更新日:2023年3月24日

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中央雨水幹線

中央雨水幹線について

1浸水被害

千葉市の中心部(葭川周辺・都川下流部)は、都市化の進展に伴う土地利用の高度化や、舗装面の拡大などにより雨水が地下に浸透しにくくなっています。
そのため、降った雨が短時間に大量に下水管や川に流れ込み、施設の排水能力を超えた雨水が、道路などにあふれだし、地盤沈下などの要因と相まって、浸水被害が発生しやすくなっています。

葭川公園付近の浸水状況昭和61年8月台風10号

[葭川公園付近の浸水状況昭和61年8月台風10号]

2合流式下水道の課題

この地区は、千葉市で最初に下水道整備を始めた地域であり、雨水と汚水を1本の下水管で排水する「合流式下水道」で整備されています。
合流式下水道は、その構造上の問題点として雨天時に雨で薄められた下水が雨水吐室という吐口から川や海に放流される仕組みのため、公共用水域の水質に悪影響を及ぼすだけでなく、公衆衛生にも影響を与えています。

葭川富栄橋付近での雨天時における雨水吐からの流出状況

[葭川富栄橋付近での雨天時における雨水吐からの流出状況]

中央雨水幹線の概要

1浸水対策

安全で安心な街づくりのため、雨水流出係数(地下浸透せずに表面流出する割合)を見直し、10年に1回程度降る大雨でも安全な雨水整備を進めていきます。
中央雨水幹線は、中心市街地(葭川周辺・都川下流部)の雨水を取り込み、下流部の中央雨水ポンプ場で東京湾に直接排水することにより浸水被害の軽減を図ります。

2合流改善

雨天時に、都川・葭川に流れ出ていた雨で薄められた下水を中央雨水幹線に取り込み、中央雨水ポンプ場に設置した雨水滞水池に一時貯留して、降雨終了後に中央浄化センターに送水し、処理することにより、雨天時の水質改善を図ります。

中央雨水1号貯留幹線

  1. 区間
    中央区中央港1丁目~中央区東千葉1丁目(山部公園)延長約5.1km
  2. 規模
    内径5,250mm 埋設深さ約30m
  3. 工法
    泥水加圧式シールド工法

完成した貯留管

[完成した貯留管]

中央雨水ポンプ場

  1. 場所
    中央区中央港1丁目(JR千葉みなと駅前)
  2. 敷地面積
    10,973平方メートル
  3. 施設概要
    1. ポンプ棟
      地上3階 地下4階
    2. 沈砂池棟
      地上1階 地下1階
    3. 雨水滞水
      貯留容量17,000立方メートル
  4. 排水能力
    7.25立方メートル/秒

中央雨水ポンプ場全景

[中央雨水ポンプ場全景]

このページの情報発信元

建設局下水道企画部下水道経営課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所低層棟3階

ファックス:043-245-5563

keiei.COP@city.chiba.lg.jp

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