更新日:2023年7月25日

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離乳食のすすめ方

離乳食を食べる写真
大きなお口で「あ~ん」
食べるの大好き!
離乳食は赤ちゃんが初めて出会う食事です。

母乳や粉ミルクの液体しか経験していない赤ちゃんが、形のある食べ物を食べられるようになるまでの過程が離乳食です。

いろいろな食品の味や舌ざわりを楽しんだり、手づかみ食べで、自分で食べることを楽しんだりと、食べる楽しさの体験を増やしていきます。

離乳食をゆったりと無理なく、1日2回食・3回食へと進めながら、食事のリズムを身につけて生活リズムを整えます。

離乳の開始から完了まで

離乳初期(5~6か月頃)・・・子どもの体に必要な栄養量は成長に合わせて多くなり、母乳やミルクだけでは不足します。栄養素を補うために5~6か月頃から離乳食を始めます。首のすわりがしっかりして支えられると座ることができる、口の中に入ってきたものを舌で押し返さなくなる、大人が食べている姿に興味を持つようになる、これらの姿が見られたら、離乳食を始める目安です。お子さんが食材を飲みこむことや、食品の舌触り、味に慣れるための練習段階と思って焦らずゆったりとした気持ちで進めていきましょう。
離乳中期(7~8か月頃)・・・舌でつぶせる固さの離乳食を1日2回与え、生活のリズムを確立していきます。与える食品の種類を増やし、調理法や献立を工夫してみましょう。
離乳後期(9~11か月頃)・・・歯ぐきでつぶせる固さの離乳食を1日3回与えます。共食を通じて楽しい体験を積み重ねられるようにしていきましょう。
離乳完了期(12~18か月頃)・・・形のある食べ物を歯や歯ぐきでかみつぶすことが出来て、栄養の大部分を食べ物からとれるようになり離乳は完了します。

*1日3回の食事のリズムを大切にしながら、生活のリズムを整え、食事の補いとして間食を1~2回与えます。
個人差の大きな時期なので、子どもの成長、発達をよく見て、子どもに合わせて無理なく進めていきます。
あせらずに、楽しい雰囲気の中で、食べる楽しさを体験させてあげましょう。




食事のめやす

月齢と食品のめやす(PDF:174KB)を参考に進行に応じて種類を増やしていきます。

お粥とスープの作り方(PDF:143KB)

 

 

初期ロゴ
離乳初期(5~6か月頃)のレシピ(PDF:608KB)

〈食事の進め方〉

  • 離乳食は1日1回なめらかにすりつぶしたペースト状のものを1さじ、2さじと少しずつ量を増やしていきます。野菜スープでのばしたり、片栗粉などでとろみをつけたりすると食べやすくなります。
  • 母乳やミルクは授乳のリズムに沿って、子どもが欲しがるまま飲ませます。
  • 食べ物は、まずつぶしたおかゆから始めます。次に茹でてつぶした野菜を、慣れてきたら火を通してペースト状にした豆腐や白身魚、卵黄を試してみましょう。
  • 素材の味がわかるように単品で与えます。(調味料は特に必要ありません)

〈食事の様子〉

  •  スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなり、唇をとじてゴックンと飲み込めるようになります。

中期ロゴ
離乳中期(7~8か月頃)のレシピ(PDF:987KB)
〈食事の進め方〉

  • 離乳食は、午前、午後の2回です。食後に母乳またはミルクを飲ませます。このほかに、授乳のリズムに沿って母乳は欲しがるままに飲ませ、ミルクは1日3回程度にします。
  • 穀類(主食)、野菜(副菜)・果物、たんぱく質を含む食品(主菜)を組み合わせた食事にしましょう。
  • 最初はマッシュ状にして、徐々に舌でつぶせる固さ(豆腐の固さ)のものにしていきます。
  • 素材の持つ本来の味で、味覚を育てましょう。
  • 片栗粉などでとろみをつけたり、プレーンヨーグルトで和えたりすると食べやすくなります。

〈食事の様子〉

  • 舌は前後だけでなく、上下にも動かせるようになり、軟らかい粒であれば舌と上あごを使ってつぶして食べられるようになります。


後期ロゴ

離乳後期(9~11か月頃)のレシピ(PDF:715KB)
〈食事の進め方〉

  • 離乳食は、朝、昼、夕の3回食とおやつになり、食欲に応じて離乳食の量を増やします。食後には母乳やミルクを飲ませます。このほかに母乳は欲しがるままに飲ませ、ミルクは1日2回程度にします。
  • 食品の種類を増やし、調理形態を変化させて味覚の幅を広げます。
  • 基本はだし汁で、素材そのものの味を生かした味付けにします。調味料を使う場合は、大人の味付けの半分を目安に薄味にします。
  • 手づかみ食べが始まる時期です。いろいろな食べ物の形や感触を手指で確かめて覚えていきます。スティック状や一口サイズのもの等、手に持ちやすいものが一品あるとよいです。
  • 鉄分が不足しやすいので赤身の魚や肉、レバーなど鉄分の多い食品を取り入れましょう。料理にミルクやフォローアップミルクを利用してもよいでしょう。
  • フォローアップミルク(飲用)は、母乳またはミルクの代替品ではありません。離乳が順調に進まず、鉄不足のリスクが高い場合や、適当な体重増加が見られない場合には、医師に相談した上で、必要に応じて使用します。

〈食事の様子〉

  • 舌は上下前後から左右にも動くようになり、左右の歯ぐきに舌でつぶせない粒を寄せて、噛んで食べられるようになります。
  • 歯ぐきでつぶせる固さのもの(バナナの固さ)をカミカミします。
  • コップで飲めるようになってきます。

〈食事での注意事項〉

  • 子どもは食品をのどに詰まらせる可能性があるので、一口の分量が多すぎないか等確認し、常に目を離さないようにしましょう。

このページの情報発信元

こども未来局幼児教育・保育部幼保指導課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所新庁舎高層棟8階

ファックス:043-245-5894

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