千葉市立加曽利貝塚博物館 > 総合案内 > 「加曽利のヒト Nの部屋」更新
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更新日:2023年10月13日
今日は、とても穏やかな秋の日差しを感じられる日です。
発掘調査日和といってよいでしょう。
最近、園内の樹々の傷みが加速しています。
博物館近くのヤマグリもそのひとつ。
先だって、枯死したので園路脇ということもあって、倒木回避のために処理をしました。
処理後によく周辺を見ると、なんとクリの幼木が3本芽生えているではありませんか。
植樹をしているわけでもなく、落ちた実から自然に芽吹くものなんだと感心してしまいました。
これからの成長がたのしみです。
枯れないよう、虫に集られぬよう注意をはらっていきたいものです。
ホトトギス(杜鵑草)
博物館正面の垣根の内側に、今見頃です。
「和名の「ホトトギス」は、「杜鵑草」の意で、花の紫色の斑点のようすを鳥のホトトギス(杜鵑)の胸にある斑点に見立てたことによる。斑点を油染みに見立てて、ユテンソウ(油点草)という別名もある。」「日本固有種。北海道南西部、本州の関東地方以西・福井県以南、四国、九州に分布し、山地の半日陰地に生育」とウェキペディアに。
コウモリガのようです。
「ヤナギ、アカメガシワ、クリ、スギなどの多くの植物を食草・食樹とする。成虫は8-10月に出現する。交尾は薄暮時に行われる。卵は飛翔しながら空中で産卵するといわれるが、地上でも産卵するとの報告もある」とウェキペディアに。
「孵化した幼虫は地面に接した草や枯葉を摂食し、成長にともなって木の幹や枝に穿孔して入り込みます。根際付近の幹に大きな穴を開け、木を枯らします。」「排泄物を外に出す際に糸でつづって大きな糞塊を形成するのが特徴です。1~2年で羽化します。」と国土交通省近畿地方整備局のページ『苗木を枯らす虫(コウモリガ)』に。
結構、厄介な蛾なのかもしれません。
明日の10月1日からオーエンス八千代市民ギャラリーで加曽利貝塚についての依頼を受けてのPR展示が始まります。
詳細は、こちら(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)から。
今日は、土曜日の祝日、臨時開館日です。
今朝の自車の車外気温は、22℃。
クーラーも不要で、過ごしやすい気温でした。
園内には、ところどころに白い彼岸花が見うけられるようになりました。
まだ暑さが堪えますが、やはり秋の訪れを感じます。
台風が近づきつつある中、暑さは緩みません。
前回の更新でスズメバチの巣について取り上げました。
その後、巣が大きくなったので、危険防止のために撤去しました。
しかし、撤去後半月あまりで全く同じ場所にコガタスズメバチが再び営巣。
その最初から観察することができたので、巣の成長過程を追ってみました。
結果として、除去することなくスズメバチはいなくなりました。
8月1日からの数日間、出入り口に見張りのように顔を出すハチがいる反面、飛んでいる姿をほぼ見かけませんでした。
今年の異常な暑さで子育てがうまくできなかったのでしょうか。
謎です。
今年度最初のスズメバチの巣、確認!
ついに、スズメバチと対峙する季節がやってきました。
まだ、発展と途上の大きさのようです。
きれいなハニカム構造。
中の白い粒は何?
大きくなると、下の画像のようになります。
コガタスズメバチと思われます。
昨日、関東は梅雨入りの様子。
室内にハラハラと飛ぶものが。
ナミガタシロナミシャク
シャクガ科 ナミシャク亜科
「白っぽくて、前翅には数本ずつまとまった黒線模様があり、後翅の外縁がオレンジ色の美しいシャクガ。葉裏にとまって腹端を反り返らせていることが多い。平地・低山地から山地にかけて広く分布する。幼虫はツタを食べる。」
のだそうです。
時期は、6~7月。
分布は、北海道・本州・四国・九州。
外で飛んでいたら、あまり気にすることはないと思うのですが、室内で飛んでいると目立ちます。
ついつい、写真を撮って、調べてしまいました。
昨日のことです。
この春にオープンした「かそりえ」の室内で、虫が脱皮しているところに遭遇。
正確に言うと、脱皮直後にあたるでしょうか。
キリギリスの仲間と思われますが、その正体は不明です。
キリギリスの仲間は、6回の脱皮を繰り返し成虫となるようです。
今回の脱皮が何回目なのかは不明ですが、大きさからいうと6回目なのかなあと思っています。
脱皮中は頭を下に向けていましたが、脱皮完了後は体勢を上下逆に移動。
羽?が乾くのを待っている様子。
羽は見る見るうちに伸びつつ乾き始めました。
脱皮した皮の大きさを見ると、こんな大きな身体がよく入っていたなあと思うほどに一回り大きくなっているのが不思議です。
皮も乾燥して縮んだのかもしれませんが・・・
このような光景はあまり見れないので、たまたま近くにいた昆虫好きに方々と盛り上がってしまいました。
6月9日に調べたところ、「ウマオイ」の可能性が高そうです。
バッタ目キリギリス科に属する。
鳴き声が、馬子が馬を追う声のように聞こえることから名づけられたのだそうです。
久々の更新です。
セイボウ
ウェキペディアによると、
「ハチ目ハチ亜目の科。この科に属す種をセイボウ(青蜂)と呼ぶ。体は美しい金属光沢を持つ。寄生バチであり、泥や筒などに巣を作るハチ類(トックリバチ類、ドロバチ類、ハナバチ類、ハキリバチ類など)に寄生する」
