更新日:2016年2月19日

ここから本文です。

第1次学校適正配置(主な質問・意見と回答)

保護者説明会や地元代表説明会などでいただいた主な質問・意見に対する回答です。

次の区分ごとに整理してあります。

・適正配置の取組み全般に関すること

・花見川第四小学校と花見川第五小学校に関すること

・幸町第一小学校と幸町第四小学校に関すること

・磯辺第二小学校と磯辺第四小学校に関すること

・高浜第二小学校と磯辺第三小学校、高洲第四小学校と真砂第五小学校に関すること

 

適正配置の取組み全般に関すること

質問1
Q 今までどのような経緯で、適正配置(統合)について検討されてきたのですか。
A 小中学校の適正配置について検討するため、平成11年7月に千葉市適正配置検討委員会が設置されました。その報告書にまとめられた「適正配置の基本的な考え方」をもとに、庁内の関係課からなる学校適正配置推進会議を設置し、統合候補校の選定の基準を定め、先進市の事例などを参考にしながら、児童・生徒の将来推計などについて総合的に検討してきました。さらに平成16年3月には、小規模校の現状や、統合を進める基本的な考え方などを公表し、皆様からご意見を頂きながら、同年6月に統合候補5か所を発表しました。平成17年7月には、地元の合意形成を得て、花見川四小と花見川五小の平成18年4月統合決定について発表しました。
質問2
Q 統合の時期はいつごろですか。今後のタイムスケジュールはどのようになっているのですか。
A 統合が決定した花見川四小と花見川五小の地域では、平成18年4月に2校を統合します。統合後、はじめの2年間は花見川五小の校舎で生活し、その間に花見川四小の校舎を整備して使用する計画です。
幸町一小と幸町四小、磯辺二小と磯辺四小の2つの地域では、地元代表による協議が継続されています。統合について合意が得られた場合、交流事業の実施や法的な整備などの必要があるため、合意の2年後が無理のない統合の時期と考えています。
質問3
Q 合意形成の方法と期限について教えてください。
A 合意形成の方法は、幸町一小と幸町四小、磯辺二小と磯辺四小の2つの地域では、自治会や保護者会・PTA、青少年育成委員会などの地元代表者による協議です。
期限は、平成17年度末を目途に検討しています。
質問4
Q 適正配置はなぜ必要なのですか。
A 学校・学年・学級・委員会活動・クラブ活動などの集団を通して進められる学校教育にとって、学校規模(学級数や児童生徒数)は大切な要素の一つです。学校規模と教育効果の関わりについては、いろいろな見方があって、単純に比べることができませんが、極端な小規模化は避けることが望ましいと考えられます。学校適正配置は、学級数や児童生徒数の視点のみから捉えるのではなく、新しい時代へ向けて、子どもたちによりよい教育環境を整備するという視点で進めることが必要です。
質問5
Q 子どもが学校が無くなることを心配しています。子どもの気持ちを大切にすべきではないでしょうか。
A お子さんの意見や気持ちを十分に、ご家庭で聞いてあげることは大変重要なことです。そして、お子さんが学校の環境が大きく変化することへ不安や戸惑いを感じる気持ちも十分理解できます。
一方、「新しい学校になって、たくさんのお友達ができるのが楽しみ」と、前向きに捉えている子どもたちもいます。適正配置は、どちらかの小学校が無くなり、合併されてしまうという考え方ではなく、2つの小学校が1つとなって、お互いの良いところや歴史を引き継いで、新しい学校を創っていくという考え方で進めます。
統合の決まった花見川四小・五小では、新しい校名の検討や交流事業の実施などを、保護者と学校・地域が協力して進めていきます。
質問6
Q 通学区の安全性の確認は、どのようにしているのでしょうか。
A 通学区域の安全性については、主な通学路の歩道整備の有無、主な交差点の信号機の設置、主な公園などの位置と状況について現地を確認してきました。千葉市内では、歩道や信号機が整備されていない通学区もありますが、統合候補校5か所は、他の地区に比較すると整備されていると考えています。
質問7
