産業構造の変遷

一貫して
第三次産業
中心

  • 産業構造の変遷
  • 商業・サービス業

市内総生産は第三次産業を中心に大きく増加

  • 千葉市は県都として多くの公共施設や商業施設、企業の事業所などが集積しており、一貫して第三次産業が産業の中心となっています。
    市内総生産(名目)は、1975(昭和50)年度以降大きく増加し、2006(平成18)年度以降は増減を繰り返しながらも、
  • 3兆4,000億円から3兆8,000億円台で推移しています。また産業3部門別内訳をみると、第一次産業の割合は0.2%と低く、第三次産業が80%以上を占めています。
  • 千葉市は県都として多くの公共施設や商業施設、企業の事業所などが集積しており、一貫して第三次産業が産業の中心となっています。
    市内総生産(名目)は、1975(昭和50)年度以降大きく増加し、2006(平成18)年度以降は増減を繰り返しながらも、3兆4,000億円から3兆8,000億円台で推移しています。また産業3部門別内訳をみると、第一次産業の割合は0.2%と低く、第三次産業が80%以上を占めています。
市内総生産(名目)

※一次産業:農業、林業、漁業など 二次産業:工業、建設業、鉱業など 三次産業:商業、金融業、運輸業、情報通信業、サービス業など ※基準改定により、2005(平成17)年以前の値は2006(平成18)年以降と推計方法が異なる項目がある。 ※「輸入品に課される税・関税」及び「総資本形成に係る消費税」の関係で、一次~三次産業の合計と総生産額が一致しない。

出典:内閣府「県民経済計算」(~2005(平成17)年)、
千葉市「市民経済計算」(2006(平成18)年~)

農業産出額は1990年代以降は減少傾向

  • 農業産出額は1971(昭和46)年以降増加傾向にあり、ピークの1986(昭和61)年には171億円となりました。その後は、年により増減がありながらも減少傾向が続いており、2018(平成30)年は86億円となっています。
農業産出額

※2007(平成19)~2013(平成25)年はデータなし。

出典:農林水産省「生産農業所得統計」(~2006(平成18)年)
「市町村別農業産出額(推計)」(2014(平成26)年~)より加工

鉄鋼業・食料品製造業の市内進出

  • 1953(昭和28)年に川崎製鉄千葉製鉄所(現JFEスチール東日本製鉄所(千葉地区))の操業が開始したことに伴い、1949(昭和24)年に18億円だった製造品出荷額等は、1955(昭和30)年には211億円と約12倍に増加しました。
  • また、1960年代には千葉港地区の食品コンビナートの整備により食料品製造業の企業が市内に進出し、本市の製造品出荷額等の増加に大きく貢献しました。
製造品出荷額等

※1949(昭和24)年~1961(昭和36)年は従業員3人以下を含む工場、1962(昭和37)年~1980(昭和55)年,1983(昭和58)年は従業員3人以下を含む事業所、1981(昭和56)年,1982(昭和57)年及び1984(昭和59)年以降は従業員4人以上の事業所が対象 ※「鉄鋼業」は1949(昭和24)年~1956(昭和31)年は「第一次金属」 ※「一般機械」は1949(昭和24)年~1966(昭和41)年は「機械」、2008(平成20)年以降は「はん用機械器具」「生産用機械器具」「業務用機械器具」の合計 ※「総額」は2015(平成27)年~2016(平成28)年はデータなし。点線の年はデータなし。

出典:千葉市「千葉市統計書」より加工

日本の貿易の拠点、千葉港

  • 千葉港は1954(昭和29)年に港湾指定されて正式開港した後、1965(昭和40)年には国際拠点港湾(特定重要港湾)に昇格し、主に輸入を中心に取扱量を伸ばしてきました。
  • 2018(平成30)年には全国第2位の取扱量を誇っており、日本の国際海上輸送網の重要な拠点となっています。
港湾取扱貨物量

※「輸移出」は輸出と移出の合計、「輸移入」は輸入と移入の合計 ※「移出」とは国内の他の地域に送り出すこと、「輸出」とは国内から国外へ送り出すこと ※1966(昭和41)年、1981(昭和56)年はデータなし。

出典:千葉市「千葉市統計書」(1951(昭和26)~2018(平成30)年)、国土交通省「港湾取扱貨物量ランキング」(2018(平成30)年)

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商業・サービス業

事業所数・
従業者数の
増加

  • 商業・サービス業
  • 産業構造の変遷

商業・サービス業の従業者数は「卸売業・小売業」が最多だが、
近年は「医療・福祉」の割合が増加

  • 商業・サービス業の事業所数や従業者数は、1972(昭和47)年以降1990年代にかけて人口の増加とともに大きく増加しました。
    従業者数は、1972(昭和47)年には「卸売業・小売業」が商業・サービス業全体の43.8%を占めていましたが、2016(平成28)年には24.6%にまで減少しており、一方で「医療・福祉」が15.1%と大きく増加しています。
従業者数(商業・サービス業)

※「サービス業(他に分類されないもの)」:自動車整備業、職業紹介・労働者派遣業など。

出典:総務省「事業所・企業統計調査」(~2006(平成18)年)
「経済センサス-基礎調査」(2009(平成21)、14(平成26)年)
「経済センサス-活動調査」(2012(平成24)、16(平成28)年)

幕張メッセの開業、観光入込客数の増加

  • 本市の観光入込客数は、1990(平成2)年頃から概ね1,500万人前後で推移していましたが、2010(平成22)年になると、景気回復による外国人旅行客の増加や中国人個人観光ビザの発給要件緩和、羽田空港の国際定期便就航などを背景として全国的にインバウンド需要が高まり、本市の観光入込客数も大きく増加して2,500万人を超えました。
  • その後も、毎年2,000万人を超える人が本市を訪れています。
    幕張メッセは、日本最大級の複合コンベンション施設として1989(平成元)年にオープンしました。国際会議や各種イベント、コンサート等の会場として幅広く利用されており、2019(令和元)年度には約700万人が来場しました。
  • 本市の観光入込客数は、1990(平成2)年頃から概ね1,500万人前後で推移していましたが、2010(平成22)年になると、景気回復による外国人旅行客の増加や中国人個人観光ビザの発給要件緩和、羽田空港の国際定期便就航などを背景として全国的にインバウンド需要が高まり、本市の観光入込客数も大きく増加して2,500万人を超えました。その後も、毎年2,000万人を超える人が本市を訪れています。
    幕張メッセは、日本最大級の複合コンベンション施設として1989(平成元)年にオープンしました。国際会議や各種イベント、コンサート等の会場として幅広く利用されており、2019(令和元)年度には約700万人が来場しました。
観光入込客数

出典:千葉県「観光統計概要」(~1997(平成9)年)
「観光入込調査」(1998(平成10)年~)

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