定であるが、いつまでに搬入が終わるかは、まだはっきりと決めていない。新たに発生が予測される時期は、現在の保有量の約3,700トンの搬入期間までと考えており、搬入期間がそれほど長期になることはない。また、施設の容量に余裕があっても、他県の指定廃棄物を搬入することはない。 千 住民説明会以外で市民意見の聴取は行うのか。 環 法アセス対象ではないが、廃掃法に準じた生活環境影響評価を実施する予定であり、法律にあるような公告縦覧を行うことは現時点では想定していない。詳細調査の前に住民説明会を行い、詳細調査後には、有識者の意見を聞き、再度、住民説明会を行うことも考えられる。 千 生活環境影響評価に対する市民意見を聴く場はないのか。公告縦覧を実施していただきたい。また、第三者機関を設置していただきたい。 環 千葉市は人口が多いので、住民説明会以外の方法についても、ご意見を伺いながら検討していきたい。 千 生活環境影響評価の結果について、第三者機関による評価を考えているか。 環 評価の結果については、有識者会議で審議していただく。 千 有識者会議は環境省の中にあるものであり、第三者機関と言えるのか疑問である。 千 動植物調査は行うのか。 環 実施する予定である。 千 市の鳥であるコアジサシの保護についてはどう考えるか。 環 コアジサシは植被率の低い中洲の砂礫地や海岸の砂浜などで繁殖するが、そのような場所であれば工事の途中で生じた裸地などであっても、営巣・産卵してしまうことから、繁殖しづらい鳥であると認識している。環境省の自然環境局でガイドラインを示しており、それに従い対処する。 千 コアジサシのような希少種がいることで候補地として不適格になることはないのか。 環 希少種への対応は行うが、候補地として不適格となることはない。 千 放射性物質の減衰期を考えれば、今後、8,000ベクレル以下になった指定廃棄物について、指定解除を行うことはあるのか。 環 現在は指定解除を行うことができないが、現在、立案中であり、検討を急いでいるところ。 千 8,000ベクレル以下のものでも指定解除の仕組みがないから搬入するでは市民は納得しないのではないか。 環 搬入時に改めて搬入する廃棄物がどのようなものかを確認した上で搬入することになると思うが、これとは別に指定解除の立案も急ぎたい。 千 施設の規模について、本当に5,200トン搬入する必要があるのか。いつの時点かで8,000ベクレル以下の仕分けが必要である。 環 8,000ベクレル未満のものであっても、指定廃棄物になったものを本当に地元で処理できるのか。また、万が一にも指定廃棄物を搬入できないという状況は回避したい。施設の容量に余裕が出たとしても、ベントナイト混合土の量を増やして、より安全性を高める。 千 市町村長会議で、環境省は8,000ベクレル超のものを対象とした施設と回答している。また、適正な計画処理量のもと、安全性は別に確保すべきである。 環 計画処理量の算出には、ある時点の実績をもとに推計しなければならない。 千 再度、放射能濃度を計測し、計画処理量を精査したほうが良いのではないか。 環 今後、ご意見を聴きながら、進めていきたい。 千 前回要望した、千葉市民専用のコールセンターの設置状況はどうなっているのか。 環 開設まで2~3週間かかるが、新たに開設する電話番号は6月10日頃までにはご連絡する。 千 本日、議会に説明した資料は環境省のホームページに掲載するのか。 環 掲載予定である。 千 東京湾北縁断層の取扱いについて、環境省として「活断層・推定活断層」と評価しているのか。 環 評価していない。 千 評価していないのであれば、環境省の説明資料中「活断層・推定活断層から300m以内」と表示している理由は何か。誤解を生じないよう説明資料に注釈を入れるなどの対応を要望したい。 環 対応する。 千 モニタリングについて、モニタリングポストはいくつ設置するのか。 環 まだ決定していないが、出入口や敷地境界等に複数個設置する予定である。また、常時値が見られるようになっている、モニタリングポストとは別に計測器での測定も定期的に行い、情報公開していく。 千 候補地の近隣にある、学校・幼稚園や商業施設について、モニタリングポストの設置や定期的な測定を行うことは可能か。 環 要望があれば、定期的な測定は可能である。 千 搬入について、指定廃棄物を容器に入れ、遮水シートを掛けるだけでは、少し簡素なイメージがある。ハードコンテナに入れたほうが放射性物質の飛散・流出のリスクは低くなるのではないか。 環 現在のガイドラインでお示ししている方法で技術的には問題ないが、今後、堅固な方法も検討していきたい。 千 搬入車両が走行中に放射線量率を測り、その結果を公表することは可能か。 環 走行車両に測定器を積むことも技術的には可能であり、ご要望があれば検討する。 千 モニタリングについて、指定廃棄物を搬入後には放射線量率は上がるのか。 環 搬入中は多少上がるが、搬入後は検出できないレベルまで下がる。 千 津波などを考えると、搬入中のリスクが高いと感じる。リスクを最小化する工夫が必要ではないか。 環 検討する。 千 運搬時、通行者への被ばくリスクに関する試算はあるか。 環 検討する。 千 住民説明会について、一方的に説明するだけでは住民は納得しない。 環 住民の皆様の意見に耳を傾け、できることであれば対応する。 千 例えば、津波対策では護岸を高くするなど柔軟な対応が必要だと思う。 環 ご要望を伺って対応したい。 千 今回の候補地は、地震による津波の浸水区域ではないので候補地から除外されなかったが、温暖化と台風による高潮の浸水区域になるとの推計もある。なぜ候補地から除外しなかったか、理由を整理してほしい。 環 整理する。 千 計画処理量の農林業系副産物の必要処理量の算出の中で、保管している4,500トンを焼却した時の焼却灰244トンを指定廃棄物としているが、保管している4,500トンとはどのようなものか。 環 牧草・ほだ木等4,500トンである。 千 保管量の実績と計画処理量を見比べて、今後、指定廃棄物が増えていくと感じる人がいるのではないか。 環 実際に増える可能性はあまり考えられない。どこかの段階で計画処理量を整理するとの考え方もできる。 千 施設設置に係る関係法例は、どのようなものが必要となるのか。 環 今後、法的な手続きについては精査していく。 千 前回の説明の中で、市で一時保管している指定廃棄物を覆うシートの購入費用を環境省で補助するとの話があり、本市でも調査しているが、どのようなものが有効か教えていただきたい。 環 遮蔽シートは有効であり、他県での実績もあるので、後ほど情報提供する。 千 液状化対策の工法、津波対策の実例は提示できるか。 環 提示する。 千 放射性物質の減衰の見込みや指定廃棄物の保管期間の試算をしてほしい。 千 風評被害が発生した時に、有識者会議で議論は行うのか。 環 有識者会議にはなじまないと考える。 千 住民説明会について、早期に対応していただくとともに、今後のスケジュールを検討してほしい。 環 住民の皆様のご希望を伺いながら進めて行きたい。 以上
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環境局資源循環部廃棄物対策課
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