ネットワーク上のサイトでは、
「「飛ぶ宝石」、「宝石蜂」とも呼ばれ」とのこと。
確かにきれいです。
光のあたり方によって、色調が変化もしている。
今まで、あまり気にしたことはありませんでしたが、加曽利貝塚の動植物に詳しい方々から園内で珍しくたくさん飛んでいることを教えてもらいました。
小さいし、動きが機敏なので、宝石のような美しさを、認識しづらい蜂ですが、じっと目を凝らし、観察していると見つけることは可能です。
なお、人を刺す蜂ではないので、たくさん飛んでいたとしても安心して観察ができます。
あまり画像がよくありませんが、きれいな蜂です。
これらの蜂も一緒に飛び回っていました。
セイボウの一種なのかは調べ切れちません。
今朝の加曽利貝塚
気温は、-5℃。天気予報では-4℃が最低でしたが、ここでは予報よりも低くなることが多いです。
今年度調査区範囲は、まだ草がはえていないので土の露出が目立つのですが、霜で覆われた地面では、見た目にどこかわからくなります。
霜は何時ごろまで残るのやら。
過日の寒い日、夕方まで霜は残っていましたし…
1月19日(金曜日)から1月24日(火曜日)の間の予定で、早稲田大学に委託したレーダー探査の冬の陣が行われています。
寒い中、教授と院生の5人で、昨夏にデータを取り切れなかった部分の追加の調査です。
2m間隔で水糸で探査する基準線を示し、その間を機械が行き来します。
水糸を地味に設定し続ける院生。
寒い中、お疲れ様です。
今日は、寒風吹きすさぶ一日
寒さで耳がちぎれんばかりの痛さです
昨日までに埋め戻しが終了
プレハブや道具類の撤収も済み、発掘調査現場に寒風が吹き抜けます
3年ぶりに南貝塚の真ん中を通り抜けられる環境に
若干、足場が馴染んではいませんが、通り抜けることは可能となりました
発掘調査現場は、撤収に向けての作業が粛々と行われています。
昨日と今日の朝の景観です。
221209の朝 ↑
221208の朝 ↑ 軽く霜が 寒くなりました。
11月22日(火曜日)から令和4年度の「あれもE これもE-加曽利E式土器-(内房地域編)」が始まりました。
2月19日(日曜日)までが会期です。
いつもの企画展示スペースの出入り口とは異なるので注意。
中峠式関係(左)、E1式関係(右)
※ローマ数字は掲示できないので、アラビア数字になっています。以下同様。
E2式、曽利式、連弧文系など
E3式(左)、E4式(右)
今回の展示の博物館の基本的な考え方もパネルで解説しています。
なお、新年明けを目途に展示品の一部入れ替えを予定しています。
具体的な日程が決まりましたら、あらためて告知します。
ムネアカセンチコガネ
「糞虫(ふんちゅう)の仲間で、丸いからだと赤い模様の愛らしさで人気の高い昆虫です。
しかし、フンを食べるのではなくカビの仲間を食べる菌食性のようで、狙って見つけるのは難しいので珍しい昆虫だったりします。」とのこと。
「赤色と黒色の模様が特徴的で、その模様には変化があります。地域によっては、羽の部分がほとんど黒くなるような個体も見つかるようです。
顔の真ん中には小さいながらもツノのような突起があります。オスにははっきりわかる程度のツノがありますが、メスではちょっと膨らんでいるくらいの大きさです。触角が大きいのも可愛く見えるポイント」なのだそうです。
昨夕、事務室の中を飛び回っていたので捕獲。
あまり見かけないコガネムシ?と思って調べてみました。
日本でしか見ることのできない固有種で、国のレッドデータブックには載っていないようですが、南関東や関西以西では県指定の絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されているのだそうです。
よく飛び、よく地面に潜るのだそうです。
あと、光に飛んでくる習性=走光性があるとのこと、だから明るい事務室の迷い込んできたのでしょう。
ルリタテハ(瑠璃立羽)
「鮮やかな瑠璃色の帯模様が入るのが特徴で、裏面は灰褐色で細かい模様があり、樹皮や落ち葉に似る」とのこと。
また、「平地の森林内や周辺部に生息し、都市部の公園や緑地などにも現れる」のだそうだ。
翅の表と裏のギャップがはげしいです。
太めでがっしりした感のある胴体が目立つ気がします。
クロコノマ(黒木間蝶)
7月20日に紹介した二ホンミツバチの巣
オオスズメバチに席捲されてしまいました。
とある情報によると「オオスズメバチはニホンミツバチの巣を集団で襲い、巣を占領します。そして、サナギを何日もかけて自分の巣に運んで幼虫の餌にします。オオスズメバチは幼虫を育てるために大量の餌を必要とするため、ミツバチや、他のスズメバチの巣を集団で襲うことがよくあります。」とのこと。
まさにこの状況なのでしょう。
「弱い群れから優先的に襲うため、強い群れではほとんどオオスズメバチがやってこない」との記述も。
「ニホンミツバチの威嚇をもろともせず、巣に入り込みます。ニホンミツバチはオオスズメバチが巣に来ると、籠城作戦をとり、中から出てこなくなり」「占領されてしまうとニホンミツバチは集団で逃げ」だすのだそうです。
無事に逃げ延びて、来年には再び営巣してくれることを願うばかりです。
二ホンミツバチの巣の惨状を嘆いていた時、なんとなく視線を感じる…
ハラビロカマキリが私の目線の高さにぶら下がっているではないか。
指をむけると気丈にもカマをもたげて威嚇してきた!
