更新日:2022年7月30日
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本講座では、鎌倉時代初期の武家社会が確立する過程で、千葉氏をはじめとした東国武士が、幕府内の「権力」闘争や京都の朝廷という「権威」とどのように向かいあい、受け入れ、武士の世を創っていったかを2つの講演から読み解きます。
今年度は会場での講演会ではなく、千葉氏ポータルサイト上に講演録を掲載する「誌上講演」形式で実施いたします。講演録はどなたでもご覧いただけます。
鎌倉時代後期に傑出した歴史認識を有した日蓮によれば、鎌倉時代に北条氏が台頭する重要なステップとして、承久3年(1221年)の承久の乱とともに建暦3年(1213年)の和田合戦を重視しています。
講演では、和田合戦前後の政情を明らかにするとともに、合戦における千葉一族の活躍とその背景を考えます。
講師:山本みなみ氏(鎌倉歴史文化交流会館 学芸員)
関東を含む東国は、決して独立国家のような姿だったわけではなく、多様な価値観を巧みに取り込み生き残っていったことがすでに多くの研究で明らかになっています。
講演では、千葉氏をはじめとした東国武士が、公家政権を擁する京都の文化を受容し活用していったのかを「官職」「武芸」「和歌」などの視点から考えます。
講師:小出麻友美氏(千葉県立中央博物館 研究員)
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