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更新日:2020年12月9日
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心の輪を広げる体験作文
小学生部門 優秀作品
「ひでくんとぼく」
藤原 海虎
(千葉市立幕張小学校 1学年)
ひでくんは、ぼくのおとうさんのおにいちゃんです。ひでくんは、ぼくのおとうさんよりとしがうえだけど、まったくことばをはなすことができません。「あー」と「うー」だけでじぶんがしたいことや、してほしいことをつたえてきます。ぼくのおばあちゃんが「ひでくんは、あかちゃんとおなじだからやさしくしてあげてね」といいます。でも、ひでくんはぼくがおかしをたべているとかならずとってたべてしまうし、ぼくがテレビをみているとチャンネルをかえてと、リモコンをわたしてきます。「ひでくん、だめでしょ。」というと、てをあげてあたまをペコッとして、ごめんなさいをします。ひでくんはことばははなせないけど、ぼくがいっていることはわかるみたいです。ひでくんがなんでことばをはなせないのかふしぎだったけどおばあちゃんに、ひでくんにはしょうがいがあるということをおしえてもらいました。ぼくは3さいのときから、ひでくんのような、しょうがいのあるひとがかようがっこうのぎょうじにまいとしさんかしています。うんどうかい、なつまつり、バザーぜんぶすごくたのしいです。ことばがつうじるひともつうじないひともいるけどみんなとてもやさしいです。そしてみんないっしょうけんめいだしたのしそうです。しょうがいがあってもなくても、うんどうかいでは、いっしょうけんめいはしるし、なつまつりはおいしいものをたべてうれしいってかおをするし、ふつうのひととなにもかわらないんじゃないかとおもいます。ほんとうはひでくんもすこしはことばをはなせたらもっとたのしいのにとおもうこともあるけどことばをはなせなくてもひでくんといろいろなことをしてみてじゅうぶんたのしいです。ぼくがひでくんといっしょにいてたのしいなとおもうとひでくんもたのしいなとおもってくれているとおもいます。うんどうかいやなつまつりなどたくさんいっしょにあそんで、ぼくからおかしをとってばっかりだったひでくんが、すこしずつじぶんのおかしをわけてくれるようになりました。ぼくがなにもいってないのに、クッキーやチョコレートをはんぶんにわってくれます。ぼくがありがとうをいうと、ひでくんもペコッとおじぎをします。でもテレビチャンネルはゆずってくれません。ぼくはアニメがすきでひでくんはニュースがすきだからどうしてもいやみたいです。だから、こんどはひでくんにじゃんけんをおぼえてもらって、じゃんけんでどちらがすきなテレビをみれるかきめたいとおもいます。じかんがかかってもいいからぼくがひでくんにじゃんけんをおしえてあげようとおもいます。
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