腹が大きくなっているので産卵前の雌のようです。
コウガイビル
久しぶりに見ました。
「陸上の湿潤な環境を好む。粘液を分泌して滑るように移動し、カタツムリやナメクジ、ミミズや小型の昆虫などを捕食する。摂食行動が観察・報告される機会は少ないが、既知の例では体に絡みついたり粘度の高い粘液を分泌することで餌生物の動きを封じ、口器から咽頭を伸展させて体外消化を行うことが知られている」「日本からは2005年時点で3属18種が記録されているが、分類・同定が難しいグループであり未記載・未同定種も多いため、種数は確定的ではない」とウェキペディアに。
実際には、気づいていないだけでそこら中にいるのだろうなあと思います。
動く姿は、こちら
今日は、夏の縄文体験デー(別ウインドウで開く)。
事前募集の抽選での当選者の方々のみでしたが、多くの方々に親子で参加してもらえました。
上手に組みひもできましたね。(画像の使用の許諾は得ています)
貝輪、ちゃんと腕に装着できるし。
組みひもの製作風景。
親よりも、子どものほうがうまいかも。
まだまだ暑いですが、夏の思い出になってくれたら本望かと。
スタッフの皆さんにも暑い中頑張ってもらえたので、感謝です。
ツマグロヒョウモンのメス?
「前ばねの端の黒色がよく目立つ。体内に毒を持つマダラチョウの仲間、カバマダラに擬態しているといわれる。」のだそうです。
珍しいのかはよくわかりません。
ベニシジミ(紅小灰蝶)
「1997年(平成9年)11月28日発売の30円普通切手の意匠になった。切手は2015年(平成27年)9月30日に販売を終了」とウェキペディアに。
地域によっては、レッドデータブックに載ることもあるようです。
北貝塚竪穴住居跡群観覧施設の外壁にナナフシが。
以前からときどき見かけますが、見つけるとそこそこテンションが上がる昆虫です。
姿からしてあまり好きではないという人もいますが、個人的にはその特異な姿に興味を惹かれます。
園内では、ナナフシモドキもときどき見かけます。
コジャノメ↓
同じ場所でひらひら舞っていました。
「生息地は森林とその付近に限られる。 カブトムシなどを採りに密林や藪に入ると、低い位置をちらちら飛んでいるのを見かける。チョウらしからず暗い所を好み、花には見向きもせず樹液や鳥糞に群がる。」とウェキペディアに。
確かに、樹液のでている木の周りをひらひら舞っていますね。
ウスバカゲロウ↓
これも同じ場所で壁にとまってました。
「ウスバカゲロウ科は「カゲロウ」という名が付けられているがカゲロウ目とは縁遠い昆虫である。」とウェキペディアに。
ずっと、カゲロウの一種だと思っていました。
分類とは難しいですね。
とまったままの昆虫は、じっくりと観察できるので楽しいです。
おそらく、人工物がない場所では気づきにくいものばかりなので、園内の関連施設はある意味良い観察場所なのかもしれません。
ちなみに、18日に掲示したスズメバチの巣は、本日の午前中に撤去しました。
二ホンミツバチ(たぶん)の巣を確認
とある木の洞に営巣したようです。
以前から毎年のようにみかけるので、とても居心地のよい場所なのでしょう。
アシナガバチの急襲?!
アシナガバチがミツバチの巣穴に入ろうとホバリング中。
近づくと大勢のミツバチが羽を合わせて鳴動させ威嚇。
オオスズメバチが天敵とは聞いていたが、アシナガバチもそうなのかと、少々興味深げ。
一昨年、同じ場所にオオスズメバチ数匹がアタックしていた記憶あり。
自然ってすごいですね!
今シーズン最初のスズメバチの巣を目視で確認!
容易に届く高さのではなく、叩き落すわけにもいかないので、専門業者にお願いしないといけないようです。
今日は、ふたりの闖入者が。
たぶんコオニヤンマだと思います。
素人には、パッと見にはわかりません。
オニヤンマとの違いは、複眼の左右が点で接触しているように見えるか否かなのだそうで、このヤンマは複眼が離れているのでオニヤンマではないことは確か。
黄色い斑紋がヤブヤンマのようにも感じるのですが、複眼の離れ具合はコオニヤンマのように感じます。
午前中に事務所の中に飛び込んできたんです。
結構な羽音で一瞬「何だ!」とびっくりしました。
もうひとりの闖入者は、ショウジョウバッタの幼体。
まだ小さかったので、ショウジョウバッタモドキかと思いましたが、背中の左右に目のあたりから尻にかけて濃い色の線がないので、モドキではないようです。
こちらは、館内の壁にさりげなく取りついていたところを捕獲しました。
ふたりとも、観察後に外へ戻っていただきました。
加曽利貝塚縄文遺跡公園は、自然が豊かです。
結構様々な昆虫を見かけます。
ただ、ご注意ください。
史跡公園内は、『動植物の採取は禁止』です。
季節が季節なので甲虫類も少なくありませんが、『動植物の採取は禁止』ですので、見つけたとしても「見て・触って・観察」したら自然に返してあげてくださいね。
ちなみに、この夏は甲虫類の姿が例年に比べると見かけない気がします。
今朝の出勤時、園内のコンクリ園路を歩いていると、白いものが落ちていた。
よく見ると
羽化して間もないアブラゼミ
羽化後、2時間もするとよく見る色合いの成虫になるのだそうで、まだ白っぽいこの段階は羽化後1時間から1時間半のようです。
道路の真ん中にいたので、羽化後に何らかのアクシデントがあり、元いたところから離れてしまったのでしょうか。
羽化が完了する前に飛んだりして、大丈夫なのか心配になってしまいます。
子どものころ、羽化に失敗して力尽きてしまったセミを見たことはありましたが、色づいている途中のセミを見るのは初めてです。
木にとまらせてあげたほうが良いかと思い、持っていた郵便物を近づけると上ってきました。
この後、木に移動させました。
1時間後に見に行くと、姿はなし。
ちゃんと色づいて、飛んで行ってくれたとしたらうれしいのですが。
これは、昨日の画像。
ミヤマカミキリのようです。
「平地や山地の雑木林やクリ畑などに生息する。夜行性であり、生息地付近の灯火に飛来することもある。成虫は夏期にクヌギなどの樹液を後食して活動し、卵はクヌギ、コナラ、クリなどのブナ科の樹木の木の裂け目部分に産卵される。幼虫はこうした生木を食害し、数年かけて成長する。食害された木は強度が弱ることで、折れやすくなり強風などで倒れてしまうこともしばしばある。」
と、ウィキペディアに。
加曽利貝塚縄文遺跡公園内には、多くの「クヌギ、コナラ、クリなどのブナ科の樹木」があるので、結構繁殖しやすい環境が整っている模様。
立ち枯れにつながらぬよう、樹々の見回りはしないといけませんね。
今日は雨模様との予報でしたが、晴れ間はあるし、雨雲は近づくものの、結局大降りにはならないといったいまいちメリハリのない天気になりました。
緑がどんどん濃くなる季節です。
そして、鳥獣・昆虫・草花も目につく季節です。
この鳥はなんでしょう?
