千葉市立加曽利貝塚博物館 > 調査研究 > 調査 > 令和5年度加曽利貝塚発掘調査日誌
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更新日:2024年2月29日
令和5年度の調査は終了いたしました。
ついに今週末に迫った現地説明会!
現場では着々とその準備を進めています。
現地説明会まで残すところ一週間となりました。
そんな本日の作業は、調査区東側の昭和37年調査の住居跡(縄文時代中期)の再発掘を行いました。
当時の調査記録にも残っている、炉跡や柱穴跡を確認できました。
ついに!
今年度も土偶が出土しました!
顔や乳房の表現は剥落してわかりにくいですが、おそらく縄文時代後期と推定されます。
また住居跡と考えられるところから出土しており、その関係性に今後期待がかかります。
ぜひ翌週の現地説明会にて、近くで見ていただければ!と思います。
来週の現地説明会にむけて、いよいよ作業も最終局面です。
そんな最中に縄文時代中期の土器が確認されました!
まだまだ新たな発見に期待ができます!
昨日に引き続き検出作業を行ったところ、沢山の住居跡が確認できました!
近くの住居跡群観覧施設を彷彿とさせる感じがします。
ついに出ました!住居跡!
写真手前中央の輪っか状の白い線が、住居を支える柱が立っていた跡になります。
それらが環状に一周する範囲が住居跡になります。
特徴はまだ詳しくわかりませんが、その成果は現地説明会まで楽しみにしてもらえればなと思います。
本日は調査区中央より西側の掘り下げを行いました。
中央の作業中と変わらず、たくさんの遺物が出土しています。
本日は出土遺物を紹介したいと思います。
調査区中央から縄文時代中期と後期の土器がそれぞれ離れた地点で見つかりました!
調査も佳境に入り、今後も新たな発見があることに期待を持てそうです!
↑縄文時代中期(約4~5000年前)
↑縄文時代後期(約3~4000年前)
本日は調査区東側の貝層上面を検出しました。
イボキサゴや少し大きめの二枚貝からなる貝層と、土器片などが出土し、今後の調査に胸が躍ります。
本日、現場は休止となります。
フィールド・トークも実施しませんので、ご注意ください。
本日も遺物包含層の掘削を行いました。
引き続き調査を進めていきます。
本日は加曽利貝塚で「縄文秋まつり」が開催されていました!
たくさんの方にご来跡いただき、発掘調査がどういうものか知ってもらえたと思います。
これからも注目してもらえればなと思います!
本日の作業は写真撮影を行うため、清掃を行いました。
木の根元はヒゲ根が多くて大変です。
本日は、「フィールドトーク」についてご紹介します。
調査日の午後2時より、調査員が発掘の現地解説を行っています。
ちょっとした小ネタを挟みながら、わかりやすい解説を心がけていますので、興味のある方は是非一度お越しください!
本日は以前から確認していた、遺物集中区の記録作業を行いました。
出土する土器の位置、高さをデータで記録し、北貝塚の実態をより鮮明に解明していこうと思います。
昨日に引き続き、本日は掘り下げる作業を行いました。
慎重に行うため、数日は同じような作業が続きます。
10月に入り、気温が下がって発掘日和な日々を調査しており、大変助かっています。
本日は、縄文人が生活していた可能性のある地面を掘り下げる作業を行いました。
土器などの遺物が集中的に確認できるポイントなどが発見でき、今後の調査に期待が膨らみます。
遺物包含層の掘削を継続中です。
この土層の堆積時期を確認するため、出土した遺物は、位置を記録して1点ずつ取り上げていきます(竹串が刺してある場所に土器片などがあります)。
本日は調査の過程で見つかった昔の園路跡を掘りました。
位置関係から考えて、現在利用されている園路と北貝塚の竪穴住居跡群観覧施設を結ぶ道として使われていたようです。
縄文時代に生活していた地面の高さと我々現代を生きる人々が生活している地面の高さには隔たり(表土)があります。
本日はその隔たりを重機により効率的に除去し、土器などが出てくる層まで下げました。
ここからは、当時の生活の痕跡を確認するために、人の手によって丁寧に調査が進められていきます。
本日の作業は調査区東側の貝層範囲確認のための調査を行いました。
白く散らばっているのが貝の破片になります。
まだ範囲は確定できてはいないので、引き続き調査をしていきます。
昭和41(1966)年の調査トレンチの再発掘に着手しました。
57年ぶりに露わになった調査トレンチがこちらです(ただいま発掘中)!
天候不良にて、本日の作業は中止です。
本日は調査区東側にある、昭和37年度の調査区を確認しようとしましたが、あいにくの雨と堆積していた落ち葉等で難航しました。明日以降も引き続き作業を進めていきたいと思います。
昨日(9月19日)から令和5年度の発掘調査が始まりました。
実に57年ぶりに、北貝塚へ調査のメスが入ります。
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教育委員会事務局生涯学習部文化財課加曽利貝塚博物館
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