冬休みが始まります。

　教育長の鶴岡です。

　2023年も残りわずかとなりました。
　今年は、5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し、様々な制限がなくなることにより、感染が広がる以前の生活が戻ってきた年でした。ただ、すべてをコロナ前に戻すかというとそうではなく、コロナ禍において、工夫改善してきたことが新しい教育スタイルを見出し、行事や学習スタイルを進化させ、改善させたことも多くありました。今後は、「変えてはならないもの」「変えるもの」いわゆる「不易と流行」を意識しつつ、本市教育を推進してまいります。

　さて、冬休みに入りますが、新しい年を迎えるにあたり、私から3つのことをお願いいたします。

　1つ目のお願いは、引き続き感染予防に心掛け、「外から帰ったらうがい手洗い」などの習慣を継続するということです。現在、新型コロナウイルスの感染拡大は落ち着いている状況ですが、インフルエンザの流行は9月以降増え続け、12月13日（水曜日）には千葉県より「インフルエンザ警報」が発令されました。健康で安全な生活を送るためにも、是非、心掛けましょう。
　2つ目のお願いは、事件や事故に巻き込まれないように気を付けるということです。最近、残念なことにSNSを通じて子どもたちが犯罪に巻き込まれる事件が多く報道されています。見ず知らずの人の誘いにのったり、自分の画像を送ったりすることはとても危険なことです。十分に注意しましょう。また、例年、年末年始は人出が多く交通事故が増えます。交通ルールをしっかり守り、事故にあわないよう気を付けましょう。
　3つ目のお願いは、新年を迎えるにあたり、自分の夢や目標について考えてほしいということです。本市は、目指すべき子どもの姿を「夢と思いやりの心を持ち、未来を拓く子ども」とし、様々な教育活動を進めています。今年、アメリカ大リーグでは大谷翔平選手が、2度目のアメリカン・リーグ最優秀選手賞（MVP）に選ばれたり、将棋の藤井聡太さんが史上初の八冠独占を成し遂げたりするなど、若い世代が活躍する姿を多く目にすることができました。大谷翔平選手の高校時代の夢は、「8球団からのドラフト1位指名」でした。そして、それをかなえるため、これから取り組むことを書いた「目標達成シート」を作り、一つ一つクリアしていったそうです。是非、夢や目標を思い描き、それに向けて一歩でも二歩でも前に進めるよう頑張りましょう。

　《保護者・地域の皆様へ》
　日頃より、本市の教育活動にご協力とご支援を賜り、誠にありがとうございます。子どもたちは、12月24日（日曜日）から1月5日（金曜日）まで、13日間の冬休みに入ります。
　冬休みは子どもにとって、家庭で過ごす時間が多くなることと思います。この機会に安全対策について話をするとともに、お子様の将来の夢や目標に耳を傾けたり、健やかな成長を願う家族の願いや想いを伝えたりしていただけたらと思います。
　また、地域の皆様におかれましては、本年も本市の子どもたちのために様々なご支援をいただき、ありがとうございました。地域行事が以前のように復活しつつありますので、様々な場面で子どもたちの成長を支えていただきますようお願いいたします。
　さて、1月9日（火曜日）から学校が再開し、1年間のまとめの時期となってまいります。子どもたちが安全で安心した学校生活を送れますよう、教職員一丸となって取り組んでまいります。保護者・地域の皆様、来年も引き続き、本市教育の推進にご協力を賜りますようお願い申し上げます。

　児童生徒の皆さん、保護者の皆様、地域の皆様、どうぞよいお年をお迎えください。

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