営巣中です。
スジクロシロチョウです。
昆虫素人の私には、遠目に見るとモンシロチョウにみえてしまいます。
とまっていればわかりやすいですが、飛んでいると「んっ?どっち?」という感じです。
この季節、結構そこらで見かけるシオヤトンボ。
「春から初夏にかけてよく見られるシオカラトンボの仲間。大きさはアカトンボとほぼ同じ。
平地から低山地にかけての水田、休耕田、池などで見られる。
幼虫は、少し流れがあるような湿地を好む。」のだそうです。
坂月川周辺のビオトープなどで成長したんですかね。
飛ぶ昆虫は、どこかにとまってくれないと観察できないので、細かな種類がわからないこともあります。
昨年の今頃は、ハグロトンボが結構舞っていましたが、今年は少なめのような気がします。
スズメバチも各所でみられるようになりました。
まだ、巣は確認されていませんが、近々遭遇することになるかと覚悟しています。
園内の利用者の方々への注意喚起の貼り紙も今日から追加して掲示し始めました。
最後に
初めの画像の鳥は、たぶんツミです。
ウィキペディアによると、タカ目タカ科ハイタカ属に分類される猛禽類だそうで、眼の周囲は黄色とのこと。
画像を見る限り、黄色いかな?
今日は、今年度最初のイベント「縄文春まつり」の初日
天候に恵まれましたが、徐々に風が強くなってきたのが残念でした。
そこそこの賑わいで、2000人近い方の来館がありました。(正式には集計中ですが)
桜とハナニラのコラボがきれいです。
ハナニラの群生はそれなりにインパクトありますよ。
あっという間に新年度に突入。
3月の更新ができずにきてしまいました。
令和3年度末の3月に、北貝塚の一部の樹木を伐採しました。
伐採前は、樹に目が行きがちだったので、貝層の堆積が目立ちませんでしたが、見通しが良くなったことに合わせて、高まり感を実感できるようになりました。
「環状に廻っている」風景を目視できますし、南貝塚とは異なる雰囲気も感じられるかも。
ちなみに、伐採は樹木の根が貝層に与える影響を考慮してのことです。
昨晩の雪は、1月6日の降雪に比べ、べた雪で融けだすのが速そうです。
誰かが早速雪だるまを制作?!
昨日の雨で、雪は融けてなくなりました。
今朝の加曽利貝塚
前日の大雪
加曽利貝塚の冬景色
軽い雪でした。(パウダースノーほどではありませんが)
今年最後の出勤日
加曽利貝塚の2021年は終わりです。
発掘調査現場完全撤収!
テントも、プレハブ、道具類など全て搬出しました。
来年度は、夏頃から再開できればなあということのようです。
今朝は寒かった!
発掘調査現場は、今シーズン最も冬景色。
来年調査までの間、何事もないようにするための養生が日々進行中です。
しばらくすると、撤収が終わる予定です。
復元住居も解凍中!
凍った茅葺から絶え間なく水蒸気が。
11月からボランティアガイドさんたちの活動を徐々に再開しています。
月に2回、第2と第4日曜日に開催してきた縄文ひろばもそのひとつ。
接触や密を回避できる活動から、ソーシャルディスタンスをふまえてのことです。
日和も良かったせいか、家族連れが目立つ園内でした。
まずは、博物館利用者に対して、屋外のガイドから再開。
加曽利貝塚について学べる紙芝居を上演中
コロナ禍でも、先を見据えた準備を怠らなかった成果です。
復元住居内での火焚きの様子。
今日から『千葉市制100周年記念「千葉市内出土考古資料優品展」』が郷土博物館ではじまりました。
1月23日までです。
2月3日からは、埋蔵文化財調査センターで展示され、3月10日までです。
期間中には、ギャラリートークの日があったり、講座も開催予定です。
詳しくは、こちら(別ウインドウで開く)から。
千葉市出土の遺物の中でも厳選した優品が一堂に会し、見ることができる機会はそうそうあるものではありません。
是非、足を運んでいただきたいです。
ちなみに、Nが調査した際に出土した優品もあります。
昨夕、事務室に迷い込んできた蝶が、今朝も潜んでいました。
逃がそうとしましたが中々捕まらず、やっとのことで捕獲しました。
木の葉に似た風貌。
見れば見るほど動かなかったら蝶には見えません。
調べてみたところ、「クロコノマチョウ」のようです。
黒木間蝶は、チョウ目タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に分類されるジャノメチョウの一種。
『ジャノメチョウ亜科の中でもこれらコノマチョウの仲間は特に異端であり、他にはシロチョウ科にしかない「脚の爪が二分する」形態を持つ。』とのこと。
よく見ると、脚先が二つに割れている!
