更新日:2023年11月13日

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通報訓練実施メニュー-消防訓練実施メニュー

達成目標                      火災発生から119番通報するまでの手順を把握する

 通報訓練では、火災発生時から通報するまでの適切な行動要領を習熟します。

※本ページで公開している訓練方法や動画等は、あくまでも消防訓練の一例として紹介しているものです。
 必ずしも、紹介している方法で訓練を実施する必要はありません。事業所等の実態に即した効果的な消防訓練を実施しましょう。

目次

集合型(訓練参加者が集まって行う)訓練

非集合型(訓練参加者が各自で行う)訓練

集合型(訓練参加者が集まって行う)訓練

一般的なレベル(LEVEL1) 訓練参加者同士での模擬通報の実施

 火災時に慌てず、落ち着いて119番通報するために訓練参加者同士で模擬通報訓練を実施しましょう。
 訓練に際し、事前に以下の動画を視聴してから実施すると、より効果的です。
 119番通報解説動画(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
(大阪市消防局「【大阪市消防局】通報訓練」より引用) 

訓練参加者同時の模擬通報要領

・通報者役と、消防士(指令センター)役に分かれて行います。
・火災の発生を想定し、以下の「119番通報メモ」に
 ①出火箇所(〇階の〇室)
 ②なにが、どれくらい燃えているか
 ③けが人や逃げ遅れた人の有無
 をあらかじめ記入しておきます。
 119番通報メモ

・火災想定を記入した119番通報メモを活用して模擬通報を実施します。
(実施例) 通:通報者役  消:消防士(指令センター)役
 消「指令センターです。火事ですか?救急ですか?」
 通「火事です。」
 消「住所はどこですか?」
 通「千葉市〇〇区〇〇町〇〇番地の〇〇ビルです。」
 消「近くに目標となるものはありますか?」
 通「近くに〇〇駅があります。」
 消「どこでなにが燃えていますか?」
 通「〇階の〇室で、〇〇が燃えています。」
 消「けが人や逃げ遅れた人はいますか?」
 通「けが人が2人います。」
 消「あなたのお名前と電話番号を教えてください。」
 通「〇〇(氏名)です。電話番号は090・・・です。」
 消「わかりました。それでは、消防車と救急車を向かわせます。」

119番通報する際のポイント

以下の点について、訓練参加者に周知します。

・自分の身の安全を第一に考え、安全を確保できたら落ち着いて119番通報をするようにしましょう。
・119番通報してから消防車が到着するまで、平均で5分以上かかると言われています。安全を確保したのち、迅速な通報を心掛けましょう。
・小さい火災や、すでに火が消えたものであっても、火災を発見した場合は119番通報しましょう。

基礎的なレベル(LEVEL0) 火災発生から119番通報までの要領の確認

 火災の被害を軽減するためには、早期に発見して初動対応を行うことが重要です。訓練参加者に対し、以下の内容を周知します。

①火災を発見した際の対応

(1)従業員等が直接火災を発見した場合
・(自動火災報知設備がない場合は)大声で「火事だ!」と叫び、周囲の人間に火災の存在を知らせる。
・(自動火災報知設備がある場合は)発信機を押し、火災の存在を知らせる。
・他の従業員等と役割分担をして初期消火又は119番通報を実施する。

(2)自動火災報知設備で火災を覚知した場合
 自動火災報知設備が設置してある場合は、実際に自動火災報知設備の受信機を確認しながら、火災覚知時の対応要領について学びます。まずは、設置場所の把握に努めましょう。
 自動火災報知設備に関する説明や、受信機の操作部の各名称を確認したい場合は、以下の動画を参考としてください。 
 自動火災報知設備ってなに?(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
 主音響と地区音響の役割を知ろう!(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
 受信機の正常な状態を知ろう!(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
 (東京消防庁「消防用設備などの取扱い要領メニュー」より引用)