Q なぜ、中学校区内での統合なのでしょうか。
A 統合候補選定にあたっては、千葉市適正配置検討委員会の報告書に示された「児童生徒の育成基盤となっている地域組織活動に配慮する」という基本的な考え方に基づき、学校・家庭・地域連携まちづくり推進会議やコミュニティづくり懇談会、青少年育成委員会、青少年相談員連絡協議会などの中学校区単位の青少年の健全育成のための教育活動の継続を重視し、同一中学校区内での統合としました。
質問8
Q 統合よりも学区の見直しが必要なのではないでしょうか。
A 学区見直しの必要性については、多くの意見をいただきました。学区の見直しという方法だけで全市的な見直しを図った場合、児童数が増えて適正規模となる学校もあれば、逆に児童数が減り適正規模と言えなくなる学校も出てきます。そこで、子どもたちの生活の場として定着していると考えられる、現在の学区を生かした適正配置(統合)を検討していただいています。
質問9
Q 中学校の小規模化の方が問題ではないでしょうか。
A 小学校の小規模化が進んでいる地域は、中学校も小規模化が進んでいるという実態があります。現在、クラス替えができない1学年1学級の中学校は市内にはありませんが、保護者の皆様から、中学校へ行っても希望する部活動がない、楽器・合唱の編成やチームを組む団体スポーツができないなどのご意見もいただいております。
中学校の統合については、小学校よりもさらに通学距離が遠くなる、学区の見直しを伴うなど、検討を要する問題も多く、今後の課題と考えています。
質問10
Q 現在の小学校で行われている特色ある教育活動は、統合によって無くなってしまうのでしょうか。
A 統合は、お互いの学校の良いところを引き継いだ、新しい学校づくりと考えております。それぞれの学校の特色ある教育活動は、新しい学校へ引き継がれていきます。
統合が決定した花見川四小と花見川五小の地域では、統合準備会を設置し、どのような学校を創っていくか、保護者や地元住民と協議を進めています。
質問11
Q 適正化(統合)と少人数指導は、どのような関係にあるのですか。適正化は、少人数指導と逆行しているのではないですか。
A 学校規模の適正化というのは、学校全体で各学年2~4学級という規模が、教育活動及び学校運営面において、より望ましい教育環境であるとするものです。
一方、少人数指導については、学級の枠にとらわれず教科によっていくつかのグループを編成し、きめ細かい指導を行うものです。従って、規模の大きな学校であっても少人数指導は実施しております。むしろ、規模の大きな学校では、複数の教師がグループ学習の指導にあたり、児童に合わせたきめ細かな指導ができるようになります。
質問12
Q 小規模校にも小規模校の良さがあるのではないでしょうか。
A 小規模校では、特別教室や設備の活用が大規模校と比べて容易である、子ども一人ひとりの学校教育活動や学校行事への参加意識や参加度が高くなるなどのメリットが考えられます。また、小規模校では、学校や保護者、地域で協力し合って学校行事を運営するなど、人数が少ないため連携も取りやすいという報告もあります。
しかし、小規模校では多くの友達と関わることができない、クラス替えができないなどの意見も寄せられており、子どもたちに、多人数の集団との関わりの中で学ばせたいと考えている保護者の方も多数いらっしゃいます。
質問13
Q 学校の跡地利用はどうなるのですか。
A 学校は、地域活動や防災などの拠点的な役割や地域発展のシンボル的な存在でもあります。その跡地がどうなるかについては、興味・関心が高いと思われます。
跡地の活用方法については、統合の合意が得られた後、地域の皆様のご意見ご要望を十分お聞きしながら、全市的に検討していきます。
質問14
Q 住宅開発の動向についてはどのように調べているのですか。
A 大規模な住宅開発は、学校の将来の児童・生徒の増加に大きく影響します。教育委員会では、土地区画整理事業や再開発事業、20戸以上の宅地開発等については、事業計画や事前協議により、開発戸数や入居時期等を確認しています。それに基づき将来の児童・生徒数の推計を行っています。

 