気温が下がった薄暮時に活発に活動し、 日中の成虫は里山の疎林や開けた竹林の枯れ草や落ち葉の間に息を潜めているのだそうだ。
『茶色一色にしか見えない地味な模様と、不整合な飛び方は蛾を思わせる。チョウを見慣れていない人が本種を見てもほとんどが蛾だと思うであろう。捕獲して翅を開いてみると前翅表の上端に大きな崩れた蛇の目が見える。』との記述が。
事務室に飛び込んできた際、他の職員は蛾と間違え、それなりの騒ぎに。
『比較的低温でも飛翔できるが、積雪地帯での越冬は難しい。(日本国内では本州以南で見られ、関東地方でたくさん見かける蝶ではなかったようだが、)暖冬が続く近年は関東地方まで分布圏を北上』しているのだそうだ。
ということは、昔からこの辺でヒラヒラと舞っていたような蝶ではないのだろうか?
また、『幼虫の食草はススキ、ジュズダマなどのイネ科単子葉植物』だそうで、7月30日に掲示したジュズダマが博物館近くにあることから、そこに産卵していたのかも。
今度、探してみよう!
秋の花がきれいです。
曼珠沙華
白に見えますがやや黄みがかっています。
リコリス・ストラミネアという種類のものかもしれません。
臨時駐車場の草刈りの際、刈れば刈るほどに食欲を刺激する香りが。
ニラです。
群生すると見ごたえはありますね。
今年度の年間行事予定表にもあるとおり、10月2日から12月5日の間「祇園原貝塚展」を予定しています。
9月25日(土曜日)の午後1時から3時30分の間、この展示に先駆けての講演会とシンポジウムが予定されているとの情報を入手しました。
参加費は無料で、YouTubeライブ配信により行うそうです。
視聴方法は、ライブ配信用のQRコードからアクセスが可能となります。
詳しくは下記の画像の左下を確認してください。
ちなみに、この画像は広報いちはらの2021年9月号の1頁だそうです。
気になる方は是非アクセスしてみてください。
なお、問い合わせ先は市原市の「博物館準備室」(0436-41-9344)ですのでお間違いなく。
昨日に引き続き、雨です。
昨日までの夏休み縄文ウィークの後からづけ中、思わぬお手伝い?!が。
回収してきた発掘体験用の道具の中にカタツムリが。
筆者が子どものころは、かなりよく見かけたものですが、大人になってからは存外に間近で観察する機会は恵まれていません。
蓋をもたず触角の先に目を持つ有肺類の陸貝。
ほとんどは上から見ると右巻きの貝殻だが、極稀に、左巻のがいるそうです。
このカタツムリ(蝸牛)の巻は、右巻き。
貝殻の材料となるカルシウムはカタツムリにとって補給の難しい資源なのだそうです。
貝塚には、多量の貝が埋まっていますね。
カタツムリにとっては、とても都合のよい環境なのかな?
4日目の最終日、朝から雨が降り続けたため、午前中に予定していた発掘体験は屋外なので中止にしました。
代わって、午前中は、組みひもづくり(児童6人と、保護者など8人参加)
午後は、貝輪づくり(児童7人と、保護者など8人参加)
これにて、終了。
参加者の方々は、おおむね楽しんでもらえたようです。
※すべての体験は、参加者の事前募集を行い、応募者多数だったため、抽選となりました。
※コロナ禍の中、自主的にキャンセルの判断をされた方、おそらく天候不順を見越して不参加とされた方が、少なくありませんでした。
なお、コロナ禍において、ディスタンスをとり、接触をなるべく避け、まめな消毒を行うといった相応の注意を払って実施しました。
3日目は前日から断続的に降る雨が、午前中のみ何とか降りませんでした。
午前中は、発掘体験(児童8人と、保護者など14人参加)
午後は、組みひもづくり(児童9人と、保護者など10人参加)
親子で教えあいながら組みあげました。
2日目の午前中は、勾玉づくり(児童7人と、保護者など11人参加)
午後は、組みひもづくり(児童7人と、保護者など8人参加)
集中すると皆無言になります。
今日から8月14日までの4日間、夏休み縄文ウィークです。
初日の午前中は、勾玉づくり(児童9人と、保護者など9人参加)
午後は、貝輪づくり(児童4人と、保護者など5人参加)
今日の話題は二つ。
今日から早稲田大学によるレーダー探査がはじまりました。
ついて早々に探査範囲の清掃や、測量を開始。
研究に携わる大学院生と教授のみの、ある意味精鋭部隊。
今年の夏も暑いので、無理せず着実に成果を上げていってください。
タカサゴツマキシャチホコがいました。
チョウ目シャチホコガ科
間近で見ても枝片にしか見えない。
動かないし、おとなしい。
顔などはよーく見るとかわいらしいです。
桜の木についている毛虫の成虫です。
最近話題の昆虫食でもなじみがある蛾なのだそうです。
桜の葉を食べているので、桜の香りがするのだとか。
さなぎは油で揚げてスナックのように食すようです。
見た目にはグロテスクですが、蜂の子やイナゴ、ザザムシと比較するとさほどでもないような気がします。
機会があったら、一度食してもよいかなあと思いはじめました。
また今年も同じ木の洞にモンスズメバチの巣が・・・。
今年もスズメバチ営巣の季節がやってまいりました。
果たして何個の巣と遭遇するのやら。
