下水道使用料について

建設局長の山口です。

　下水道は普段目にすることがありませんが、皆様の日常生活で生じたトイレや雑排水の汚水をきれいな水に浄化し、海や河川などの水質を守るとともに、清潔で快適な暮らしを陰で支えている重要な施設です。
　本市の下水道施設は令和６年度末時点で、管路の総延長が約３千８百ｋｍに加え、２つの処理場と多くの中継ポンプ場を有しています。
　これらの下水道施設の維持管理には、皆様から納めていただく下水道使用料が充てられており、家庭や事務所から排出される汚水をきれいな水へ処理するための費用や、下水道施設を整備した借入金の償還などに使われています。
 

令和８年４月に下水道使用料を改定

　皆様の生活にも影響を与えている物価高騰等が、下水道事業の経営にも大きな影響を与えています。具体的には、人件費や金利の上昇などにより、施設の維持管理や更新等の費用が増加しており、今のままの料金体系では、それら費用を十分に賄うことができなくなるため、令和８年４月から、下水道使用料を平均で13.6％上昇する改定をさせていただくことといたしました。
　この改定により、１か月あたり２０㎥を使用する一般的な家庭では、月額２８９円（税込）の増額となります。

下水道使用料改定（令和８年４月1日～）
（ホームページへのリンク）
https://www.city.chiba.jp/kensetsu/gesuidokikaku/keiri/shiyouryou_kaitei2026.html

　下水道を使用する皆様にはご負担をおかけしますが、今後、市民の皆様のご負担を可能な限り抑制するためのコスト縮減を行うとともに、安定的な経営のもと、良質で持続可能な下水道サービスを提供して参りますので、ご理解・ご協力をお願いいたします。

下水道管路の全国特別重点調査における優先実施箇所の結果について

　千葉市では、埼玉県八潮市で発生した下水道管の破損に起因すると考えられる道路陥没を受け、国土交通省からの要請に基づき「下水道管路の全国特別重点調査」を行っています。
　このたび、優先実施箇所の調査結果がまとまったことからお知らせします。
国の判定基準に基づき調査した結果、経年劣化により、一部の管路で腐食やクラックなどが見受けられましたが、管の構造としては問題ありませんでした。なお、必要な箇所については止水工事などの応急措置を既に完了しております。
　また、道路陥没につながるような緊急性の高い土砂堆積等の異状も確認されませんでした。
　引き続き、安全・安心な暮らしを支えるため、適切な維持管理を進めて参ります。

（ホームページへのリンク）
https://www.city.chiba.jp/kensetsu/gesuidoshisetsu/iji/gesuidoukannrojyuutennchousakekka.html
なお、市内には千葉県が管理する下水道管路も埋設されており、その調査結果は千葉県が公表しております。
（ホームページへのリンク）
https://www.pref.chiba.lg.jp/gesui/press/2025/tenken-5.html（外部サイトへリンク）

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