・自動火災報知設備のベルや音声がなったら、確認のため受信機の設置場所へ向かう。
・受信機で点滅している地区表示灯と警戒区域一覧図の番号を照らし合わせ、感知器が作動した場所を特定し、火災かどうかの確認に向かう。
→確認に向かう際は、近くにある消火器を携行して行きましょう。
・火災を発見した場合、大声で「火事だ!」と叫び、周囲の人間に火災の存在を知らせる。
・他の従業員等と役割分担をして初期消火又は119番通報を実施する。
※感知器が作動した場所で火災が見当たらない場合であっても、死角となる部分(天井裏など)で火災が発生している可能性があるので、安易に感知器の誤作動などと判断はせず、十分に確認する。

②119番通報要領

 指令センターへ119番通報をした際、指令管制員から聞かれる内容(例)は以下のとおりです。
 慌てず、落ち着いて回答するようにしましょう。
・火事か救急か
・火災の発生場所(住所)
・目印になる近くの目標物
・何階建てで、何階から出火しているか
・なにが、どのくらい燃えているか
・けが人や逃げ遅れた人の有無
・通報者の氏名及び電話番号
※建物の規模や、状況に応じて質問内容・順番が変わることがあります。

 迅速に119番通報を実施するため、電話機や自動火災報知設備の受信機付近に以下の「119番通報メモ」を掲示することをおすすめします。建物の住所や近くの目標物、電話番号など事前に分かっているものは記入をしておきましょう。
 119番通報メモ

実践的なレベル(LEVEL2)                    ちば消防共同指令センターへの模擬通報の実施

 市内の消防署では、ちば消防共同指令センターへの模擬通報の予約を受け付けています。実際の指令管制員とやりとりできる良い機会ですので、模擬通報の実施を検討してください。
 なお、通報要領については「基礎的なレベル」を参考としてください。

※119番通報の輻輳及び多数災害発生時等、ちば消防共同指令センターの業務上支障がある場合は、通報訓練の中止等の対応をさせていただくことがございます。

【指令センターへ模擬通報を実施する上での注意点】
・消防訓練実施届出書を管轄消防署へ提出又は電子により申請する際に、必ず消防署へ模擬通報の予約をしてください。
・訓練当日、模擬通報を実施する際は、必ず冒頭で「訓練による通報であること」を伝えてください。
(これを怠り、実災害と判断されてしまうと、消防車が現場へ駆けつけることになります。)
・指令センターへの通報は1度の訓練につき1人(1回)までしかできませんので、スピーカー機能をオンにするなど、訓練参加者がやりとりの内容を把握できるように準備しましょう。

 以下の動画は、実際のちば消防共同指令センターの指令管制員が119番通報のやりとりをしているものです。参考としてください。
 119番通報から消防車・救急車の出動まで【ちば消防共同指令センター】(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
 

非集合型(訓練参加者が各自で行う)訓練

一般的なレベル(LEVEL1) 119番通報のコンテンツ視聴

訓練実施期間を設け、訓練参加者に各自で期間内に以下の訓練を実施するよう指示します。

①動画視聴

 火災の被害を軽減するためには、早期に発見して初動対応を行うことが重要です。また、火災時であっても慌てず、落ち着いて119番通報ができるように、以下の動画で火災発見時から119番通報までの要領を学びます。
 火災発見から通報までの解説動画(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
 (東京消防庁公式チャンネル「通報連絡編(日本語)」より引用)
 119番通報から消防車・救急車の出動まで【ちば消防共同指令センター】(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く) 

②119番通報メモの掲示

 迅速に119番通報を実施するため、以下の「119番通報メモ」を活用します。建物の住所や近くの目標物、電話番号など事前に分かっているものを記入した上で、自席等から一番近い電話機付近に、掲示しましょう。
 119番通報メモ

 

このページの情報発信元

消防局予防部予防課

千葉市中央区長洲1丁目2番1号 セーフティーちば4階

ファックス:043-202-1669

yobo.FPP@city.chiba.lg.jp

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