園内の樹液がみられる樹々には、様々な昆虫がたむろしますが、スズメバチが結構な割合で含まれているので注意が必要です。
危険予知用の掲出物が徐々に増えていますので、ご注意ください。
ジュズダマが繁茂していました。
大型のイネ科植物の一種。
球形状の実をつないで数珠の玉にしたことに由来するとの説が。
食用品種のハトムギは、ジュズダマを改良した栽培種とのこと。
日本には古くから食用にする有用植物でした。
渡来したものが帰化したと考えられていて、暖かな土地(房総もそうかも)の小川などの縁などに野生化しているそうです。
(撮影した場所は、川の縁ではありませんが)
約5000年前の中国の遺跡から、ジュズダマを原料のひとつとしたビール醸造の痕跡が発見されているそうです。
縄文時代中期の大陸では、栽培され、酒造の原料にとは、すごいですね。
日本では、縄文時代早期(約6000年前)にジュズダマ属の栽培がおこなわれていたことが、岡山県の朝寝鼻貝塚の珪酸体分析などから推定されています。
弥生時代の登呂遺跡(静岡県)からもジュズダマが出土していることも知られています。
加曽利貝塚の今後の調査で、出土する可能性もあるかな?。
昨年度に南貝塚の整備事業に伴い新たに植樹されたニワトコ
育ってきました。
ニワトコは、縄文酒造論?の核になる植物と考える人もいるようです。
園内のハグロトンボ
この時期フワフワと舞っています。
陽に照らされた状態で、近くによると体部がルリ色にキラキラと反射します。
きれいですよ。
※1月末以来の更新。
ずいぶんと間があいてしまいました。
縄文人と糖質の話は、また後日。
Nは、先日の人間ドックでの結果をふまえ、節制に励むことにしました。
私にとっての最重要なポイントは、『糖質』のようです。
そこで『糖質』についての書籍をいくつか読んでみました。
読み進めているうちに、「縄文人は『糖質』とどう向き合っていたのだろう?」という疑問が湧いてきました。
縄文の食に関しての専門家ではないですが、あくまでも疑問解決の糸口として思ったこと、調べたことをまとめておこうと思います。
現代人は糖質過多なのだそうです。
そもそも、糖質とは、私たちの生命維持に欠かせない三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)の1つ「炭水化物」から「食物繊維」を除いたものの総称。
炭水化物ベスト5 (参考:大正製薬ダイレクトHP「 糖質が見える」)
1穀類(米・小麦粉など)
2芋類(サツマイモ・ジャガイモ・サトイモなど)
3根菜類(ニンジン・ゴボウ・レンコンなど)
4果実類(リンゴ・ブドウ・バナナなど)
5糖類(砂糖・ハチミツ・メープルシロップまど)
現代人にとって欠かすことのできない食材が目白押しですね。
これらの食材の多くは、外来品。
米は、弥生時代(縄文時代に国内に持ち込まれてはいたようですが)
小麦粉も弥生時代(参考:(財)製粉振興会「小麦粉ハンドブック」)
サツマイモは、戦国時代の終わりごろ(参考:日本いも類研究会 HP)
ジャガイモは、江戸時代の初めごろ(参考:日本いも類研究会 HP)
サトイモは、縄文時代後期以降(根拠みつからず)奈良時代との説も
ニンジンは、16~17世紀ごろ(参考:『からだにやさしい旬の食材 野菜の本』講談社/『野菜まるごと大図鑑』主婦の友社)
ゴボウは、縄文時代?(根拠みつからず)平安時代以降食べるようになったとの説
レンコンは、大賀蓮のころ?(非食用?)奈良時代以降食べるように(常陸国風土記や延喜式に記述あり)
リンゴは、平安時代以降(和名類聚抄に記述あり)
ブドウは、鎌倉時代初めころ?(山梨県の大師東丹保遺跡から中世の野生種ぶどうが出土)
バナナは、明治時代
砂糖は、奈良時代(「正倉院」献納目録に記述あり)
ハチミツは、古墳時代(日本書紀に記述あり)
メープルシロップは、明治時代
縄文時代から日本国内に存在した可能性があるものは、サトイモとゴボウくらい。
ただし、ゴボウは食用として縄文人に認識されていたかは不明。
なにしろ世界中でゴボウを日常で食すのは日本人くらいなものなのだそうだ。
現代でさえ。
となると、たまたま例に挙げた糖質の多い炭水化物に属する食材のほぼ全てが縄文時代以降に食されるようになったことになる。
ついでに、日本原産の食材についても気になった。
ウド・ヤマノイモ・セリ・フキ・ミツバ・ミョウガ・ワサビ・マッシュルーム以外のキノコ類など(参考:「日本原産の食用栽培植物」Wikipedia)
ここまでみてみると、現代日本人が当たり前のように食しているもののほとんどが、縄文人の口には入っていなかったことは明白だ。
ということは、縄文人が糖質過多になる要因はほぼないのではないかと思うのである。
今回は、ここまで。
あけましておめでとうございます<(_ _)>
博物館は、静々と開館中です。
クリスマスの加曽利利貝塚。
園内静かです。
今年度の発掘調査区(南貝塚)は、埋め戻さずブルーシートによる養生にて一時休止状態に。
次年度の調査が楽しみです。
北貝塚の住居址観覧施設の耐震補強工事は着々と進み、屋根ができつつあります。
