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更新日:2024年4月17日
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麻しん・風しん予防接種は、麻しん風しん混合ワクチンを用い、第1期と第2期の計2回を接種します。
麻しん風しん混合ワクチンを接種することによって、95%以上の人が麻しんウイルス・風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫がつかなかった方の多くに免疫をつけることができます。
なお、特に希望する方は、麻しん、または風しんの単独ワクチンを接種することができます。
ご注意ください |
定期予防接種の対象年齢以外の方への「麻しん(はしか)」「風しん」「麻しん・風しん混合」の予防接種は任意接種となります。 「医療情報ネット(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)」で、「麻しん」「風しん」「麻しん・風しん混合」の予防接種を実施している医療機関の検索ができます。 |
抗体検査の結果、抗体価が低い方については、麻しん風しん混合ワクチン予防接種の費用助成制度があります。 |
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性を対象に実施する、風しんの抗体検査及び予防接種法の規定に基づく風しん第5期の定期予防接種については、「昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象に、風しん抗体検査及び予防接種法に基づく風しんの定期接種を実施します」のページをご覧ください。 |
麻しん(はしか)は、麻しんウイルスの空気感染・飛沫感染・接触感染によって発症します。
ウイルスに感染後、無症状の時期(潜伏期間)が約10~12日続きます。
その後症状が出始めますが、主な症状は、発熱、せき、鼻汁、めやに、赤い発しんです。
症状が出始めてから3~4日は38度前後の熱とせきと鼻汁、めやにが続き、一時熱が下がりかけたかと思うと、また39~40度の高熱となり、首すじや顔などから赤い発しんが出始め、その後発しんは全身に広がります。
高熱は3~4日で解熱し、次第に発しんも消失しますが、しばらく色素沈着が残ります。
合併症を引き起こすことが30%程度あり、主な合併症には、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎などがあります。
発生する割合は麻しん患者100人中、中耳炎は約7~9人、肺炎は約6人です。
脳炎は約1,000人に1人の割合で発生がみられます。
また、麻しんにかかると数年から10数年経過した後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という重い脳炎を発症することがあります。
これは、麻しんにかかった者のうち約10万人に1人の割合で見られます。
麻しん(はしか)にかかった人のうち、1,000人に1人程度の割合で死亡することがあります。
風しんは、風しんウイルスの飛沫感染によって発症します。
ウイルスに感染してもすぐには症状が出ず、約14~21日の潜伏期間がみられます。
その後、麻しんより淡い色の赤い発しん、発熱、首のうしろのリンパ節が腫れるなどが主な症状として現れます。
また、そのほかに、せき、鼻汁、目が赤くなる(眼球結膜の充血)などの症状がみられることもあります。
子どもの場合、発しんも熱も3日程度で治ることが多いので「三日ばしか」と呼ばれることがあります。
合併症として関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。
血小板減少性紫斑病は風しん患者約3,000人に1人、脳炎は風しん患者約6,000人に1人ほどの割合で合併します。
大人になってからかかると子どもの時より重症化する傾向が見られます。
妊婦が妊娠早期に風しんにかかると、先天性風しん症候群と呼ばれる病気により、心臓病、白内障、聴力障害などの障害を持った赤ちゃんが生まれる可能性があります。
予防接種を受けたお子様のうち、95%以上が免疫を獲得することができます。
体内に免疫ができると、麻しんや風しんにかかることを防ぐことができます。
1回の接種では不十分なため、2回接種します。
2回接種することでより強固な免疫が獲得できます。
(麻しんと風しんの予防接種を同時に実施するときに使用。通常、このワクチンを接種します。)
