緊急情報
更新日:2025年10月3日
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感染性胃腸炎は、日頃の対策と発生時の対応を適切に行うことで、施設内での発生や万が一発生した場合の感染の拡大を防ぐことができます。
適切に対処するために、以下の点に注意しましょう。
感染対策の主なポイントは、「手洗い」「環境消毒」「おう吐物等の処理」「情報の管理」です。
これらをまとめた以下のリーフレットもご活用ください。
感染予防の基本です。石けんと流水で丁寧に洗いましょう。
調理前、食事前、トイレの後、汚物処理の後などは特に気を付けて、2回繰り返し洗うことも有効です。
タオルの共用は避けましょう。
推奨する手洗い方法はこちら→手を洗っていますか?
日頃から、ドアノブ、手すり、電気のスイッチなどの手がよく触れる場所を消毒しましょう。
特に流行期は、0.02%の次亜塩素酸ナトリウム液を使い捨ての布やペーパータオルなどに含ませ、拭いて消毒します。
処理セットを備えておき、おう吐等の発生時には適切な手順で処理しましょう。
おう吐物の処理方法は、以下のリーフレットをご参照ください。
また、いざという時に慌てないよう、職員訓練等を通じて手順を確認しておきましょう。
嘔吐物の処理方法リーフレット(PDF:1,981KB)
日頃から利用者の健康観察、職員間の情報共有を徹底し、胃腸炎症状を見逃さないようにしましょう。
発症者が増え始めた時の情報管理はこちら→施設で感染が広がり始めたら
感染性胃腸炎の流行状況を把握した上で対策をとることも大切です。
千葉市の感染症流行情報はこちら→千葉市内の感染症流行状況(千葉市感染症情報センターのページへ)
感染性胃腸炎の対処においては、効果のある消毒液(推奨:次亜塩素酸ナトリウム)を、場面に合わせた適切な濃度で使用することが重要です。
以下に、原液の次亜塩素酸ナトリウムの濃度が5~6%の製品を使う際の消毒液の作り方を紹介します。
| 消毒対象 | 濃度 | 希釈方法 | |||||||
| 環境 |
・ドアノブ、手すり、スイッチなど ・食器などの漬け置き |
0.02% |
原液約5ミリリットルを水1リットルで希釈 |
||||||
| 汚染箇所 | ・便や吐物が付いた床、トイレなど ・衣類などの漬け置き |
0.1% |
原液約20ミリリットルを水1リットルで希釈 |
||||||
また、消毒液を作る際、希釈の目安として使用できる用紙を作りました。
使っている製品に合わせて内容を書き込み、消毒液を希釈する際にご活用ください。
施設で胃腸炎を認めたら、発症状況表を作成しましょう。
発症日順に患者の情報を整理することで、感染が広がった原因を推測し、更なる広がりを防止するための適切な対策へ繋げることができます。また、この表は、保健所が施設調査等をする際に提出を求めることがあります。
介護・老人福祉・障害関係施設向け発症状況表(エクセル:52KB)
施設の管理者様向けに、感染性胃腸炎の対策に関するチェックリストを作成しました。
感染性胃腸炎に対する日々の感染管理や発生時の対処にぜひご利用ください。
介護・老人福祉・障害関係施設向けチェックリスト(PDF:126KB)
ノロウイルスによる食中毒の発生を予防しましょう(別ウインドウで開く)
このページの情報発信元
保健福祉局医療衛生部保健所感染症対策課
千葉市中央区問屋町1-35 千葉ポートサイドタワー11階
電話:043-307-5086
ファックス:043-238-9932
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