緊急情報
更新日:2024年7月17日
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「身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること」を意味する言葉で、国が進める「デジタル田園都市国家構想」では「心ゆたかな暮らし」(Well-being)の実現を目指すとされていることからも、これからのまちづくりにおいて重要なものとして位置づけられています。
出典:『デジタル庁 デジタル田園都市国家構想』
https://www.digital.go.jp/policies/digital_garden_city_nation(外部サイトへリンク)
ウェルビーイング指標とは、後述の客観指標と主観指標のデータをバランスよく活用し、市民の皆様の「暮らしやすさ」と「幸福感(ウェルビーイング)」を指標で数値化・可視化したものです。市民の皆様一人ひとりが、デジタル化・スマート化は自分にとってどういう意味があるかを理解するためにも、デジタル化・スマート化に伴う心豊かな暮らしの変化を可視化することを目指しており、一般社団法人スマートシティ・インスティテュートが整備しました。「デジタル田園都市国家構想」においても同指標を地域におけるウェルビーイングを計測する指標として活用することが求められています。
ウェルビーイング指標を活用する効果として以下が挙げられます。
地域における幸福度・生活満足度を計る4つの設問と、3つの因子群(“生活環境” 、“地域の人間関係” 、“自分らしい生き方”)から構成されます。3つの因子群はさらに24のカテゴリーに細分化されます。24のカテゴリーはそれぞれ主観指標と客観指標で構成されています。
・各自治体が集めたアンケートデータを基にしている。
・「幸福感(ウェルビーイング)」を算出したもの。
・各種オープンデータ等を基にしている。
・「暮らしやすさ」を測定したもの。
出典『デジタル庁 地域幸福度(Well-Being)指標とは?』
https://well-being.digital.go.jp/about/(外部サイトへリンク)
千葉市のウェルビーイングの現状を実際に見てみましょう。
出典『デジタル庁 ダッシュボード』
https://well-being.digital.go.jp/dashboard/(外部サイトへリンク)
このレーダーチャートから千葉市の特徴を読み解くことができます。
例えば、千葉市は主観指標・客観指標ともに偏差値50以上の項目が「公共空間」「デジタル生活」「事業創造」「医療・福祉」「多様性と寛容性」「子育て」「移動・交通」と多く、これらは環境も整備されているとともに、市民の皆様の実感(満足)も得られている、ということが伺えます。
さらに、デジタル庁のダッシュボードからは、絞込み機能を活用することで、年代や性別による違いを知ることができます。
令和6年4月に市民の方にWEBアンケートを実施した結果からは、「医療・福祉」が充実することが最もウェルビーイング向上につながるとの回答が得られました。
一般社団法人スマートシティインスティテュートの南雲専務理事を講師に招き、ウェルビーイングの概念や指標の測定方法を理解し、主観・客観の両データを活用することで、幸福感や暮らしやすさの実感を高める政策をデザインできる人材を育成する6か月間の研修を実施しました。最終回では各チームで立案した政策を千葉市長に報告しました。
市長報告会の様子
千葉市在住・在勤者とともに本市の課題を捉え、ウェルビーイング指標のデータを基に、千葉市の課題に対する施策を考えるワークショップを実施しました。
順次このページでご紹介します!
このページの情報発信元
総合政策局未来都市戦略部スマートシティ推進課
千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟6階
電話:043-245-5362
ファックス:043-245-5551
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