主な副反応は、発熱(接種した者のうち20%程度)や、発しん(接種した者のうち10%程度)です。
これらの症状は、接種後5~14日の間に多くみられます。
接種直後から翌日に過敏症状と考えられる発熱、発しん、掻痒(かゆみ)などがみられることがありますが、これらの症状は通常1~3日でおさまります。
ときに、接種部位の発赤、腫れ、硬結(しこり)、リンパ節の腫れ等がみられることがありますが、いずれも一過性で通常数日中に消失します。
稀に生じる重い副反応としては、アナフィラキシー様症状(ショック症状、じんましん、呼吸困難など)、急性血小板減少性紫斑病(紫斑、鼻出血、口腔粘膜の出血等)、脳炎及びけいれん等が報告されています。
(麻しんの予防接種のみを実施するときに使用)
主な副反応は、接種後5~14日を中心として、37.5度以上38.5度未満の発熱(接種した者のうち約5%前後)、38.5度以上の発熱(接種した者のうち約8%前後)、麻しん様の発しん(接種した者のうち約6%前後)がみられます。ただし、発熱の期間は通常1~2日で、発しんは少数の紅斑や丘しんから自然麻しんに近い場合もあります。
その他に接種した部位の発赤、腫れ、熱性けいれん(約300人に1人)、じんましん等が認められることがありますが、いずれもそのほとんどは一過性です。
稀に生じる重い副反応としては、アナフィラキシー様症状、脳炎脳症(100~150万人接種当たり1人以下)、急性血小板減少性紫斑病(100万人接種当たり1人程度)が知られています。
ワクチン接種後に起こる亜急性硬化性全脳炎(SSPE)は極めて稀であり、自然の麻しんウイルスに感染し、発症した場合の(10万人に1人)の10分の1以下程度と報告されています。
(風しんの予防接種のみを実施するときに使用)
主な副反応は、発しん、じんましん、紅斑、掻痒(かゆみ)、発熱、リンパ節の腫れ、関節痛などが認められています。
稀に生じる重い副反応としては、ショック、アナフィラキシー様症状があり、また、急性血小板減少性紫斑病(100万人接種当たり1人程度)が報告されています。
接種可能年齢 | 接種方法 | |
---|---|---|
第1期 | 1歳以上2歳未満 | 1回接種 |
第2期 | 5歳以上7歳未満で、かつ、小学校入学前年度1年間 (小学校入学の前の年の4月1日~入学する年の3月31日) |
1回接種 |
無料。
※予診票は、手元にない場合は市内協力医療機関においてあるものをお使いください。また、医療政策課、各区保健福祉センター健康課にもおいてありますし、下のリンクからダウンロードしてお使いいただくこともできます。
※予防接種は保護者の同伴が必要となります。保護者以外の方が連れていく場合は委任状(PDF:105KB)(別ウインドウで開く)が必要となります。
※予診票の郵送を希望される方は予診票の郵送申請(別ウインドウで開く)をご覧ください。
予防接種の実施においては、体調の良い日に行うことが原則です。お子様の健康状態が良好でない場合には、かかりつけ医等に相談の上、接種するか否かを決めてください。
また、お子様が以下の状態の場合には予防接種を受けることができません。
千葉市が指定する接種協力医療機関で受けることができます。
協力医療機関は「定期予防接種のご案内」の「実施方法」の中に一覧表へのリンクがあります。
※事前に医療機関への電話による予約が必要です。
定期の予防接種によって引き起こされた重篤な副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく補償を受けることができます。
健康被害の程度等に応じて、医療費、医療手当、障害児養育年金、障害年金、死亡一時金、葬祭料の区分があり、法律で定められた金額が支給されます。死亡一時金、葬祭料以外については、治療が終了する又は障害が治癒する期間まで支給されます。
ただし、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものか、別の要因(予防接種をする前あるいは後に紛れ込んだ感染症あるいは別の原因等)によるものなのかの因果関係を、予防接種・感染症医療・法律等、各分野の専門家からなる国の審査会にて審議し、予防接種によるものと認定された場合に補償を受けることができます。
このページの情報発信元
保健福祉局医療衛生部医療政策課予防接種事業
千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟8階
電話:043-238-9941
ファックス:043-245-5554
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