更新日:2023年4月28日

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就任のご挨拶

 

市民のみなさま、このたび4月1日付で病院事業管理者に就任いたしました山本恭平です。

千葉市には2つの大切な市立病院があります。東西に伸びる行政6区からなる98万人口の政令市ですが、300床以上の基幹病院が市の中央に集中しており、東西には総合病院が少ないという状況にあります。この背景のなか、青葉病院(2003年開設、369床)は主に東部の市民の方々、海浜病院(1984年開設、293床)は主に西部の市民の方々に求められる地域医療の提供を目指しております。また、青葉病院は成人及び児童精神医療、血液内科診療、そして県の地域災害拠点病院、県内で数少ない第2種感染症指定病院として機能しております。海浜病院は県の地域災害拠点病院、がん診療連携協力病院、地域小児科センター、地域周産期母子医療センターとして機能しています。

新型コロナウイルス感染症が猛威を振るったこの3年間の間、青葉病院を中心として多数の患者を受け入れてきました。幸いにも第8波以後は大きな感染拡大はありませんが、この先も用心深く対応していきます。

市民に安全安心な医療を提供するために重要なのは救急医療の強化です。海浜病院では救急医の増員をはかり、2022年度には小児の救急搬送2,833件、成人の救急搬送4,165件と非常に多くの救急車を受け入れています。青葉病院でも救急棟の開設以後、他の病院で受け入れが困難な患者の受け入れを強化しているほか、夜間の応急診療のバックアップとしての2次輪番を毎月17-18日担当しています。

このように市立病院の使命は、民間医療機関では提供しにくい、救急、周産期、小児、精神、感染症、災害などの政策的医療を担うことです。

同時に、安定的に医療を提供していくためには経営の健全化も不可欠であり、医業収支の改善に取り組んでおります。現在、医業外収益・費用を含めた経常収支は2018年度から2021年度まで黒字を維持していますが、今後も経営の安定化に向けた取り組みを進めて参ります。

老朽化した海浜病院に代わる新病院の整備計画もいよいよ着工段階になりました。この夏には鍬入れをし、2026年春頃に開院できるように進めていきます。新病院は現在の海浜病院を発展させ「胎児から高齢者まで切れ目のない医療」を提供する予定です。

よろしくお願いいたします。

このページの情報発信元

病院局 経営企画課

千葉市中央区千葉港2番1号 千葉中央コミュニティセンター10階 

ファックス:043-245-5257

kikaku.HO@city.chiba.lg.jp

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