更新日:2024年1月17日

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消火訓練実施メニュー-消防訓練実施メニュー

達成目標                           消火器・屋内消火栓設備の使用方法、性能等を理解する

 消火訓練では、事業所に設置されている消火設備(消火器・屋内消火栓設備等)の使用方法等の習熟を目指します。

※本ページで公開している訓練方法や動画等は、あくまでも消防訓練の一例として紹介しているものです。
 必ずしも、紹介している方法で訓練を実施する必要はありません。事業所等の実態に即した効果的な消防訓練を実施しましょう。

目次

集合型(訓練参加者が集まって行う)訓練

非集合型(訓練参加者が各自で行う)訓練

集合型(訓練参加者が集まって行う)訓練

一般的なレベル(LEVEL1)                                 消火器・屋内消火栓設備の使用方法・性能等の確認、模擬的な使用訓練

訓練に際し、事前に以下の動画を視聴してから実施すると、より効果的です。

 消火器の使用方法(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
(福岡チャンネル by Fukuoka city「【福岡市消防局公式】【現役消防士が教える】消火器の正しい使い方 ~ONLINE来館 消火器編~」より引用)
 消火器の使い方(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
(千葉市消防局)
 屋内消火栓の使用方法(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
(大津市役所YouTubeチャンネル「「すごいぞ!!屋内消火栓設備」~大津市消防局~」より引用)
 

①消火設備(消火器・屋内消火栓設備)が、事業所のどこに設置してあるかを確認する

 災害時に早急に消火活動が実施できるように、事業所を回り、設置場所を把握しましょう。
 建物の平面図などを用意できれば、訓練参加者に配布し、事業所内を回って消火設備の設置場所を平面図に記載していくよう指示します。また、消火設備の前に物が置かれていると、災害時にすぐ使用することができないので、日頃から注意するよう説明しましょう。

②消火設備の使用方法、性能等の理解、模擬的な使用訓練を実施する

【消火器】
(1)本体に記載の使用方法、性能(放射距離、放射時間等)を確認させる
(2)模擬的な使用訓練の実施
 本体に記載の使用方法に従い、模擬的な使用訓練を実施します。消火器を持ち、ホースの先端を持って正面に向けるなど、消火する体勢を取ってみましょう。災害時には消火器を持ち運ぶことを想定し、重さなども把握しましょう。
※訓練時には、上部の安全ピン(黄色)は、抜かないこと(抜いたふりをする)。

(消火器を使用する際のポイント)
   消火器を有効に使用するため、以下のポイントについて訓練参加者に説明しましょう。
・火災を発見したら、消火器を使う前に大声で「火事だ!」と叫び、周囲の人間に火災の存在を知らせる。
・燃えているものから、3~5メートルの位置から消火器を使用する。
・炎ではなく、燃えているものを狙って消火する。
・火が小さくなってきたら、前に進みながらほうきを掃く(燃えているものに万遍なく振りかける)ように消火する。
・煙を吸わないように、姿勢を低くしながら近づく。
・炎が天井まで達している、火煙の勢いが強いなど、危険を感じたら無理に消火せず避難する。
・消火に失敗したときのことを想定し、避難経路を確保した上で消火を実施する。

 【屋内消火栓設備】
(1)箱の扉を開けて、扉の内側に記載された使用方法を確認する
(2)模擬的な使用訓練の実施
 記載の使用方法に従い、模擬的な使用訓練を実施します。実際にホースやノズルを取り出し、ホースを延ばしてノズルを構えて、放水の体勢を取ってみましょう。
※訓練時には、箱上部のボタン(発信機)や箱内のバルブには触らない。
※訓練終了後は、必ずホースやノズルを元通りに収納する。

(屋内消火栓を使用する際のポイント)
 屋内消火栓を有効に使用するため、以下のポイントについて訓練参加者に説明しましょう。
・2人以上で操作する屋内消火栓の場合は、ホースを延ばしてからバルブを回して水を出す。
・ホースを延ばす際は、水の通りを良くするために折れのないようにきれいに延ばす。
・ホースを延ばし、燃えているものに向け放水体勢が整ってからノズルを開いて放水する。
※ホースが蛇腹折りに収納されているものは2人以上で操作するもので、ホースが円形で内巻きに収納されているものは1人で操作が可能なものです。

【参考】
 以下の消防用設備等が設置されている場合は、動画を視聴することで基礎的な知識を身に付けましょう。
 実際に事業所等に設置されている設備を確認すると、より効果的です。
 スプリンクラー設備(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)   
 不活性ガス消火設備(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)  
 泡消火設備(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)          
(東京消防庁「消防用設備などの取扱い要領メニュー」より引用)
 移動式粉末消火設備(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
(消防庁動画チャンネル「移動式粉末消火設備の取扱い説明動画」より引用)
 

