更新日:2015年4月1日

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健康の問題

ストレスについて

人は、常に多くのストレスを受けながら生活しています。ストレスは、健康の問題(身体疾患など)、経済や生活の問題(ローン、事業不振など)、家庭の問題(家族の不和など)、勤め先の問題(人間関係・配置転換・過労など)などによって起こります。
このような問題をため込むと、深い悩みとなり、こころの病気になりやすくなってしまいます。体と心にストレスを抱え込んでいませんか?

こころの健康チェック表

以下の5つの各項目について、最近2週間のあなたの状態に最も近い点数をつけてみてください。
例:最近2週間のうち、その半分以上の期間を、明るく、楽しい気分で過ごした場合は、「3点」となります。

  最近2週間、私は・・・ いつも ほとんど
いつも
半分以上
の期間を
半分以下
の期間を
ほんの
たまに
まったく
ない
1 明るく、楽しい気分で過ごした 5 4 3 2 1 0
2 落ち着いた、リラックスした気分で過ごした 5 4 3 2 1 0
3 意欲的で、活動的に過ごした
5 4 3 2 1 0
4 ぐっすりと休め、気持ちよくめざめた 5 4 3 2 1 0
5 日常生活の中に、興味のあることがたくさんあった 5 4 3 2 1 0

WHO-5 精神的健康状態表(1998年版)より

採点方法

5つの回答の数字を合計して計算してみてください。

  1. 合計が13点以上
    特に心配はありません。
  2. 合計が13点未満、または5項目のうちいずれかに0または1の回答がある
    少し心配な状態です。

※このチェックはあくまでも一つの目安です。気になることがある場合は、医療機関・相談機関にご相談ください。

ストレスとうまくつきあうために

  1. 毎日の小さな苛立ち事には、ストレス解消法(スポーツ・趣味・レジャーなど)や休養が有効です。
  2. 親しい人(家族・友人・仲間・上司等)に話を聞いてもらうだけでも、不安が解消することもあります。
  3. 少し深刻な問題であれば、次のようなストレス対処法が有効です。
    1. 問題を整理して、解決のための選択肢を考えてみる。
    2. 自分の手に余る問題については、親しい人(家族・友人・仲間・上司等)に相談する。
    3. 事故や失敗など、起きてしまったことに対しては、親しい人(家族・友人・仲間・上司等)に話して、気持ちを整理して、これからのことを考える。
    4. 悲観的に考えてしまう時は、本当にそう考えるしかないのか疑ってみる。
      (問題を完全に解決しなければならないと思い込みすぎないようにする。)
    5. 根拠なく悲観的な予測をせずに、できるだけ前向きに考える。
  4. 市には、さまざまな問題の相談に応じる相談窓口もあります。お気軽に相談してください。

うつ病について

うつ病は、ストレスが続いたり、孤独や孤立感が強くなったり、将来への希望が見いだせないと感じたときなどにかかりやすくなります。
また、約15人に1人の方が生涯にうつ病を経験するといわれており、誰でも無理を重ねた場合にかかる可能性があります。

うつ病を疑うサイン

自分が気づく変化

  1. 悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分
  2. 何事にも興味がわかず、楽しくない
  3. 疲れやすく、元気がない(だるい)
  4. 気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう)
  5. 寝つきが悪くて、朝早く目が覚めてしまう
  6. 食欲がなくなる
  7. 人に会いたくなくなる
  8. 夕方より朝方の方が気分、体調が悪い
  9. 心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
  10. 失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
  11. 自分を責め、自分は価値がないと感じる など

周囲が気づく変化

  1. 以前と比べて表情が暗く、元気がない
  2. 体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる
  3. 仕事や家事の能率が低下、ミスが増える
  4. 周囲との交流を避けるようにする
  5. 遅刻、早退、欠勤(欠席)が増加する
  6. 趣味やスポーツ、外出をしなくなる
  7. 飲酒量が増える など

うつ病の自己チェック

過度のストレスが続くことで、気がつかないうちにうつ状態になっている場合があります。まずは、自分でチェックをしてみましょう。

チェック項目

  1. 毎日の生活に充実感がない
  2. これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった
  3. 以前は楽にできていたことが今ではおっくうに感じられる
  4. 自分が役に立つ人間だとは思わない
  5. わけもなく疲れたような感じがする

判定方法

上のチェック項目のうち、2項目以上が2週間以上ほとんど毎日続いていて、そのためにつらい気持ちになったり、毎日の生活に支障が出たりしている場合には、うつ病の可能性がありますので、医療機関や各区の保健福祉センター、こころの健康センターなどに相談してください。
このほかに、眠れない、食欲がないといった状態が続く場合には、うつ病の可能性も考えてみてください。

うつ病が疑われたら

自分がした方がよいこと

  1. 専門家(医師、保健師など)に相談(受診)してみてください。
  2. 休養と、場合によっては服薬が必要です。
  3. 早期に対策を行うと早く回復します。

周囲の人がした方がよいこと

  1. 困っていること、悩んでいることについて尋ねてください。
  2. 睡眠障害があったり、うつの症状が強くて日常の仕事、家事などが困難であれば、休養と治療を勧めてください。
  3. 各区の保健福祉センター、こころの健康センターや医療機関(精神科、心療内科、かかりつけ医)などに相談するよう勧めてください。その際、親しい人(家族、先輩、上司等)が付き添って行ってください。
  4. 本人が受診を拒否した場合、本人が信頼している家族、先輩、友人などから受診を勧めてください。


うつ病の治療は休養が優先です。無理に外出・運動・気分転換を勧めずに、病状が改善し、本人がその気になった時点で支援してください。

アルコール依存症について

アルコールと自死(自殺)にはつながりがあるといわれています。
アルコールは不眠症を悪化させ、それまで普通に眠れていた人まで不眠症にしてしまうことさえあります。眠れないのであれば、専門医に睡眠薬の服用について相談しましょう。アルコールの依存症は睡眠薬の依存症よりはるかに強力です。
アルコールは、思考の幅を狭め、自暴自棄な結論を導き出しやすくさせます。悩みを抱えているときに、飲みながら物事を考えるのはとても危険なことです。
アルコールはうつ病を悪化させ、健康な人にもうつ病を引き起こします。酔っている間は気持ちが多少和らいだ気がしても、酔いから覚めた後には、前よりも気分の落ち込みが悪化します。
アルコールは抗うつ剤の効果を弱め、予期しない副作用を引き起こすことがあります。精神科で投薬治療を受けている人は、飲酒すべきではありません。
アルコールの酔いは自死(自殺)を引き寄せます。アルコール依存症だけが問題なのではありません。一日、日本酒換算で2合半以上の飲酒は自死(自殺)のリスクを高めることが知られています。

(自殺予防総合対策センターパンフレット「のめば、のまれる」より)

本市では、こころの健康センターでアルコール依存症の相談を受け付けています(予約制)。


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このページの情報発信元

保健福祉局高齢障害部精神保健福祉課

千葉市美浜区幸町1丁目3番9号 千葉市総合保健医療センター2階

ファックス:043-238-9991

seishinhoken.HWS@city.chiba.lg.jp

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