ちば会議vol.2

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千葉市内各エリアの「人と個性」にスポットを当て、その取り組みや想いを知るとともに、千葉市で活動する人たちがジャンルやエリアを超えてつながる機会をつくるサロン型イベント「ちば会議」を開催しました。

"会議"とは言っていますが、中身はトークライブ＆パーティー。前半は、4人のまちの人たちのトークライブを順番に楽しんだ後、後半は、参加者同士でご飯を食べながら交流を楽しむという、2部構成です。

日時　2024年10月10日(木曜日)19時00分～21時30分（開場18時30分）
会場　千葉市役所1階市民ヴォイド
参加費　市内参加者（在住・在勤・在学・活動者）　2,000円
　市外参加者　2,500円
　※夜ごはん・1ドリンクが付いています。
定員　70名
主催　千葉市まちづくり課

登壇者（トークライブ実施者）

SIGN PAINTERS(ERICAさん、大槻貞智さん)

古くて新しい仕事。プリントで看板を作るのが当たり前のこの時代に、昔ながらの手書きの看板で街を彩る2人組ユニットが幕張を拠点に活躍の場を広げています。

お店のウィンドウや壁、住居や車などの様々な場所でその腕を振るうのは、地元幕張出身のERICAさんと、福島出身の大槻貞智さんの2人で構成する、その名もSIGN PAINTERS。

サインペイントの世界にすっかり魅了され、その道を進むことを選んだというERICAさんと貞智さん。筆跡を感じる手書きの文字や、金箔や真鍮などを施すことによって生まれるその質感が、ならではの雰囲気をつくりだし、1つ1つの作品が、まちの軒先を彩ってきました。外での作業が多いので、制作過程そのものがライブパフォーマンスにもなり、まちの人たちと交流しながら、作品ができあがっていくのだといいます。

当日は、サインペイントの魅力とここに至るまでの道のりについてお話いただきました。

サインペインターズグラレコ

小坂　和巳さん(.Parler)

会社員生活にピリオドを打ち、自分の強みも弱みも考え尽くして、お店を出すならこれだと決めたのは、お直しとお洋服のお店。住宅地の中に店主の個性が点在する「裏チバ」に、また新しい風を吹かせています。店主を務めるのは、10代の頃から「いつも周りとは違う服ばかりを着ていた」という小坂和巳さん。

店名の「.Parler（ドットパルレー）」はフランス語で会話という意味で、こだわりの服を売るだけでなく、お直しもやるようになったのは、お子さんが自分のお気に入りのアイテムに執着するその姿にハッとさせられたからなのだと言いますが、依頼時や納品時など、お客さんのこだわりや好みを聞く時間は、小坂さんにとってとても大事な時間になっています。積極的にマルシェに出店したり、店内でコラボイベントを開催したりするのも、もっとお店のことを知ってもらいたいという気持ちはもちろん、そこで新たな関係が育まれていくからです。

当日は、お店にちりばめられたその想いやこだわりについてお話いただきました。

小坂さんグラレコ

増田　理絵子さん(印度料理シタール　レストラン部門)

44年前に開業し、カレーの名店として全国にその名を轟かせてきた、印度料理シタール。増田理絵子さんは、両親が立ち上げ、育ててきたそのお店に、新卒すぐに入社。現在、レストラン部門で奮闘を重ねています。

生まれた時から存在しているシタールには、勤続年数が長いスタッフが多く、お母さんみたいな存在な人も多いのだと言いますが、「お店自体が、お兄ちゃんのような存在」と語るところに、理絵子さんの側に、いつもシタールが存在してきたことを強く感じます。ご両親が見せ続けてくれたのは、地域における個人の価値とそこで働くことの意義。仕事を通じた幸せとは、稼ぐことだけではないのだと気づかせてくれました。

当日は、ここに至るまでのプロセスと、シタールへの想いについてお話しいただきました。

増田さんグラレコ

篠崎　源太さん(つなぐファーム＆さくらキャンプ)

土気駅から車で5〜10分。かつては上総国の一拠点としてお城が構えられていたその大木戸地区で、小さい頃からおじいちゃん子で育ったという篠崎源太さん。ある時、300年続く先祖代々の位牌を見て、自分にできることは何なのか、その"使命"を感じたと言います。泣く泣く土地を手放していくことも少なくない中で、たまたまやってきた「自然エネルギー×農業」という新たな分野に挑戦する「つなぐファーム」メンバーたちとの出会いが、篠崎さん自身、生まれ育った自然豊かな場所の可能性に目覚めるきっかけとなりました。

2022年には、自宅に隣接した大きな桜の木がある敷地内にキャンプ場「さくらキャンプ」をオープン。新しく地域にやってきた人たちと地元との橋渡し役も務めながら、毎日を過ごしています。

当日は、その想いとプロセス、そして、千葉市の郊外の魅力と可能性についてお話しいただきました。

篠崎さんグラレコ