花見川第四小学校と花見川第五小学校に関すること

質問1
Q 統合校の正式学校名はいつ決まるのですか。地域住民の意見も参考にしてくれますか。
A 新しい統合校の学校名は、統合準備会を通して保護者や地域住民の皆様のご意見を公募し、十分参考にさせていただきます。その後、教育委員会内に校名検討委員会を設けて今年度末までには正式決定します。
なお、統合準備会では平成17年7月14日に保護者や学区内の自治会を通して校名アンケートを配布し、8月30日に回収する計画で進めています。
質問2
Q 来年の4月が統合の時期と聞きましたが、学校や学級が変わることで友人関係に影響が出ることが心配です。
A 子どもたちが安心して統合を迎えられるように、統合準備会の保護者・学校関係者・地域住民が協力し合って交流事業や記念事業を実施するとともに、学校の先生方の協力を得ながら、学校生活・学習活動を通して少しずつ統合へ向けての心の準備を無理のないよう進めていきます。
統合は、お互いの学校の良いところを引き継いだ、新しい学校づくりです。学校や学級が変わることで友人関係がに影響が出ることについては、児童にとっても不安があると考えられます。むしろ、このような機会をプラスに生かし新しい学校を創り上げる一員としての意識づけが大切となります。保護者の皆様には、新しい学校を創っていくという貴重な体験と、友達関係の広がりが今後の生活にプラスに働くことをお話しいただき、ご協力をお願いいたします。
質問3
Q 花見川五小の校舎を2年間使用しますが、教室数などは大丈夫なのですか。
A 花見川四小と花見川五小が統合されると12学級になります。花見川五小には普通教室が18あり、数は十分足りています。教室を使用するにあたって、必要な改修や備品の移動については学校と相談しながら進め、子どもたちが4月から新しい学校生活がスタートできるよう教室環境を整備します。

 

幸町第一小学校と幸町第四小学校に関すること

質問1
Q もともと幸町四小の学区の一部は、幸町二小から分離したものです。幸町二小に、幸町四小の学区の一部を戻すべきではないでしょうか。
A 幸町二小は、平成17年5月1日現在、280人10学級ですが、将来の児童数推計では、全体で11~12学級規模になると予想されています。
現在、幸町一小と幸町四小では地元代表による協議が進められています。昭和52年の学区変更により幸町二小から一部分離した歴史につきましては、現在の子どもたちが幸町四小学区で生活しているという教育環境も大切と考えられるため、今後、保護者や地域住民のご意見を十分伺いながら検討していきます。
質問2
Q 幸町一小にとっては、統合をしても学級数が11学級から12学級になるだけで教員は増えないし、1学級あたりの児童数が増えるだけで、いいことは無いという意見があります。
A 平成17年5月現在、幸町一小は1学級21~37人です。仮に18年度統合の場合1学級22~39人(35人、27人、37人、37人、39人、31人)となり、2学年のほかは、1学級あたりの児童数が増えることとなります。
適正配置の基本的な考え方は、教育上の視点から小学校の適正規模を12~24学級としています。幸町四小は、統合により1学年1学級の状態が解消されて適正規模となり、クラス替えができるなどよりよい教育環境が整備されます。
幸町一小にとっても、2年生の1学年1学級が解消されます。また、児童数が増えることによって、多様な考え方の子どもとの出会いや交流の機会に恵まれ、学習活動や学校行事が活性化され、活動意欲がより高まるメリットも考えられます。1学級あたりの児童数の増加については、指導法の工夫・改善に努めるなど、一人ひとりの子どもの能力・適性等に応じた教育を行います。

 

磯辺第二小学校と磯辺第四小学校に関すること

質問1
Q 磯辺四小は、磯辺一小より分離したものです。磯辺一小について検討したのでしょうか。
A

磯辺一小は、平成17年5月1日現在、1学年2学級以上であり、クラス替えができる規模です。同校は、将来の児童数の推計によると、今後も13~14学級規模と予想されます。
昭和59年の学区変更により磯辺一小の一部が磯辺四小へ分離したことについては、現在の子どもたちが磯辺四小学区で生活してきた歴史や、磯辺第一中学校区で様々な教育活動に取り組んでいるという教育環境を大切にしたいと考えています。

