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更新日:2020年3月19日
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駐車場の奥に榎の巨木があり、この根元に「バー神様」がある。地元の古老の話によると、以前は2つの祠があったといい、風邪の神様と疱瘡の神様であったという。現在は1つの祠しかないが、ここに住んでいた家が野呂の街中に移転したときにもう一つの祠を持って行ったという。
山伏坂とは、昔、この辺りに山伏姿の落武者が住み、折伏(しゃくぶく)の折によくこの坂道を通ったことにより名づけられたという。売店の近くにある「おみねの坂」は、坂の下に井戸があり、おみねさんが水汲みに通ったという伝説による。
旧サイクリングセンターの近くの臨時駐車場付近に「市場山」と称する山林がある。土地の古老の話によると、大正時代に物干し竿が振り回せたくらいの洞穴があり、この洞穴に入って遊んだという。また、この洞穴に落武者が住んでいたという伝承もある。この付近から製鉄のときに出る金糞(かなくそ)鉱滓(こうさい)が多く出土することから、鉄製品の市場か、馬の市場が開かれた場所と思われる。
縄文時代から弥生時代にかけて、けものを追い落として捕えた、通称、坊山下にある谷津沼である。地元では「狼落とし」ともいう。この台地上に寺院があった。また、この谷津の奥地に向かって江戸時代の隠田(おんでん)の跡が残っている。この隠田とは、農民が公租を納めずに隠した田地をいい、江戸時代、新田開発が盛んになるとともに増加した。
上ノ台遺跡は縄文時代中期から後期及び平安時代の集落跡で、山ノ台遺跡は縄文時代中期、古墳時代の集落跡である。
千葉しらい風土記(2011、千葉白井風土記編纂会)
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