更新日:2016年2月19日

ここから本文です。

第1次学校適正配置(小規模校)

小規模校では、異学年の交流や地域との行事など工夫して特色ある教育を展開しています。
ここでは、小規模校の主なメリットとデメリットをまとめました。

小規模校のメリットとデメリット
  メリット デメリット
全体的な
傾向
繰り返し練習する学習の場合など、児童一人ひとりに直接的な指導を行いやすい。 6年間同じ児童と過ごすことになり、友人関係の固定化や序列化を招く恐れがある。
縦割りグループを取り入れて、異なった学年との交流が図りやすい。 多様な考えや価値観を持った児童との出会いに恵まれにくいため、知的刺激が少ない。
運動場や特別教室など、学校施設が余裕を持って使用できる。 クラブ活動などに限りがあり、多種多様な興味や関心に応じにくい。
比較的自分のペースで学習活動に取り組める。 集団で行う学習活動などについて制約がでる。
運動会などの学校行事において、出場や発表の機会が多い。 運動会などの学校行事において全体的な盛り上がりに欠け、高学年に負担がかかる。
教師が児童一人ひとりの顔色を見て健康状態に配慮しやすい。 学級対抗が無いなど、切磋琢磨する機会に恵まれにくい。
教師間で指導方針などについて、共通理解が得やすい。 教員間の教材研究や指導方法について単独で取り組む状況になりやすい。
施設の維持 校庭などでは一人の利用面積が広くなり、ぶつかったりする事故が少ない。 学校施設の清掃や施設設備の維持管理が行き届かなくなる。
保護者会・
PTA
活動の場面も多くなり、一人ひとりの参加意識が高くなる。 活動に伴う保護者の役割分担や、一人あたりの経費負担が大きくなる。
国語 本読みや書き取りはよくできる。発表の機会が多い。 様々な人の考えを取り入れて「私はこう考える」という考えを深める学習ができにくい。
算数 九九の練習など繰り返す学習では成果が期待できる。 文章題では、話し合いが重要だが、色々な考え方が出にくい。算数の得意な児童に引っ張られる傾向がある。
理科 特別教室や実験器具が余裕を持って活用できる。 実験を行う班が少ないため実験のデータの予想や比較ができない。実験結果を元に話し合うことが難しい。
社会 掛け地図や視聴覚資料などの教材が余裕を持って活用できる。 学習班が少なく共同で勉強したり、他の班の発表を聞いて比較する活動が少ない。
図画工作 個人作業や作品の製作は比較的集中してできる。 共同作品を作る学習活動が難しい。多くの友達の作品を鑑賞することで多様な表現があることに気づく機会が少ない。
家庭科 教材に余裕があるため、時間に余裕をもった学習展開ができる。 調理実習ではグループで協力して1つのものを完成させ、協力することを通して家族の一員としての態度を育てていくが、グループ活動やグループ間の比較などができにくい。
体育 個々への指導が行き届き、安全面が徹底しやすい。 サッカーなど集団種目はミニゲームとなり正しいルールなどを体得できない。常に限られたチーム編成になり、学級交流試合などができない。
音楽 アンサンブル(少人数合奏)が効果的に練習できる。楽器など、教材が余裕を持って活用できる。 多人数の合奏や合唱を聴いて音のバランスや音色を比較することができにくい。多くの人数を必要とする吹奏楽などの演奏ができない。

このページの情報発信元

教育委員会事務局教育総務部企画課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所新庁舎高層棟10階

ファックス:043-245-5990

kikaku.EDG@city.chiba.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを編集して、改善提案する改善提案とは?