基礎的なレベル(LEVEL0) 消火器の設置場所・使用方法の確認

①以下の動画を参考に、消火器の基本的な知識を確認する

 消火器の使用方法(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
(福岡チャンネル by Fukuoka city「【福岡市消防局公式】【現役消防士が教える】消火器の正しい使い方 ~ONLINE来館 消火器編~」より引用)
 消火器の使い方(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
(千葉市消防局)

②事業所に設置されている消火器の場所及び性能(放射距離、放射時間等)を確認する

 消火器は、出火直後でまだ火が小さい段階の時に有効となる、初期消火設備です。消火器がどこにあるか分からずに、探している最中に火が拡大して消火器で消せなくなってしまった、ということがないように、事前に設置場所を把握するよう指示します。
 ①の動画内で説明された消火器の性能(放射距離、放射時間等)は、あくまでも目安です。実際に事業所に設置された消火器の性能を確認させましょう。

 

実践的なレベル(LEVEL2)                                        放水訓練の実施(水消火器・建物に設置された屋内消火栓設備)

【消火器の場合】

 市内の消防署では、訓練用の水消火器の貸出しを行っています。実際に放水訓練を行うことで、実践感覚を掴みましょう。
 水消火器の貸出しをご希望の方は、消防訓練実施届出書を管轄消防署へ提出又は電子により申請する際に、管轄の消防署へ問い合わせください。
 

(水消火器訓練のポイント)
・訓練は屋外で実施します。
・カラーコーンや立木など、火の代わりの的となるものに対し放水します。
・消火器に水を再充てんすることはできません。訓練参加者全員が経験できる本数を借用しましょう。
(水消火器1本あたり約30秒放水可能です。1人あたり3秒程度で、十分に感覚を掴むことができます。)

【屋内消火栓の場合】

 建物の屋上などに屋内消火栓設備の放水口がある場合は、それを用いて放水訓練を実施します。実際に水を出すことで、ホース等の重さ、水圧などを体感しましょう。
 十分な水圧を出すためには、消火栓のポンプを起動する必要がありますので、消防設備の点検と併せて放水訓練を実施することを推奨します。消防設備点検業者と調整し、点検の過程でポンプを起動させた際に放水訓練を実施させてもらうことで、使用後の復旧処理まで円滑に行うことができます。

(屋内消火栓訓練のポイント)
・ホースを延ばしてノズルを構えて放水の体勢を取ったのち、バルブを回して水を出します。
・ホースを延ばす際は、水の通りを良くするために折れのないようにきれいに延ばします。
・使用したホースは、乾かしてから収納しましょう。事業所内の格納箱から持ってきた場合は、その間使えませんので注意してください。

 

非集合型(訓練参加者が各自で行う)訓練

一般的なレベル(LEVEL1) 動画視聴による消火設備の使用方法の確認等

訓練実施期間を設け、訓練参加者に各自で期間内に以下の訓練を実施するよう指示します。

①以下の動画を参考に、建物にある消火設備の使用方法等を確認する

 消火器の使用方法(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
(福岡チャンネル by Fukuoka city「【福岡市消防局公式】【現役消防士が教える】消火器の正しい使い方 ~ONLINE来館 消火器編~」より引用)
 消火器の使い方(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
(千葉市消防局)
 屋内消火栓の使用方法(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
(大津市役所YouTubeチャンネル「「すごいぞ!!屋内消火栓設備」~大津市消防局~」より引用)
 その他の消防用設備(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
(東京消防庁「消防用設備などの取扱い要領メニュー」より引用)

②消火設備(消火器・屋内消火栓設備)の設置場所を確認する

事前に事業所等の平面図(手書きでも可)を用意し、紙又はデータで訓練参加者に配布します。
・事業所内を回り消火設備の設置場所を平面図に記載する
・設置してある消火器のラベルを見て、性能(放射時間・放射距離)を確認する
・屋内消火栓設備の箱の扉を開けて、中身(ホース・ノズル等)を確認する
※災害時を除き、箱上部のボタン(発信機)や箱内のバルブには触らないでください。
※平面図が用意できなければ、各設備の設置場所を説明し、訓練参加者に設置場所を確認するよう指示します。

このページの情報発信元

消防局予防部予防課

千葉市中央区長洲1丁目2番1号 セーフティーちば4階

ファックス:043-202-1669

yobo.FPP@city.chiba.lg.jp

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