緊急情報
更新日:2016年1月29日
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昭和23年に着工して8割余り整備が進んだ昭和31年頃の千葉公園パンフレット(文は原文のまま)を紹介します。
千葉市には従来公園として1322.3平方米余(400余坪)の猪鼻山公園及び昭和8年に造られた4297.5平米(1300坪)の荒木山公園だけであった。
その荒木山公園も戦災、引続く終戦の混乱により園内の樹木は殆ど全部切り取られ敷地の一部は食糧難を補う為の菜園にまでされてしまった。
終戦の混乱が回復するに伴い、市は市民の憩いの場とするは勿論県都として広く県民の利用するに相応しい公園を戦災復興都市計画事業の一環として造成することになり昭和23年に着工し既に80%の建設を終えており現在も引続き完成を期して着々工事を進めている。
当公園の地域は前からあった荒木山公園、葦の生茂った綿打池、旧軍用地及び一部民有地を買収した一連の丘陵地帯であって、総面積実に214,867平米(65,000坪)に及ぶ広大なものであり且つ国鉄千葉駅の北方僅か200米の地点にあり然も昭和31年懸案の千葉駅北側の出改札が完成し足の便も一段とよくなり徒歩5分にて到することが出来る。
この外、園内には27,000本に及ぶ松、柳、椎、ヒマラヤシーダー、ユッカラン、サンゴジュ、玉伊吹等の大小の樹木が植えられてあり、そのしたたる緑の間は縦横に散策道が開けている。春には梅が続いて園内1,300本の桜が咲きみだれお花見によく又風薫る5月には木立の休憩所と相俟って、家族連れ、小中学校の団体のレクリエーションとして最適であり更に藤、花菖蒲と続き又蓮田には二千年前の実から芽生えた有名な蓮が清楚な美花を浮かべる等四季を通じて花が絶えない。
展望台に登れば市街地は勿論、千葉港、川崎製鉄更に晴れた日には房総の丘陵も又東京湾に浮かぶ白帆越しに遠く富士の秀峰も望むことが出来る。
リーフレットの地図の中で「未完」となっている施設は、その後、どうなったのでしょうか。
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都市局公園緑地部中央・美浜公園緑地事務所
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