ちば市政だより　2021年8月号 1面

ひとつになる瞬間

｜バックナンバー｜この号の目次｜
｜ 1面｜ 2面｜ 3面｜ 4面｜ 5面｜ 6面｜ 7面｜ 8-9面｜ 10面｜ 11面｜ 12面｜ 13面｜ 14面｜ 15面｜ 16面｜ 17面｜ 18面｜ 19面｜

市長メッセージ（第3号）神谷　俊一

7月1日からの大雨により熱海市で土石流が発生し、多くの尊い命が失われました。衷心よりお悔やみ申し上げます。千葉市では7月1日から局長級の危機管理監を設置し、災害時の初動対応を一層迅速化する組織体制としました。今後とも市民の皆さまの安全安心のための防災訓練などを積み重ね、災害対応力を高めていきます。

8月24日から9月5日まで幕張メッセでパラリンピック4競技、ゴールボール、シッティングバレーボール、テコンドー、車いすフェンシングが開催されます。オリンピック・パラリンピックはその開催だけが目的でなく、準備から開催に至るまでに都市としていかに成長し、社会変容を遂げる機会として捉えることができるかが重要です。

千葉市では、市内のバリアフリー化、受動喫煙対策、ボランティア文化の醸成、パラスポーツの推進、オリパラ教育の推進、LGBTの理解促進、文化プログラムを進め、多様性に対応する共生社会の実現と千葉市の魅力を高める取り組みを行政だけでなく、大学、企業、団体、市民の知恵を結集して取り組んできました。競技会場都市となることが決まった2015年にはパラスポーツは特別なものだったかもしれません。しかし、今では日常的に聞く言葉となりました。さらにこの変化を進め、障害のある人もない人もともに交流できるまち、インクルーシブな社会を形成していきたいと考えています。パラスポーツの世界レベルの大会が多くの市民の応援の中で行われ、市民も一緒にパラスポーツを楽しめるそんな千葉市にしていきましょう。