千葉市の小中学生のみなさんへ～夏休みの成果をもとに、さらに大きく成長しましょう！～（令和６年度）

教育長の鶴岡です。

【千葉市の小中学生の皆さんへ】

　猛暑日が続き、千葉県では熱中症警戒アラートが7月には19回、8月には連日のように発表されるなど、例年以上に暑い夏休みが終わりました。皆さんは、どのような夏休みを過ごしましたか。夏休み前にお願いした「暑さ対策」「事故の防止対策」「事件の防止対策」には気を付けて過ごすことができたでしょうか。今年は、外出時において帽子の着用や水分補給といった熱中症対策に加え、新型コロナをはじめとする様々な感染症の予防対策にも気をつかったのではないかと思います。一方で、夏の風物詩である花火大会やお祭りなどの楽しい行事が以前のように開催され、それに参加する機会も多かったことでしょう。

　そのような中、皆さんは、それぞれ目標をもち計画を立て、様々な学習や体験にチャレンジしたことと思います。図書館や公民館、科学館などを利用して活動する姿を目にして、とても頼もしく思いました。

また、多くの中学生の皆さんが、総合体育大会やコンクール、発表会などで、日頃の練習の成果を発揮し、目標を共にしてきた仲間と力を合わせて、一生懸命に競技、演技、演奏等する姿にもとても感動しました。

　さて、この夏休み期間中の7月26日から8月11日にかけて、パリ2024オリンピックが開催されました。オリンピック史上初といわれる、セーヌ川を入場航行する選手たちの船のパレードやスタジアム外で開催された開会式は、大会スローガンの「Games Wide Open（広く開かれた大会）」を象徴する式典でした。そして、日本の選手たちの活躍ぶりは歓喜と感動の毎日でした。アスリートたちの活躍は、目標を掲げ、日々のトレーニングを計画的に行い、努力を積み重ね、技術を磨いてきたからこその成果であり証であることは言うまでもありません。

　また、8月28日からはパラリンピックが始まり、ゴールボールやボッチャなど22の競技でパラアスリートの素晴らしい活躍がみられることと思います。

　皆さんも、8月26日からの学校生活を送る中で、この夏休みに学んだことや経験したことを生かし、目標に向かって大きく成長することを願っています。まずは、生活のリズムを取り戻し、着実に前に向かって進んでいってほしいと思います。

【保護者・地域の皆様へ】

　保護者の皆様、地域の皆様には、夏休み前に児童生徒の見守り活動へのご協力をお願いいたしました。おかげさまで本市の子どもたちは、それぞれ有意義な夏休みを過ごすことができました。皆様のお力添えに心より感謝申し上げます。

　さて、8月26日より学校が始まり、前期学習のまとめの時期となります。子どもたちが学習活動に集中できるよう、教職員一丸となって取り組んで参ります。そして、子どもたちが安全安心な学校生活を送っていくためにも、これまで以上に家庭や地域の皆様との連携を深めていくことが重要だと考えております。

　「元気がない」「様子がおかしい」「交友関係が変わった」など、これまでと少しでも違ったお子様の様子や言動が見られた場合には、遠慮なさらず早めに学校までご相談くださいますようお願い申し上げます。

　今後とも、保護者・地域の皆様と力を合わせ、未来を拓いていく子どもたちをはぐくむため、尽力して参ります。保護者・地域の皆様におかれましては、引き続き本市教育の推進にご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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