緊急情報
更新日:2019年7月1日
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日時:【第1回】令和元年6月22日(土曜日)、【第2回】令和元年6月29日(土曜日)
会場:【第1回】鎌取コミュニティセンター3階(多目的ホール)、【第2回】土気あすみが丘プラザ2階(多目的室)
参加者:【第1回】33名、【第2回】43名
主に新任の避難所運営委員の方を対象に、講義、HUG(避難所運営ゲームの頭文字。使用したのは、静岡県作成の地震バージョン)、質疑応答の三部構成で研修を開催しました。
特に、避難所を運営していくうえで想定される様々な出来事への対応策や課題等について、意見を出し合うことにより避難所運営を主体的に考え、今後の避難所運営委員会の活動に活かしていただくために、HUGを中心とした研修としました。
※HUGとは・・避難所運営を皆で考えるためのひとつの方法として、静岡県が開発したものです。避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。
始めに、「避難所運営委員会の役割と課題」と題して、千葉市SLネットワーク代表の深味肇先生より講義をいただきました。
講義では避難所の基本的な考え方や避難所運営委員会の役割、避難所を運営していくうえで出てくる様々な問題やニーズについてお話いただきました。また、HUGについて及びHUG実施の目的についてお話いただきました。
次に、第1回は4グループに、第2回は5グループに分かれてHUGを実施しました。扇田小学校避難所運営委員会・千葉市SLネットワークの方々には、ファシリテーター役として各グループに入っていただきました。
最後に、質疑応答を行いました。
なお、今回の研修では、各避難所運営委員会で作成している、避難所として使用できるスペースを示した施設図や、使用方法一覧表等をお持ちいただき、研修会場に掲示しました。皆様、熱心にご覧になっていました。
【HUGについて】
今後、HUGを自身の所属する避難所運営委員会で実施したいかを伺ったところ、既に実施している方も含めて約7割の方が、実施したいと回答されました。
また、HUGを実施して参考になったことや気付きとして、次のような意見がありました。
・避難してくる方のニーズが多様であることが分かり、ルールを決めることが大事だと思った。
・実際に災害が起きることを想定に、図上であっても避難所にどんな方たちがどんな状況で集まってくるのか、イメージがつかめたことがよかった。
・現場での役割分担、リーダー選出等、我々自身の負荷分散について参考になった。
・普段気が付かない問題を提示してくれた。現実の問題の複雑性を思い知らされた。もっと具体的な所から考えなければならないと痛感した。
今回の研修で使用したHUG一式は、緑区地域振興課くらし安心室(緑区役所1階)で随時貸出しております。借りたい場合は、下記に記載の緑区地域振興課へご連絡ください。
【研修全般について】
・実際に避難所の運営をするという意識がなかったが、現実に運営することが有り得るという意識が目覚めた。運営すること自体、大変なことだと実感した。やはり、避難所での具体的訓練が大事だと思った。
・避難する以前の対応や、自分自身・近所の方等の対応についてどうするのか、連絡方法等について検討が必要である。
・こうした研修会に参加することは、リーダーの育成という意味もあるが、協力者を増やすことにもなるので、役員が輪番制でもよいから、自治会等からの参加者を増やすことも大切だと思う。
・万一の時の対処法がイメージできた。日頃から人とのコミュニケーションの大切さや、様々な問題を持つ人が多いことを理解しておくことが大切だと思う。
・実際地震が起きた場所での避難所では、どのような運営がされたのかを知りたくなった。
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