ホーム > 健康・福祉 > 健康・医療・生活衛生 > 健康 > 歯と口の健康 > むし歯予防フッ化物洗口導入支援

更新日:2025年3月18日

ここから本文です。

むし歯予防フッ化物洗口導入支援

子どもの永久歯のむし歯を予防することを目的に、市内保育施設および幼稚園がフッ化物洗口を円滑に導入し、歯と口の健康づくりを推進できるよう千葉市が支援いたします。

  1. 事業概要
  2. 応募方法
  3. フッ化物洗口について

事業概要

支援対象

千葉市内の保育所(園)、幼稚園、認定こども園

フッ化物洗口対象者

実施施設に在籍する4~5歳児

支援内容
  • 職員説明会の実施または説明資料の提供
  • 保護者説明会への歯科医師派遣、説明資料の提供
  • 洗口剤や消耗品などの無償配付

※必要物品の選定については、施設ごとの特性にあわせ市と実施施設が協議のうえ決定し、市が現物を購入し提供します。

※フッ化物洗口実施に係る施設職員の人件費については支援の対象ではありません。

支援期間

各施設3年間

※4年目以降も、情報提供等の支援は継続いたします。

1年目の支援の流れ(例)※実施時期は前後する可能性があります
4~5月

支援希望調査の実施、支援施設の決定

➡市より、市内幼稚園・保育施設あてに支援希望調査を実施します。

※応募方法については、本ページ下部を参照ください。

※申込多数の場合、次年度以降の支援対象となることがあります。

6月~

施設職員向けフッ化物洗口説明会の実施

➡開催方法はオンライン・対面・書面など、施設の状況に応じて対応します。

書類や器材等、フッ化物洗口開始のための体制づくり支援

➡現場における洗口薬剤・洗口液の管理方法や使用物品、洗口実施方法について等、実情に合わせて実施できるよう歯科医師・歯科衛生士が支援します。

9月~

保護者向けフッ化物洗口説明会の実施支援

➡フッ化物洗口に関する知識の提供は、地域の歯科医師(園歯科医)が講師となって実施することが望ましいですが、園歯科医の都合がつかない場合等においては、市より、千葉市歯科医師会歯科医師を派遣します。

実施方法については、園の実情に合わせて実施できるよう支援します。

洗口希望調査支援

洗口実施の意向を保護者に文書で確認し、同意を得るための書式を提供いたします。

1月~

真水による洗口練習の開始(状況に応じて随時洗口開始)

洗口実施前に練習期間を設け、真水でのぶくぶくうがいと吐き出しの練習を行います。必要時、練習方法に対して歯科医師・歯科衛生士が助言を行います。

※練習期間に定めはなく、一人一人がぶくぶく後、吐き出しができているか必ず確認を行った後、洗口実施に移行します。

応募方法(令和7年度)

※申込多数の場合、次年度以降の支援対象となることがあります。ご了承下さい。

応募条件

原則として次のすべてにあてはまる施設とします。

  • 応募時点でフッ化物洗口を実施していないこと。
  • 応募時点で4歳以上の児童が5人以上在園していること。
  • 1年に1度、園児の歯科健診を実施している・実施予定であること。
  • 3年間の導入支援の後も、フッ化物洗口を自主的に継続実施する意志があること。
  • 本事業の支援を受けたことがないこと。
応募方法※5月30日(金)締め切り
  • メールまたはFAXで申請(募集チラシ裏面(申込書)の必要事項を記入し、送付してください。)

 募集チラシ(PDF:1,190KB)(別ウインドウで開く)

【送付先】メール:suishin.HWH@city.chiba.lg.jp  FAX:043-245-5659

  • 電子申請(以下のリンク先から、電子申請フォームを開き入力します。)

https://apply.e-tumo.jp/city-chiba-u/offer/offerList_detail?tempSeq=42364(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)

フッ化物洗口について

フッ素とは

フッ素は、自然の中に広く分布している元素のひとつです。

人体を構成する元素の比率では鉄に次いで13番目に多い元素で、体重70キロのヒトの体内には3gのフッ素が存在し、その多くは歯や骨に多く含まれています。

フッ化物とフッ素の違い

自然のフッ素とむし歯予防に使用するフッ素に差はありません。

「フッ素」は元素を示しており、むし歯予防で作用するのは、フッ化物から生成したフッ素イオンのため、「フッ化物」と呼ぶのが適切です。

しかし、日本では「フッ化物」という用語を使わず、長い間「フッ素」の用語が広く用いられてきたため、「フッ素」と表現されることもしばしばあります。

むし歯予防に用いるフッ化ナトリウムなどの無機のフッ化物は、水に溶けるとイオン化してフッ化物イオンになり、これは天然の海産物やお茶から溶出してくるフッ化物イオンと同じです。

工業用の有機フッ素化合物(PFAS)は、人工的に合成された有機フッ素化合物であり、むし歯予防のフッ化物とは全く別の物質です。

フッ化物の効果

フッ化物は、以下のメカニズムでむし歯を予防・むし歯になりにくい歯をつくります。
①良質な歯を作る ②再石灰化を促進する ③酸から歯を守る ④抗酵素作用・抗菌作用を発揮する

フッ化物洗口とは

フッ化物洗口は、昭和45年に開始され、その効果が認められた歴史があります。

フッ化物洗口とは、永久歯のむし歯予防を目的に、一定の濃度のフッ化ナトリウムを含む溶液で1分間ぶくぶくうがいをする方法です。

保育園・幼稚園・小中学校で集団として行う場合、週5回法と週1回法があります。

週5回法は、主に保育園・幼稚園で採用されています。1回の洗口液の量は、就学前の幼児では5~7mlです。

※就学前の幼児では、真水による「ぶくぶくうがい」と吐き出しの練習をして、上手にできることを確認してから洗口液に切り替えます。

洗口後、30分間は飲食・うがいを控えます。

フッ化物洗口の予防効果

4,5歳から始めた場合、フッ化物洗口の永久歯におけるむし歯予防効果は50~80%と報告されており、フッ化物の利用方法である「フッ化物歯面塗布」「フッ化物配合歯磨剤」の予防率と比較しても高い予防効果が期待できます。第一大臼歯の萌出時期に合わせた開始と、長期間継続することが効果を確かにするために必要です。

フッ化物の利用方法   永久歯のむし歯予防率

フッ化物洗口(4・5歳から開始) 

約50~80%

フッ化物洗口(6歳から実施)

約30~40数%

フッ化物歯面塗布

30~40%

フッ化物配合歯磨剤 

20~30%


参考:一般社団法人日本口腔衛生学会フッ化物応用委員会(2022). フッ化物洗口・ファクツ2022 一般財団法人口腔保健協会

フッ化物洗口の安全性

用法と用量をきちんと守って実施するかぎり、きわめて安全度の高い、むし歯予防に有効な手段です。

厚生労働省によるフッ化物洗口ガイドラインにおいても、安全については問題がないと報告されています。

また、令和5年3月に千葉県・千葉県歯科医師会作成の「(令和版)フッ化物洗口マニュアル」においては、

「日本歯科医学会、日本口腔衛生学会、日本歯科医師会、厚生労働省などが、むし歯予防のためのフッ化物応用の安全性を保障している。」と報告があります。

フッ化物洗口の普及状況

千葉県 市町村別フッ化物洗口実施状況(2024年3月時点)(PDF:228KB)(別ウインドウで開く)

このページの情報発信元

保健福祉局健康福祉部健康推進課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟5階

ファックス:043-245-5659

suishin.HWH@city.chiba.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを編集して、改善提案する改善提案とは?