屋根工事の完了は年明けですが、屋内が外気にさらされることはなくなります。
完成が楽しみです(^.^)
今日の午後、千城台コミュニティセンターから依頼された、ミニパネル展の展示作業を行いました。
「千葉市の貝塚を紹介します」と題し、加曽利貝塚をはじめ、国史跡に指定されている荒屋敷・月ノ木・犢橋・花輪の4つの貝塚、園生貝塚、神門遺跡、大膳野南貝塚の他、千城台地域に所在する蕨立貝塚、さら坊貝塚のパネルを用意しました。
千城台地域にある遺跡の分布図と遺跡の簡易な内容についても確認できるパネルもあります。
展示期間は、12月25日(金曜日)から1月19日(火曜日)までです。
加曽利貝塚縄文遺跡公園ないでは、ナラ枯れが猛威を振るっています。
ナラ類、シイ・カシ類等のブナ科の植物に、カシノナガキクイムシという虫を媒介にナラ菌が伝染する樹木の病気です。
放っておくとどんどん広がってしまうのですが、伝染のスピードが速く、対応が追い付かないのが現状です。
千葉県をはじめ地方自治体の多くで対応に苦慮しています。千葉県の記事(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
ナラ枯れは、樹木の根元におがくずのような木の粉があるか否かが判断の基準となりそうです。
根元に木の色とは異なる何かがありますよね
もっと寄ってみると、おがくずのようなものがはっきりと
手で触ってみるときめの細かいおがくずにしか感じられません。
ナラ枯れしている樹木の中には、樹液が大量に流れ出ているものが少なくありません。
そのような木の根元には多くの昆虫が集まってきますが、特に目立つのがスズメバチです。
根元には、多い時には20匹を超えるようなオオスズメバチが群がっている光景をこの秋にもみかけました。
園内を散歩する市民からの通報も少なくなく、応急処置的な対応が館員の日常の一部になっています。
巣を見つけることもありますが、人が足を踏み入れないような場所に多くがつくられているようで、なかなか巣を退治する機会には恵まれません。
なので、対処療法的な対応で何とかしのいでいます。
注意喚起の掲示や蜂コロリのような罠の設置なども広い園内の一部にはしています。
※写真の罠は、いつも散歩している市民の方が好意で設置してくれたものです。
気温が15℃を下回る日が多くなる11月一杯まで、スズメバチの活動時期なのでしばらくは注意が必要です。
ナラ枯れとスズメバチがたかることの直接的な因果関係は不明ですが、スズメバチに被害にあわないためには、ナラ枯れのおがくずをみたら”スズメバチがいるかも!”という危険予知につなげるとよいかもしれません。
今日は、「発掘調査体験&縄文工作教室」の初日です。
土曜日は、発掘体験です。
social distanceの元、今年度は同時に4組の体験ができます。
「発掘調査体験&縄文工作教室」の詳細はこちら
【ちょっと注意喚起】
園内でのスズメバチの目撃情報が多数。
散策する際に樹木の根元に近づきすぎないでください。
場合によっては、10匹を超えるオオスズメバチが群れていることがあります。
ご注意ください!
昨日、教育用の映像コンテンツ制作に伴う収録が行われました。
新型コロナウィルス感染対策の実施に伴い、例年多数来館する小学校のほとんどが来館を見合わせています。
郷土の歴史の一つとして、加曽利貝塚については必須の知識との観点から、来館しなくても学べる映像コンテンツを整えることになっているのです。
上記の画像は、レポートの最後の発言シーンを撮影している風景です。
日中は、炎天下の中、史跡内の屋外施設の撮影に励み、夕方から博物館内のシーンの撮影。
Nも演者の一人として撮影に参加していたので、約10時間程度かかった撮影には、少々疲れました。
当館以外にも、郷土博物館と埋蔵文化財調査センターも、今後撮影予定だそうです。
早稲田大学のレーダー探査最終日
午後には撤収する予定の中、午前中は最後の作業を行っていました。
夕方、全作業を終え、各種の機材とともに博物館から撤収していきました。
11日間に及ぶ暑い最中の作業、お疲れさまでした。
暑さは日増しに増しているような・・・
今日の早稲田大学の大学院生は、タフに黙々と作業をこなしています。
明日はこの調査中唯一のお休みだそうです。
ギンギンの晴れが続いています。
レーダ探査は、着々と進行中!
大学院生たちは黙々と作業をこなしています。
頑張っています!
かなり久々の更新です。
昨日の梅雨明けともに、今年度の早稲田大学によるレーダー探査の季節がやってきました。
今年度は、コロナ禍の影響もあり、学部生の実習スタイルではなく、大学院生の研究の一環としての調査となりました。
期間は、8月2日(日曜日)から8月13日(木曜日)までの予定です。
今日は、調査に必要な道具類の搬入と現場の設営後、さっそく測量を実施していました。
大学院生ということもあり、目的意識を持った手際のよい段取りは見ていて気持ちが良いものです。
早稲田大学の皆さんがつつがなく調査を行えるようサポートしていこうと思います。
まずは、レーダー探査を実施するための位置を設定するのに測量中!