【参考】磯辺第一小学校の児童数推移(平成17年5月1日現在)
17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度
児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数 児童数 学級数
379 14 389 13 405 13 434 14 405 13 381 13 376 13
質問2
Q 統合をしても、1学年の学級数が1つでクラス替えができない学年があるのではないでしょうか。
A

仮に、平成18年度に統合が実施された場合、4年生は1学級となります。これは現在の3年生の現状が、磯辺第二小学校12名、磯辺第四小学校27名で、このまま推移すると、合計39名になると予想されるためです。
適正配置は、千葉市全体の子どもたちによりよい教育環境を整備することを目的としています。1つの学年のクラス替えができない状況ですが、全体の児童数が増えることによって、多様な考え方の子どもとの出会いや交流の機会に恵まれ、学習活動や学校行事が活性化され、活動意欲がより高まるメリットも考えられます。
なお、統合された場合、平成21年からは12学級になると予想されています。

【参考】平成18年4月に、磯辺第二小学校と磯辺第四小学校が統合された場合の学級数(平成17年5月1日現在推計)

  1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 2校計
磯辺二小 21人 13人 20人 12人 25人 21人 112人 295人
磯辺四小 28人 32人 36人 27人 25人 35人 183人
学級数 2学級 2学級 2学級 1学級 2学級 2学級 - 11学級
質問3
Q 磯辺西団地や、パイロットハウス検見川の子どもたちを磯辺二小に戻せば、統合の必要がなくなるのではないですか。
A 平成17年5月1日現在、磯辺西団地とパイロットハウス検見川から真砂三小に通学している児童数は約70名です。各学年10名前後ですので、仮に磯辺二小に学区調整をしても、1学年1学級の状況に変化はありません。
質問4
Q 磯辺二小と磯辺四小だけではなく、磯辺一小も含め、磯辺地区全体で見直すべきではないでしょうか。
A 磯辺地区の町全体の見直しについては、多くのご意見をいただいています。今回は、千葉市全体から統合候補選定の考え方に基づき統合候補5か所を選定し、同一中学校区内での近隣2校による統合を検討いただいています。
磯辺地区全体で見直すとなると、磯辺地区ばかりでなく高洲や高浜、真砂など他の地区にも影響が考えられ、もう一度、千葉市全体から見直さなければならない課題であると考えられます。現在、磯辺二小と磯辺四小の地元代表による協議の場でも検討が続けられており、17年度末を目途に地域の意見をまとめています。

 

高浜第二小学校と磯辺第三小学校、高洲第四小学校と真砂第五小学校に関すること

質問1
Q 高浜二小・磯辺三小、高洲四小・真砂五小の2つの地域は今後どのようになるのですか。
A 高浜二小、高洲四小、真砂五小の各保護者会からは、2校による統合案に反対の要望書が提出されています。今後は、各保護者会が実施した統合に関するアンケートの結果にある、小規模校の課題などについて保護者代表などと話し合いを継続していきます。
質問2
Q 中学校区内の統合にこだわらず、学区外の近い小学校との統合や、学区変更による適正化を検討したらどうですか。
A

千葉市では学校が中心となって地域と連携を図りながら子どもたちを育んでいます。そのため、子どもたちに根付いていると考えられる地域の生活圏や学習環境としての学区を生かした、近隣校での統合案について検討をお願いしました。
地域によっては中学校区にこだわらない近くの小学校との統合を求める意見も多く、統合候補選定の基準の見直しは今後の大きな課題と考えています。
小学校の統合については、子どもたちによりよい教育環境を整備するという視点から、引き続き保

護者や地域の皆様による話し合いをお願いします。

このページの情報発信元

教育委員会事務局教育総務部企画課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所新庁舎高層棟10階

ファックス:043-245-5990

kikaku.EDG@city.chiba.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

このページを編集して、改善提案する改善提案とは?