地震対策

 
I 地震の知識
 
 

1. 家屋の危険性

 

阪神・淡路大震災の死者の約8割は家屋の倒壊による圧死・窒息死等でした。

阪神・淡路大震災では亡くなった方の約8割は建物や家屋の倒壊によるもので、けがをした方の4分の3近くは家具の転倒などによるものでした。

災害発生時には、家具の転倒や散乱により逃げ遅れたりすることも十分に考えられます。各家庭では住宅の耐震化や家具の固定など、地震に対する備えをしておくことが非常に重要になります。

しかし、多くの方々が「自分の家は大丈夫」「自分だけは大丈夫」といった意識があり、家庭内対策はなかなか進んでいないのが現状です。

阪神・淡路大震災の状況を今一度思い出し、ご家庭や会社での防災対策に取り組んでください。

地震で崩壊した家屋

地震発生時に転倒・落下する家具や家電、ガラスなどは非常に危険な凶器となります。

●家具や照明器具をしっかり固定し、転倒や落下を防ぎましょう。
●わが家の耐震化を進め、危険箇所は修理しておきましょう。
●ガラスには飛散防止フィルムをはっておきましょう。
●ガラスなどが割れたときのためにスリッパや運動靴を用意しておきましょう。
●家の中に地震時の逃げ場となる安全なスペースを確保しておきましょう。
地震で家具が転倒した室内

データで見る阪神・淡路大震災

【平成7年厚生省
「人口動態統計からみた阪神・淡路大震災による死亡の状況」】
【平成7年2月神戸市消防局調査】