園内の緑は深くなるばかりです。
例年、初夏に草刈りを行います。
園内にはさまざまな植物か繁茂し、中には希少種も少なくありません。
草刈りでは、注意して刈らないと、せっかくの希少種も刈ってしまいます。
なので、場所の確認のため時々園内を見回っています。
Nは、動植物、昆虫などの造詣には自信がありませんが、昼休みの散歩中などに気になった植物もあります。
加曽利貝塚ガイドの会の会員さんが先日、公園に散歩に来られた際、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサが群生している場所があるとの情報をえました。
カラスエンドウはよく見かけますが、スズメノエンドウとカスマグサはあまり見かけたことがありませんでした。(単に見つけることができていなかっただけかもしれませんが)
珍しい植物は園内の各所に散在していますので、今後はみつけたらご紹介していきたいと思います。
どこに群生しているかは内緒ですけどね。
カラスノエンドウ
スズメノエンドウ
カスマグサ
※カラスノエンドウとスズメノエンドウの中間くらいの大きさという意味で”カ+ス+間”草(カスマグサ)なのだそうです。
久々の更新です。
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う休館のため、博物館への出勤日数を調整しているので、公園の中をゆっくりと散策してませんでした。
昨日、久しぶりに園内を巡回したところ、樹々の緑が深くなっていました。
春から少しづつ夏の様相へと変わってきたように感じます。
令和元年度の発掘調査の跡地にも草が茂り始めました。
雑草の茂り具合は、この時期の季節の移り変わりを実感する光景。
刈払い作業は、もう少し先になります。
草木だけではく、鳥のさえずりも楽し気で、蝶や蜂、ハナアブなどがいたるところで乱舞しています。
生命が成長している季節という感じです。
園内には、周辺住民の方々の絶好の散歩コースになっているようです。
密な光景は見られませんが、絶えず人々が闊歩している様子がうかがえます。
蕗にかこまれた復元土器
土器づくり同好会の方々の成果が
園内にさりげなく公開されています。
誰でも見ることができます。
園内の樹々も、新芽が目立つようになりました。
これからは、目に優しい季節になります。
昨年の台風で倒れた桜
枯れたかと思っていたら
この春、開花しました(^.^)
南貝塚貝層断面観覧施設から取り出した剥ぎ取り断面を館内に設置工事中!
平成30年の「発掘された日本列島2018」展(文化庁主催)で展示するために取り出した断面です。
博物館内にインパクトのある展示をしたいと常々考えていたので、それが叶うことになります。
これに伴い、既存の展示の一部を改変するミニリニューアルも行っています。
新型コロナウイルス感染予防・拡散防止のため、当面の間休館となったことも、ミニリニューアルをするにあたっての追い風となっています。
ミニリニューアルの成果をご覧いただくには今しばらく時間が必要ですが、開館したあかつきには新しい展示を確認しに来てください!
現在、復元住居などの野外観覧施設もすべて閉鎖中です。博物館の再開に併せて公開しますので、今しばらくお待ちください。
屋内の付属品を調整。
炉の真上に火棚を設置。
付属品の設置もやっと完了です。
あとは、再公開です。
ついに外側の造作が完成!
これから屋内の付属品などを設置予定です。
職人の方々に多謝です!
屋内の微調整も完了!
排煙窓もしっかりとしています。
外側の作業足場が完全に取り払われました。
建物の内外を、きれいに整え中。
屋内の炉に着火。
煙などの流れ具合を確認中!
ちゃんと排煙されました。
合格です!
屋根にかけられていた足場が少しづつ取り払われ始めました。
屋根最上部がかなり完成に近づいてます。
いつもアップしている方向とは逆の切り妻部分も造作がほぼ終わりました。
屋根の最上部がほぼふさがりました。
被災前の建物よりも少し重厚感があるようにも感じます。
頑丈そうです。
屋根の最上部の造作が形になりつつあります。
妻の部分のアップです。
中で火を焚いた際、円滑に排煙されるようにやや大きめの煙抜けとしておらっています。
切妻の妻部分の造作が整ってきました。
屋根の先端がきれいにふさがっていく様子がよくわかります
今日も寒い!昨日のような北風はふきませんが、寒い!
寒風吹きすさぶ中、屋根上部が着々と整ってきています
危険そうな足場
いともたやすく移動する職人さんたち
リズミカルに葺いては結びの単純作業
見ていると気持ちがよくなります
今週末は見ごろかもしれませんよ(^-^b
外は屋根の造作が進行中
内部は、まだ屋根材がとびだした外側の調整後にきれいに整えるのだそうです。
前日とあまり変わっていませんね(^-^;
でも着実に作業は続きています。
屋根の最上部の造作に入りました
屋根材を住居に縫い付けるように葺く様子
実際の作業を見ているととても手際よく縫い付けているのがわかります。やり直しがないのがすごい!
上部の屋根葺き段階にはいりました
中段より上までの屋根葺き継続中
中段より上までの屋根葺き進行中
職人さん達はススッと上り下りして、手早く葺いていますが、素人では容易ではないことがよくわかります。
雨の日は・・・
作業開始とともに雨が降り始めたのでブルーシートをかけました。今日の作業は中止です。
屋根葺き作業継続中
屋根の下部三分の一程度まで作業が進んでいます。葺いては先端を整え、また葺くという地道な作業が続いています。
屋根葺き作業中
日々、4人の作業員さんが従事してくれています。時々散歩中の方から声をかけられるそうです。
最下段から葺きはじめ
最下段から新しい屋根材を葺き直しはじめました。
天候不良にて作業中止
二日目の風景
屋根材の撤去が最下段まで達しました。思いのほか作業スピードは速いです。二日間で予定通り傷んだ屋根材の撤去が完了です。
作業開始初日の午前の風景
秋以来、悲しい姿をさらし続けた復元住居の修復がやっと開始できました。
年度末までに完了予定です。
作業開始初日の午後の風景
上部から徐々に傷んだ屋根材を取り除いています。
この工程は正味2日間で完了とのこと。
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