更新日:2020年4月1日

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就任のご挨拶

 

 市民のみなさま、このたび4月1日付で病院事業管理者に就任いたしました寺井 勝です。

 千葉市には2つの大切な市立病院があります。東西に伸びる行政6区からなる98万人口の政令市ですが、300床以上の基幹病院が中央区に集中する特殊な立ち位置にあります。この歴史的背景のなか、青葉病院(2003年開設、369床)は主に東部の市民の方々、海浜病院(1984年開設、293床)は主に西部の市民の方々に求められる地域医療の提供を目指しております。また、青葉病院は精神医療、血液内科診療、そして県の災害拠点、県内で数少ない第2種感染症指定病院として機能しております。海浜病院は県の災害拠点、がん診療連携協力病院、地域小児科センター、地域周産期母子医療センターとして機能しています。

 高齢化が進む千葉市の大きな課題は救急医療の強化です。市内の医療機関が連携して取り組むことが求められるなか、市立病院は、救急車の受入れを強化しており、市医師会等との連携により実施している夜間応急診療での受入れも含め、年間10,000件を超え、今後もさらに増加するものと見込んでおります。

 このように市立病院の使命は、民間医療機関では提供しにくい、救急、周産期、小児、精神、感染症、災害などの政策的医療を担うことです。
同時に、安定的に医療を提供していくためには経営の健全化も不可欠であり、医業収支の改善に取り組んでおります。その結果、医業外収益・費用を含めた経常収支は2018年度において6年ぶりに黒字転換し、収支改善の芽が出始めたところであり、今後も経営の安定化に向けた取り組みを進めて参ります。

 2019年度に、有識者による「千葉市病院事業のあり方検討委員会」から「海浜病院の老朽化対応として新病院を直ちに整備すべき」との答申をいただきました。新病院と青葉病院による新たな連携、将来を見据えた役割を構築し、「少子超高齢社会」を生きる小さなこどもたちから高齢者の市民のみなさまに信頼される地域医療を目指して参る所存です。よろしくお願い申し上げます。

 

このページの情報発信元

病院局 経営企画課

千葉市中央区千葉港2番1号 千葉中央コミュニティセンター10階 

ファックス:043-245-5257

kikaku.HO@city.chiba.lg.jp

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